2020年08月

犬の肖像写真

むらバックで愛犬のポートレートを。

NHKで犬専門の写真館が取材されていました。

人物撮影をきっぱりやめて犬専門に変えたそうです。

屋外で飛んでいるように見える写真を撮ってる方もみえますね。

こういう写真はスマホでは撮れませんので、新鮮ですね。

ちょうどむらバックと犬のぬいぐるみがあったのでライティングを試してみました。

ライティングが結構大変。

毛並みの質感を綺麗に出すためには柔らかい光がいいのですが、大きなソフトBOXでは背景にも光が回り過ぎてしまい重厚感が出ません。

グリッドライトでピンポイントで当ててみましたが、実際は動くはずですので却下。

結局キャッチライトでもわかる通りソフトBOX2灯でサンドイッチライティングが最適でした。

背景に光が回らないようにカットする必要はあります。

これなら多少動かれても、2匹や3匹になってもそこそこ対応できそうです。

オシッコしちゃう犬もいるでしょうからむらバックの予備も必要ですね。

レンズをどうするか。

ぬいぐるみのように動かない被写体ならオートフォーカスの遅いマクロレンズでもいいのですが実際は激しく動くはずなので、標準レンズかオートフォーカスに強い中望遠レンズが必要かもしれません。今更マニュアルフォーカスで合わせる自信もありませんし。

こういう所にお金をかけないといけないのでしょうね。

犬を飼わなくてもいい。

柴犬とかラブラドールとか飼いたいなって思っていましたが、仕事柄面倒を見れそうにないので諦めていましたが、ペットの撮影が仕事になると毎回触れ合えるのがいいですね。

あえて飼う必要も無くなりそうです。

 

岐阜で商品撮影・料理撮影・カタログ撮影などの依頼をお考えの方は、ぜひカメラくらぶへお任せください。カメラくらぶでは、メニュー・パンフレットなど様々な用途で使用できる写真撮影を行っております。ご意見・ご感想などありましたらお気軽にお伝えください。

岐阜でのパンフレット撮影依頼ならカメラくらぶ

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電動スライダーが届いた。

SMARTTA Slider Mini2が届きました。

商品動画や料理動画、インタビューなどでも使えそうな電動スライダー「SMARTTA Slider Mini2」を購入しました。

海外のクラウドファンディングで購入する形でした。ちょっと不安もありましたが7月中に注文して8月から商品の発送が始まるとのことでした。

7月末までプレセールとして自由雲台を付けてくれるということで注文しました。

レビュー動画を確認してもかなり高評価でしたので期待値も高まります。

仕様

内蔵充電式バッテリーはチャージ時間わずか1.5時間で52時間稼働します。

耐荷重は水平方向で15Kg、垂直方向で1.25Kg。

可動域は20㎝程度。

379ドル=約40,000円。

スマホのアプリを使ってスピードの調節をしたりタイムラプスモードにしたりできます。

ドルで表示されると安く感じてしまいますが、40,000円はなかなかの出費ですね。

 

スライダーは手動のものを現場で何度か使いましたが、一定の速度を保つのにとても苦労します。

何度もテイクを重ねるため時間もストレスもかかります。

そこで電動のスライダーを探していたのですが、大きくて金額も高価なものしかありませんでした。

 

ようやく購入できるレベルの金額のものが出たという感じです。

 

コンデジに最適でしょうか…

可動域は20㎝程しかありませんが、そもそもスライダーの映像を何分も撮ることは無いので、20㎝あれば十分です。

ただ一眼レフに付けるレンズはレンズだけで1Kg程になるので、このスライダーをテーブルに置いて撮影しようとするとレンズの重さのために前のめりに倒れてしまいます。

仕方がないので三脚に取り付けて安定感を保たないといけません。

一眼レフを乗せてもテーブル置きで撮影できるようにするためには折りたたみ式の頑丈な脚を両端に付けるか、本体の重量を5Kg程にしないといけないのですが、それでは売りでもあるコンパクトさにかけてしまうので却下となったのでしょう。

プレセールで付いてきた自由雲台

自由雲台が付いてきました。ボールヘッド自由雲台です。

なかなか頑丈そうな作りでバッチリ使えそうです。

操作方法

操作方法は非常に簡単でした。

左サイドにあるボタン1つで操作します。

長押し…電源ON、電源OFF。

2回…右へ。

3回…左へ。

4回…真ん中へ。

簡単ですね。細かい調節はスマホでできますが、編集段階でどうにでもなるのでデフォルトのままで問題ないです。

ネーミング

日本人なら避けるネーミングですね。

 

UVレジン液でフェイク氷を作る

UVレジン液でフェイク氷を作ってみました。

 

フルーツドリンクの撮影で氷をどうするかが問題となりました。

氷が無いとフルーツが沈んでしまい間が抜けてしまう。

100均のフェイク氷は小さくてどれも形が同じなのでおもちゃにしか見えない。

銀一などのスタジオ機材屋で探すとアクリル製でものはいいけど、3㎝のもので1個13,310円。10個で133,100円。買う人いるのかな?

