機材レビュー

Godox AD300Proを購入しました。

Godox AD300Proを購入しました。

Godox AD300Proはバッテリー式モノブロックです。
今までコメットのストロボしか使っていませんでしたが
現場で電源を確保しなければいけないし、
多灯撮影となるとコード類がすごく邪魔になっていました。
バッテリー式ならコードが無いので現場もスッキリ、片付けも簡単です。

Godox AD300Proは次世代カメラマンのためのストロボだそうですので、
若干引け目を感じながらいきなり2灯揃えてしまいました。

今まで荷物が嵩張るからという理由でスピードライトのワイヤレスで誤魔化していた現場でも
300Wの余裕の光量でライティングできるようになりました。

最近の中華製品はあなどれない。

中華製のストロボというと、ヒューズがすぐ切れたり誤発光が止まらなくなったり撮影途中でやる気を無くしてしまったりと厄介なものというイメージがありました。

台湾で購入したスピードライトは帰国後、最初の現場で煙が出てきました。

しかし最近は違いますね。品質の高さと独特のアイデアで良い製品がたくさん出てきました。

ドローンで有名なDJIの製品「Ronin S」というジンバルも壊れることもなく大活躍しています。
「SMARTTA SliderMini2」という電動スライダーにもお世話になっています。

Z6Ⅱにリグを装着してみました。

SmallRig Nikon Z6II カメラ専用ケージ-2926

ニコンのミラーレスZ6ⅡはZレンズのポテンシャルの高さもありとても綺麗な写真が撮れます。

ただ、デザインがカッコ悪い。

フジフィルムのAPS-Cカメラの方がクラシカルなデザインでカッコいい。

フィルムシミュレーションも楽しい。

Z6Ⅱをもっと現場で使いたくなるように見た目を変えることにしました。

現在は動画専用のカメラとして使っていますので、SmallRigのZ6Ⅱ専用ケージ2926を付けてみました。

抜群のカッコ良さ

2箇所をネジ止めして装着するのでガタつきもなくとてもカッコよくなりました。

アルミ合金ですのでそれほど重量はありませんが、程よい重さになり大きめのZマウントレンズとのバランスもよくなります。

いろいろなサイズのネジ穴があってマイクや外部モニターを装着できるようになります。

装着するとかなり厳つい感じになり重量も増します。

ジンバル撮影時には外すことになると思いますが、インタビューのような三脚固定撮影はこの状態になります。

このスモールリグのケージには底面に六角レンチとマイナスドライバーが一緒になったような工具が磁石で収納できるようになっていていつでも取り出せるようになっています。

ケーブル、バッテリー、メディアの抜き差し時にも干渉しない丁寧な作りです。

このSmallRig Nikon Z6II カメラ専用ケージ-2926は5000円ほどで購入できます。

さらにケーブルクランプやレンズサポートなど多様な製品がありますので、少しずつ揃えていく楽しみもできました。

GFX50Sで撮影が楽しくなりました。

中判ミラーレスを仕事に使う。

ここのところ少しずつGFX50Sを仕事に投入しています。

会席料理の撮影では、焦点工房のマウントアダプターを付けてNikon85㎜のシフトレンズを使ってみました。

レンズ面のチルトで被写界深度を稼ぎました。

このシフトレンズは35㎜フォーマットのクロップ無しで4:3の画角でそのまま使えました。四隅は若干減光していましたが多少広めに撮っておけば問題ありません。

ダイナミックレンジの広さに余裕が感じられ、撮影後のレタッチがかなりしやすくなりました。

外部ストロボを使った撮影ではプロビア(スタンダード)というフィルムシミュレーションで撮っておけば間違いないなと感じています。

ボディサイズは小さいのにマウントがでかいので純正レンズを付けるとレンズの大きさが際立ちすぎます。

マウントアダプターを付けてこの85㎜シフトレンズくらいのサイズがバランスが一番いい気がします。

GFX50Sの良さは自然光の方が分かりやすいのかも。

自分のポートレートスナップ。

仕事を済ませた直後のため髪の毛ボッサボサですが…。

自然光が降り注ぐ純喫茶にてフジノン純正レンズ45-100㎜の作品です。

滑らかな光のグラデーションとしっとり味のあるボケ方。

撮影者は建築カメラマン。手持ちでも水平垂直は外しません。

測距点を真ん中にした状態での試し撮りでしたのでいわゆる日の丸構図写真ですが、

4:3のフォーマットであれば日の丸構図も悪く無いなと感じた1枚です。

フィルム時代によく見た写真の雰囲気が出ていますね。

保育園児の撮影にも使ってみます。

明日は食育の雑誌の表紙の撮影がありますので、保育園児をGFX50Sで撮ってみます。

普通の人だとこの大きさのレンズを向けられるとちょっと嫌かもしれませんが、明日の園児は撮影も慣れている子達ですので安心です。

GFX50Sのフィルムシミュレーション

フィルムシミュレーションが面白くてたまらない!

