2019年05月

スタジオライティング

人物撮影のスタジオライティング

久しぶりに衣裳屋さんで撮影の依頼がありましたので、覚えも兼ねてライティングについてです。

バック照らしを両サイドから2灯、人物から見て右斜めから上下2灯(メイン光)、左サイドから1灯、合計5灯ライティングです。

人物が1人の場合はサイドをレフ板にすることもできますが今回は婚礼の前撮りですので2人です。

ですので、左サイドからも1灯当てて影になる部分を若干明るく照らします。

ブームスタンドを使ってトップライトを入れるとほぼ完璧になりますが、機材が増えればそれだけ転倒の危険性が増しますので今回はやめました。

その代わりメイン光上段のソフトボックスをやや下向きにしてカバーできればという感じです。

光のカットも重要

このバック紙は最初から光が当たっている感じがそのまま描かれているので、バック照らしの2灯は実は無くてもそれなりに背景が暗めのカッコいい写真は撮れます。

しかしそこは手を抜かずしっかり照明を当ててあげるとシャキッとした写真になります。さらにメイン光とサイド光が作る被写体の足元の影も和らげてくれます。

気をつけないといけないのは背景照らしの照明は被写体のすぐ横から背景に向けて当てますので、その光が被写体に直で当たってしまうことがあります。

狭い場所では特に当たりやすいです。

そんなときは黒ケント紙などで被写体に向かってくる光をカットしておきます。写真ではリフレクターに黒ケント紙をテープで貼ってあるのが見えます。

セッティングの順番

昔は1灯1灯露出計を使って光量や角度などを調節していましたが、デジタルカメラならシャッターを押せばモニターで確認できますので露出計は使わなくなりました。シンクロコードがいらないので現場もスッキリしています。

まずシャッタースピードを1/120秒に設定、感度をISO100に設定、絞りをf8〜f11辺りに設定。

背景照らしの2灯を炊いて背景の露出を決めます。明るめでも暗めでも好みで決めます。

次にメイン光の上下2灯の光量と角度と距離を決めます。400Wのモノブロックで1/4程度の光量だったと思います。

次にサイド光をメイン光の半分以下くらいに設定して角度と距離を決めます。

複数ポーズに対応可能

確実に撮らないといけないポーズは2〜3カットくらいですが、その場のノリで見つめ合ってもらったり背中合わせになってもらったり向かい合ったりいろいろなポーズを撮ってあげたいので、このライティングなら顔がどちらに向いていても光は補えているので、照明をいちいち気にしずにポージングの指示に集中できます。

フリーペーパーの衝撃

ブルーリボンライダー見参!

岐阜でカメラマンをしております。たまに動画の撮影・編集も請け負っております。

いつもおじゃましている足近保育園さんから「今からブルーリボンライダーが園に来るので撮影に来てください」と電話がありました。

午後からの仕事には少し時間があったので行くことにしました。

愛知、岐阜、三重の3県の保育園、幼稚園を対象に発行している「きらきら」というフリーペーパーさんの企画のようでブルーリボンキャンペーンの一環でブルーリボンライダーと一緒に各地の園を廻っているそうです。

オレンジリボンキャンペーンは虐待防止のキャンペーンで聞いたことはありましたが、ブルーリボンは何のキャンペーンなのか未だにわかりません。拉致被害者救済のキャンペーンもブルーリボンだったと思いますが、まさか違いますよね。

フリーペーパーさんの専属のカメラマン

年長さんの写真が「きらきら」の表紙になるそうで専属のカメラマンさんも来ていました。ライダーと一緒に踊ったりバイクにまたがって写真を撮ったり園児たちも楽しんでいるようでした。

フリーペーパーの衝撃!

10年ほど前に「フリーペーパーの衝撃」という新書が発売されて興味深く読ませていただきました。10年ほど前はTV、ラジオ、新聞、雑誌などの媒体がデジタルメディアに打撃を受け始めた頃で、そのデジタルメディアへの対抗手段として既存のメディアがこぞってフリーペーパーを世に送り込んでいた時でした。

既存のメディアはどうしてもスポンサーが必要ですので、スポンサーを喜ばすための企画づくりに偏ってしまうというジレンマがありましたが、デジタルメディアやフリーペーパーはその足かせから解き放たれるので企画の自由度も高くなります。

当時はデジタルメディアとフリーペーパーが主要メディアとなり世の中を席巻していくものと思われていました。

しかし、10年経った現在状況はもう一段階進んでいるようです。

フリーペーパーも危機的状況に陥っているように見受けられます。フリーパーパーには飲食店や美容院をたくさん集めて掲載するパターン、アート系、報道系、スポーツ系、音楽系、学生新聞系、高齢者向け情報誌…様々なコンテンツがあるわけです。

現在それら全てのコンテンツはほぼ完全にスマホがあれば得られるものばかりなんですね。

スマホの衝撃!

