2021年01月

コロナ禍だからブツ撮り。

コロナ禍でますます需要が増すブツ撮り

個人的にはロックダウンのような強烈なハンマーでコロナを根絶させた方が良いと思うのですが、日本人には強権的な力に異常なほどの拒否感があってできないそうですね。

ということは、この先も緊急事態宣言を出したり解除したりを延々と繰り返すことになりそうです。

結果的に職が無くなる人や潰れる企業も当然出てくるとは思います。

でもそのお陰で需要が高まる職種や業種、新しい産業も産まれてくるわけですので、自分の立ち位置をどこに置くかは重要な選択となりそうです。

ブツ撮り(商品撮影)の需要が増す。

ブツ撮りは在宅ワークが可能です。写り込みの処理や光の周りすぎる問題がクリアできれば6畳ほどのスペースである程度の商品は撮影できます。

インターネット販売を活用する企業もどんどん増えてくることが想像できます。

予算に余裕のない個人店でもBASE(ベイス)やSTORES(ストアーズ)などの無料ECサイトを利用することで簡単にショッピングサイトの運営ができます。

WordPressのテーマにもWooCommercsやWelcartと連携してショッピングサイトを運営できるものが出てきました。

魅力的に撮ることの難しさ

ヤフオクやメルカリへ出品するための使い捨ての画像であればスマホで十分なのですが、ショッピングサイトで使用する画像は結構大切です。

商品画像のクオリティが売り上げに大きく影響します。

僕はどういうシステムなのかよくわからないのですが、自分のサイトやブログに掲載する画像でも何故か良い写真の時に閲覧数が増えている気がします。

どうせ誰も見ないだろうと適当な画像を使うと本当に誰も見にこない。これはどういうシステムなんでしょうか?

SNSとの連携を駆使して売り上げを伸ばすためにはこの「拡散性」を理解して武器にすることが必須となりそうです。

この点はもっと勉強しないといけません。

尻すぼみジャンルは記念日撮影

入学式、卒業式、七五三、成人式、結婚式など人生の記念日は何度かあります。

ひと昔前までは、大切な記念日だから写真に残しておきたいという思いでカメラマンにお金を払って依頼していました。

現在は、写真に残すことが目的であればスマホでもOKです。大きなデータで残したいのであれば家電量販店にそれを叶える機材が売っています。

高いお金を払ってカメラマンに頼むという選択肢はほぼ無くなります。

「知り合いだし安くやってくれるなら」など条件が付けばあるかもしれません。

人物写真よりハードルが高い物撮り

人物撮影は対面ですし周りにも取り巻きがいたりして華やかではあります。

上手に撮ってあげればその場で直ぐに喜んでいただけて楽しいものです。

喜びの大きさ=仕事の対価

という方式にあてはめると、自分を綺麗に撮ってもらえた時の喜びというのは非常に微々たるものであることがわかります。

ビジネスが成功した時の方が断然喜びも大きいわけです。

ビジネスの成功に大きな役割を果たすのがブツ撮りです。

結果が出るまでにはタイムラグがありますし、1回だけでは成果が出ないかもしれませんし、時にはその画像のせいで売り上げを下げてしまうこともあるかもしれません。

だからブツ撮りはハードルが高いジャンルだと言えます。

グラス3つ撮るだけでも実は照明機材をあれこれ変えたり、距離を変えたりして何度も撮り直しています。

この写真には見本があって、それに近づけるように試行錯誤を繰り返しています。

なんとなく納得できるまでやってみたのですが、物の配置やカメラの角度、トリミングなどもっと良い方法があるかもしれません。

このように自粛期間で時間がある時はブツ撮りの技術を磨いていこうと思います。

 