富士フィルムにはフィルム名をチョイスして好みの描写を選べる「フィルムシミュレーション」というものがあります。他社ではピクチャーコントロールとかピクチャースタイルなどと言われるもの。

フィルムカメラの時代からカメラをやっている方にとっては懐かしさを感じるはずです。

ポートレートは「ASTIA」で、

ブツ撮りは「PROVIA」で、

風景は「Velvia」で、

モノクロは「ACROS」で、

なんて言っていましたね。

自分の好みを探してみようと同一条件で撮り比べてみました。

「Velvia」は多分使いませんね。

「ETERNA」は動画で映画っぽい表現をしたいときは使ってみたいです。

「クラシッククローム」はかなり好きですが、発色がやや鈍い。

「PRO Neg.Hi」か「クラシックネガ」辺りがかなりいい感じです。

 

中判ミラーレスFUJIFILM GFX 50SとNikonD850の画質比較

まだGFレンズが無いので35mmフォーマットモードで検証

中判ミラーレスのセンサーとフルサイズ一眼レフのセンサーではどのくらい画質に差が出るのか簡単に比較してみました。

絞りf8、シャッタースピード1/125秒、ISO100、オートホワイトバランス、ピクチャーコントロールはスタンダード。

使用レンズは「Nikon AF MICRO NIKKOR 105mm F2.8 F/2.8 D」この条件で比較しました。

1枚目がGFX50S、2枚目がD850です。

このくらいの構図ではどちらもそれほど変わりません。毛並みも美しく描写されています。ボケ具合もほとんど変わりません。

中判ミラーレスのセンサーにちょっと不信感を抱くとともにD850の画質の良さを再認識しました。

GFX50Sはやっぱり純正のGFマウントレンズじゃないとその描写は期待できないのかもと思ってしまいました。

拡大してみたら…

前の猫の目玉にピントをあわせていますので目の周辺を拡大してみたところ圧倒的な違いが出ていました。

1枚目がGFX50S、2枚目がD850です。

明らかにGFX50Sの方が毛並みが美しく描写されていますね。

WEBでの使用が多い昨今ではここまでの描写は必要が無いとも言えますが、この差を知ってしまうと急にGFX50Sが愛おしくなってきました。

トリミングも大胆にできますね。

早速現場に投入していこうと思います。

マルチパワーバッテリーパック MB-D18

マルチパワーバッテリーパック MB-D18

D850には純正の縦位置グリップがあります。

「マルチパワーバッテリーパックMB-D18」です。46,000円。

かなり高額です。

中国製「Neewer NW-D850縦型撮影用バッテリーグリップ MB-D18互換 2.4G Hzワイヤレスリモコンが付き」が8,000円。

この価格差を見ると中国製に飛びつきたくなるのですが、縦位置グリップはシャッターを切る重要なパーツですのでやはり純正にしました。

バッテリー残表示が当てにならないとか、そもそもボディ側が縦位置グリップを認識していないなどという口コミがあります。

実際にD810の縦位置グリップの互換品で痛い目に会っていますし。互換グリップも互換バッテリーも使い物になりませんでした。

仕事道具は信頼できるものを。

お客さんからお金をいただくのに互換品で済ませていては申し訳ないですからね。

しかし、重たい。

20代、30代の頃はこの重量のカメラを2台担いでいたわけですが、もう絶対無理です。

縦位置グリップは手持ちで縦構図の写真を撮る時の構図の安定性は当然ですが、三脚に乗せて縦位置でシャッターを押すときにカメラが揺れないようにするためにも必須です。

そして見た目。かなりいかつくなりますので「上手に写真を撮る人」という印象を与える効果がそこそこありそうです。

ミラーレスが主流になってきた今ではこの大きさは道具というより『武器』です。

そしてもう1つメリットは撮影に挑むモチベーションが上がるという点です。

これが一番大切かもしれません。

筋トレもしっかりやらないといけません。

F20号キャンバスプリントが届いた。

F20号のキャンバスプリント

ばかデカいキャンバスプリントが届きました。

F20号(727mm×600mm)です。

比較できるものを一緒に入れれば良かったのですが、このデカさ写真だけでは伝わりにくいですね。

ここまで大きいと飾れる部屋も限られそうです。

等身大を超えています。

小型犬なのにかなりインパクトがあって新鮮です。

カーテン越しの自然光で撮ると模様も一緒に写ってしまうので、影無しバージョンも撮っておきました。

個人的には自然光バージョンの方がリアルな感じがして好きです。

背景は先日自分でペンキを塗った戸板。

塗り方は素人ですが、日に日に味わいが出てきて使える背景素材になりました。

デジタルデータと写真

デジタルカメラで撮影したものはパソコンのモニターで見ますので、拡大表示はできますが全体を大きく見たくてもモニターサイズが限界です。

せっかくプリントするなら大きい方がいいですよね。

瞳の輝きや毛並みの美しさが良く分かります。

FacebookやInstagramの投稿も楽しいものですが、良い写真は是非プリントして見てほしいものです。

鉄を背景素材に

ブツ撮りで重要な背景素材