 

Youtubeでいろいろ調べてみるとUVレジン液で氷が作れるそうですのでやってみました。

UVレジン液250gで3,680円。製氷皿1,180円。

家にある綿、無ければ綿棒の綿を使って2.5㎝の氷が21個作れました。

レジン液は徐々に黄化していくそうですのでアクリルのように永久に使えるものではないのかもしれませんが、その都度作ったとしても圧倒的にコストがかかりません。

1つ1つ微妙に形が不揃いですのでかえってアクリルよりもリアルなフェイク氷になりました。

 

動画も静止画もディレクション能力が求められている様です。

動画が撮影できますと言っても撮るだけならコンデジでもスマホでも誰でも綺麗に撮れますから仕事にはなりません。

動画を作る目的をしっかり理解して、そのために最良な機材の選択をして、期待値以上の編集をぶちかまさないと仕事になりません。

動画の場合は、気の利いたBGMやエフェクトなどがいつでも使える様に準備しておくことも大切ですね。これが結構な出費です。

スマホで完結させられる無料編集アプリもたくさんありますが所詮はスマホでみる範囲内が前提ですので、納品して代金を請求するときに「スマホだけで観てください」と言っておかないといけません。

 

静止画の場合はと言いますと、動画に比べれば容量が小さいためスマホのアプリ程度のレタッチでも十分間に合ってしまいます。

プロカメラマンが施すレタッチよりもアプリの方が上を行っちゃってますね。

もうプロカメラマンに高額な費用をお支払いしてお願いしようとは思いません。安ければ頼んでもいいかなって程度です。

ということは非常に安い単価の仕事にオシャレなアプリを超えるレタッチを求められてしまいかねない悲惨な状況に直面しているわけですね。

 

SNSに踊らされて…

SNSはほとんどが自分のブランディングが目的で投稿されていますから、奇跡的に撮れた1枚だったとしてもそれがその人の普段の写真のように見せることができます。

家族写真のような人物メインでやってる人は次の仕事につなげるために、お客さんに「写真掲載してもいい?」なんて許可を得ながらたくさん撮った写真の中からいい感じのものを寄せ集め画像加工を施しまくって投稿しているのでしょうね。僕も投稿するならそうしますし。

しかし、静止画に関してはすでにディレクション能力はプロカメラマンには求められていませんね。アプリで誰でもできますので。

俯瞰撮影のセッティングが完成!

意外と大変な俯瞰撮影のセッティング

SNSの影響なのか近頃は俯瞰撮影の依頼が増えてきました。

今までは三脚を使ってやっていたのですがカメラとレンズが重たいとバランスが取りづらく、倒れそうになる様なこともありました。

頻繁にある仕事ではなかったのでその都度工夫をしながらなんとかこなしていたのですが、今回かなりの量の撮影になりそうでしたので最適なセッティングを模索してみました。

静止画であれば、脚立に乗って手持ちで終わらせる様な撮影でも動画となるとそうはいきません。

とりあえずテーブルに擬似被写体を並べてセッティングしてみます。

バランスの悪い三脚をやめてブームスタンドにカメラを乗せてみました。初めのうちは多少揺れますが直ぐに止まりました。

一番良かったのはマンフロット のギア雲台。

水準器を付けてカメラの位置を微調節していきます。このときにマンフロット のギア雲台なら極めて正確な構図に追い込めます。

BlackmagicVideo Assistも大活躍。

カメラの録画開始ボタンを押すとどうしても揺れてしまいますので、リモートレリーズが必要になります。

しかしこのBlackmagicVideo Assistという外部モニターは録画もできるので、この外部モニターで録画をすればカメラを触らなくても録画できます。

画面表示が逆さまなのは、カメラを対面側から俯瞰に持ってきているため画面の上下が180°逆になってしまうからです。

そのままモニターに移すと上下逆さまなのでモニターのセッティングで180°回転させて表示しています。

このセッティングがほぼ完成型ではないかと思っています。