巣ごもりついでにフライングフード

フライングフード

自粛期間で暇な日が続いています。

家にいてもやる事がなくなってきましたのでフライングフードに挑戦してみました。

ハンバーガーの広告写真でよく見るやつです。

意外とイメージに近いものが撮影できました。

グリッドライトやオパライトなどいろいろ試してみましたが、結局いつもソフトボックスに落ち着いてしまいます。

光の方向も調節できますし、程よいコントラストが付きます。

撮影よりも大変なのは後片付けでした。

そろそろ仕事モードに入ります。

このメイプルシロップたっぷりのワッフルが今日のおやつです。

甘いものは好きなのですが、メイプルシロップの味が強烈で胃がムカムカしています。

コロナが落ち着いていきそうな気配が出てきたためか、仕事の依頼も入り始めました。

料理撮影の依頼がきてもフライングフードのような依頼は先ず無いのですが、どんな撮影でも一度やっておくと意外な場面で役に立つ事があります。

実際の撮影現場ではもたもたしていられないので冒険できませんが、家での撮影の場合はいろいろなライティングを試す事ができます。

外部ストロボでの撮影の場合、シャッタースピードは1/250秒以下じゃないと同調してくれないため動いているものはやはりブレてしまいますね。

動きものはハイスピードシンクロが可能なスピードライトを使うことになるのですが、GODOXのAD300Proならハイスピードシンクロに対応しているとのこと。

もう少し仕事が入ってきたら購入を考えようと思います。今のところは何とかなるので。

クリスタルガイザーチャレンジ

近頃流行のクリスタルガイザーチャレンジ

クリスタルガイザーをいかに綺麗に撮れるかというチャレンジ。

部屋にあったのは2本のみでしたので、フォトショで分身させました。

最初は拡散光を当ててみたのですが、なんとも頼りない普通の水になってしまったので、

グリッドライト1灯直当てにして逆サイドを黒レフで黒締め。

向かって右側が暗く落ちるかと思いきや、水自体が透明なため逆サイドまで光が届くようです。

流石に1灯だけでは白飛びと黒潰れが激しいので、明るさ違いを数枚撮っていいとこ取りの合成でなんとかなりました。

次は水槽に投げ入れた瞬間を撮影してみようと思います。

1/8000秒の世界

スピードライトで水の飛沫を写す。

オックスフォード大学が「10年〜20年後に無くなる職業」というのを発表していました。

AIが担える仕事はもう既に導入も始まっていますから10年もかからず無くなる仕事もありそうです。

サービス業の店員、警備員、タクシードライバーなどは想像しやすいです。

コロナ渦の緊急事態宣言のお陰で、「何か別の働き方はないか」「リスクの少ない業種は」「在宅でどのくらい稼げそうか」などいろいろ考える良い機会になりました。

世の中から写真が無くなることはまず無いので、オックスフォード大学の発表の中に「カメラマン」「フォトグラファー」とはっきり書かれてはいませんが、職業として成り立つかどうかは別の話みたいです。

カメラマンと言ってもジャンルが多様ですから。

スマホのカメラで撮った写真でもお金をいただければ生計が立てられる時代です。

インスタ映えの終焉

早かったですね。インスタ映えはもう時代遅れになってしまったそうです。

彩度高めのキラキラした写真なんてそりゃぁ直ぐ飽きますよ。

最近は、「秘めたストーリーを感じさせる萌え映え」だそうです。

インスタのように嘘で塗り固めた盛り写真よりも、リアルで素直で懐かしい感じにもどりつつあるとか。

「秘めたストーリーを感じさせる萌え映え」には懐古的な要素が重要です。

フィルムの質感、ノイズ、ピンボケ、周辺減光、彩度低め、友情、家族愛、感謝、感動…。

萌え映えも直ぐに終焉

結局はこの「萌え映え」も2〜3年で終焉を迎えます。

どんなに新しい価値観を生み出してもみんな2〜3年で飽きるんです。

流行を一生懸命追いかけてもいつか息切れしてしまいます。

ではカメラマンは何を撮ればいいのか?

流行を追いかけない方がいい。

カメラの新機能に頼らない方がいい。

AIは過去のデータを元に最適な答えを導き出すことが得意です。

AIが苦手なのはクリエイティブ(創造、発想)の分野かもしれません。

1/8000秒の世界

ということで、暇な在宅時間に超ハイスピード写真を撮ってみました。

クリアなフェイク氷ではなかったので、しっかり逆光が透過しずもやもやになってしまいました。

水の跳ね方はその都度違いますのでモニターをチェックするのがとても楽しみになります。

5回程の挑戦でそこそこいい感じの飛沫が撮れましたので、後は画像処理です。

さくらんぼは合成で入れてみました。

スピードライトの連結

屋外用のライティングに。

料理撮影や商品撮影が多いので、普段はコメットさんのジェネレーターかモノブロックを使っています。数も豊富にあるので困ることはありません。

しかしなぜかここのところ、屋外ロケ撮影が増えてきました。

屋外ロケではニコン純正のスピードライトをスタンドに乗せてワイヤレスコマンダーSU-800から指令を出す「オフカメラライティング」を利用します。

多灯ライティングもできるのですが、複数のスタンドを1人で持ち運ぶのは無理なので、できれば1灯でこなしたいところです。

低感度でスピードライトを傘バウンスするとそこそこ光量が必要ですし、ハイスピードシンクロの場合もガイドナンバーが小さくなってしまい直当てならなんとか使えるかなというレベルです。

つまり光量が少ない。

昨年、Godoxからバッテリータイプの「AD300Pro」が発売されて気持ちが揺らぎました。Profotoの同じようなコンセプトで「B10」がありますがこちらの200,000円に比べれば、「AD300Pro」は60,000円ですので激安です。

300Wというのは消費する電力量の数字ですので、ガイドナンバーに換算はできませんが、コメットのモノブロック300Wの感覚で比べるとスピードライトよりは遥かに光量は期待できそうです。

ただ、いざ購入するとなると予備のバッテリーや専用のリフレクターやソフトBOXなど周辺機材も一度に購入しないといけないのでまあまあお金がかかります。

そこで、今ある機材でもう少し光量を稼ぐ方法を考えてみました。

スタンド1本にスピードライト2灯。

スピードライトを2灯にしてみました。

おそらく1段分程度は光量が増えると思います。

バイスクランプでアンブレラホルダーを挟み、このバイスクランプにもう1つアンブレラホルダーを接続。

これで2つのスピードライトを1本のスタンドに乗せることができました。

ところが、これを持ち上げるとかなりの重量になります。しかも重心が最上部になってしまうのでかなり不安定。

重心を安定させるためにスタンドの下の方にウエイトを装着しないといけません。

結果的に1人での持ち運びには向かないシステムになっていました。