商品撮影の依頼をいただくのですが、ほとんどの場合背景素材の指示まではいただけません。

白背景、黒背景、切り抜き用のグレー背景などはわかりやすいのですが、イメージ撮影の場合は特にその指示がありません。

背景素材は被写体を引き立てるためのものですので意外と重要です。

この写真の背景は鉄です。

キャンプ用品でこの上で調理ができる鉄板です。

家ではコンロに乗せて油をしき炒め物に使っていました。

使い込んだおかげで程よいテクスチャーとなっています。

そしてこの青っぽい反射。重厚感が表現できます。

実際にめちゃめちゃ重たいです。

ライティングは定番のソフトボックス1灯

ある程度広範囲を柔らかく当てながら方向性も出しやすいので、俯瞰撮影にはソフトボックスが便利。

グリッドライトやオパライトも試してみますがやっぱりしっくりきません。

岐阜で商品撮影・料理撮影・カタログ撮影などの依頼をお考えの方は、ぜひカメラくらぶへお任せください。カメラくらぶでは、メニュー・パンフレットなど様々な用途で使用できる写真撮影を行っております。ご意見・ご感想などありましたらお気軽にお伝えください。

岐阜でのパンフレット撮影依頼ならカメラくらぶ

名称カメラくらぶ
住所岐阜県羽島市足近町市場34番地
TEL090-1414-9733
E-mailiwata@cameraclub2013.com

 

巣ごもりついでにフライングフード

フライングフード

自粛期間で暇な日が続いています。

家にいてもやる事がなくなってきましたのでフライングフードに挑戦してみました。

ハンバーガーの広告写真でよく見るやつです。

意外とイメージに近いものが撮影できました。

グリッドライトやオパライトなどいろいろ試してみましたが、結局いつもソフトボックスに落ち着いてしまいます。

光の方向も調節できますし、程よいコントラストが付きます。

撮影よりも大変なのは後片付けでした。

そろそろ仕事モードに入ります。

このメイプルシロップたっぷりのワッフルが今日のおやつです。

甘いものは好きなのですが、メイプルシロップの味が強烈で胃がムカムカしています。

コロナが落ち着いていきそうな気配が出てきたためか、仕事の依頼も入り始めました。

料理撮影の依頼がきてもフライングフードのような依頼は先ず無いのですが、どんな撮影でも一度やっておくと意外な場面で役に立つ事があります。

実際の撮影現場ではもたもたしていられないので冒険できませんが、家での撮影の場合はいろいろなライティングを試す事ができます。

外部ストロボでの撮影の場合、シャッタースピードは1/250秒以下じゃないと同調してくれないため動いているものはやはりブレてしまいますね。

動きものはハイスピードシンクロが可能なスピードライトを使うことになるのですが、GODOXのAD300Proならハイスピードシンクロに対応しているとのこと。

もう少し仕事が入ってきたら購入を考えようと思います。今のところは何とかなるので。

1/8000秒の世界

スピードライトで水の飛沫を写す。

オックスフォード大学が「10年〜20年後に無くなる職業」というのを発表していました。

AIが担える仕事はもう既に導入も始まっていますから10年もかからず無くなる仕事もありそうです。

サービス業の店員、警備員、タクシードライバーなどは想像しやすいです。

コロナ渦の緊急事態宣言のお陰で、「何か別の働き方はないか」「リスクの少ない業種は」「在宅でどのくらい稼げそうか」などいろいろ考える良い機会になりました。

世の中から写真が無くなることはまず無いので、オックスフォード大学の発表の中に「カメラマン」「フォトグラファー」とはっきり書かれてはいませんが、職業として成り立つかどうかは別の話みたいです。

カメラマンと言ってもジャンルが多様ですから。

スマホのカメラで撮った写真でもお金をいただければ生計が立てられる時代です。

インスタ映えの終焉

早かったですね。インスタ映えはもう時代遅れになってしまったそうです。

彩度高めのキラキラした写真なんてそりゃぁ直ぐ飽きますよ。

最近は、「秘めたストーリーを感じさせる萌え映え」だそうです。

インスタのように嘘で塗り固めた盛り写真よりも、リアルで素直で懐かしい感じにもどりつつあるとか。

「秘めたストーリーを感じさせる萌え映え」には懐古的な要素が重要です。

フィルムの質感、ノイズ、ピンボケ、周辺減光、彩度低め、友情、家族愛、感謝、感動…。

萌え映えも直ぐに終焉

結局はこの「萌え映え」も2〜3年で終焉を迎えます。

どんなに新しい価値観を生み出してもみんな2〜3年で飽きるんです。

流行を一生懸命追いかけてもいつか息切れしてしまいます。

ではカメラマンは何を撮ればいいのか?

流行を追いかけない方がいい。

カメラの新機能に頼らない方がいい。

AIは過去のデータを元に最適な答えを導き出すことが得意です。

AIが苦手なのはクリエイティブ(創造、発想)の分野かもしれません。

1/8000秒の世界

ということで、暇な在宅時間に超ハイスピード写真を撮ってみました。

クリアなフェイク氷ではなかったので、しっかり逆光が透過しずもやもやになってしまいました。

水の跳ね方はその都度違いますのでモニターをチェックするのがとても楽しみになります。

5回程の挑戦でそこそこいい感じの飛沫が撮れましたので、後は画像処理です。

さくらんぼは合成で入れてみました。