2019年08月

そろそろ仕事モードに。

仕事しないとね。

お盆が終わって猛暑も終わってそろそろ仕事が重なってくる時期です。

いい歳して気ままなフリーランスのカメラマンをしているわけですが、周りからは「そろそろ法人にして老後に備えたら」とか「スタッフを雇ってもしもの時に備えるべき」などの忠告が聞こえてくるわけです。

法人組織にすることが目的であれば、ブライダル、学校関係、家族写真のような誰でも撮影できて簡単でミスがそこそこ許されるジャンルを攻める方法があります。技術の未熟なカメラマンでもいいので手配はしやすくなりますからね。

コマーシャル関係なら、「ブツ撮り」ですね。ライティングさえ決めてあげれば後は流れ作業。早朝だろうが夜中だろうが仕事ができますので効率がいいです。

こう考えるとどれもあまり魅力的な仕事ではないんですよね。もう少しやり甲斐があって、達成感が得られて、多くの人の役に立って、自分の撮影技術も向上させていける。そんな仕事はフリーカメラマンとしてしか無いんですね。残念ながら。それがあるから今だにフリーランスのカメラマンをやってるわけです。

あれこれ考えても結論が出ませんので新しいギターを購入しました。

エピフォンel-00

「ギターを上達させるにはブルースがいい」という話がありますので、いつかはやってみたいと思いながら何度も挫折し、結局ダサい青春フォークやビートルズの好きなフレーズだけやるなんちゃってな状態を続けてきてしまいました。

ブルースといっても淡谷さんとか青江さんがやってるブルースとはちょっと違います。

クラプトン、ジミページ、ジミヘン、レイボーンなど僕が好きなギタリストの原点となっている方のブルースです。とくにデルタブルースがいいですね。

白人のカントリーミュージックとは違ってデルタブルースは黒人労働者の方達が生み出したものなので、ややダークで薄汚れていて悪魔的な不気味さもあって最初は取っつきにくいのですが、その飾らないリアルな感じが凄くカッコいいわけです。

ステージ上でスポットライトを浴びながら多くの観客を沸かせるようなものではなく、小さな酒場の片隅で数人の仕事仲間に向けて自慢の歌とギターテクニックを見せつけるというさりげない楽しみ方がいいですね。

さっきまで飲んでいたウィスキーボトルの先っぽやジッポーライターを使って乾いたスライドギターの音を奏でたりっていいですね。ピックはサムピックをつけるかもしくは無しか。このスタイルです。

なのにギターは安くない。

こうくると普通はギターも安物がいいとなると非常に助かるのですが、彼らブルースマンが好んで使用したギターが「ギブソンl-00」。このギブソンl-00は小柄なギターですが復刻版で軽く40万円を超えてきます。ビンテージなら桁を数えるのに時間がかかるくらいします。

こんな時はエピフォンに頼むしかありません。

するとありました。「エピフォンel-00」。「e」が付いているのはエピフォンの「e」なのか、エレアコの「e」なのかは知りませんがこのギターはエレアコです。

先ずは神様ロバートジョンソンのクロスロードブルースを練習してみます。

クリーム時代のクラプトンのクロスロードもカッコいいですが、先ずはロバートジョンソンからやってみます。