日々のニュース、試合速報、緊急災害情報、ナビ機能など挙げればキリがありませんがフリーペーパーでは得られない情報までスマホなら得られます。

こうなるとフリーペーパーって必要でしょうか?ってなりますね。印刷された写真よりスマホの画像の方が綺麗ですし。

カメラマンとしては…

カメラマンとしては自分の撮影した写真がデジタルメディアに掲載されるより紙媒体に掲載される方が価値のあることだとこれまで信じてきましたが、最近では少し考えも変わってきました。

現在では依頼の7割以上はデジタルメディアであり、雑誌やメニュー、看板やポスターの為の撮影依頼は激減です。

そして…

「使うかどうかわからないけど撮っておいて」「思ったより早く終了したから俺たちのプロフィール写真撮ってよ」「今日撮ってくれた写真の中からどれかいいの選んでラインに送っといて」「フリーペーパーにも使いたいから東京の制作担当者にメールで送っといて」

こんな要望が増えてきましたが、いちいち目くじら立てず「はい。了解しました。」と答えるようにしています。

もし、「それは別料金です。」とか「それはできません。」なんて答えれば次の依頼は無いでしょうね。

「お役に立てただけで僕も嬉しいです」こういう姿勢でいこうと思います。

撮影した画像はなるべく早く納品する。できればその日のうちに。相手が使いやすいようにレタッチ。解像度も無駄に大きくならないように下げておく。ギガファイルの保存期間が過ぎてしまえば何回でも送り直して差し上げる。

 

みじめな仕事ですね。

ニコンD810動画撮影での不具合

動画撮影ボタンが機能しない。

歯医者さんのインタビュー動画の撮影時、カメラの撮影ボタンを押しても撮影が始まらないという意味不明な現象が起こりました。

電源を切ったりバッテリーを出し入れしたりあれこれ試しましたがいっこうに動きません。

現場に気まずい空気が流れ始めたため、もう1台のカメラに急いでケーブル類をつなぎ直してその場はしのぎました。

他社製レンズを付けると不具合が出やすい

シグマやタムロンなどの他社製レンズを動画に使用すると不具合が出やすいという報告があります。この場合は大抵はオートフォーカスに関する不具合だと思います。

今回は他社製ではありませんが、50㎜f1.2という極めて古いニコンのAiレンズでしたがボディを変えたら問題なく撮影ができたのでレンズが原因ではないことは確かです。

ライブビューモードに不安

以前にモバイルバッテリーで動画を撮影してみたことがありましたが、ライブビューモードボタンを押した瞬間にアップしたはずのミラーが勝手に戻ってしまうという不具合がありました。その時はおそらくモバイルバッテリーの電源供給が弱いのかと思い、純正バッテリーに変えたら直りました。

ライブビューモードはかなりの電気を消耗するようです。

このことから、動画撮影時の電源供給は潤沢に行える環境にしないといけません。

今回の不具合はライブビューまではできていたのですが、なぜ録画ができなかったのでしょうか?

撮影終了後、車でもう一度撮影を試してみたら問題なく撮影できました。現場で何をやっても無理だったのに。

家に帰ってからもう一度原因を探ってみました。

外部録音に繋いだTASCAM DR60Dやガンマイク、外部モニターなどをゆっくりチェックしてみました。

どれも問題は見つかりませんでしたが、唯一TASCAM DR60Dのアルカリ電池が急激に消耗していてもうすぐ切れかけていました。

TASCAM DR60Dはカメラからの電源を利用しているわけではないのでこれが原因ではないと思いますが、動画撮影ではバッテリー消費問題はまだまだ解消されません。

大迷惑大型連休。

大型連休やっと終わりましたね。

大型連休が終わったというのに僕はまだ連休が続きます。

僕はフリーのカメラマンですので、仕事の依頼が入らないとニートと一緒です。料理の撮影にしても他の商品撮影にしてもだいたい依頼は2週間前くらいに入ることが多いです。

そのため連休が明けてから2週間後くらいに仕事が詰まってきます。というわけで僕はまだまだ連休が続くわけです。

連休中は渋滞があるのでお出かけも控えていましたが、この暇な時期に先日購入したRONIN Sでも持ち出してスタビライザー動画の練習でもしようかと企てております。

しかし、意外と寒く風も強いので元来出不精の性格なため早くも気持ちが萎えかけております。

部屋でコーヒーを飲みながらアマゾンプライムで戦争映画を鑑賞している方が良さそうな気がします。

新元号に浮かれる奇妙な人々。

御朱印がそんなにありがたいものなのでしょうか?元号が変わる=おめでたい?何が?

経済効果のことを指しておめでたいということでしょうか?

あまり突っ込みすぎると過激な方から怒られそうなのでこの辺で。

カメラくらぶは、岐阜で動画の撮影・編集も行っています。イベントの記録動画、インタビュー動画、企業PVなどお気軽にご相談ください。

岐阜で動画・編集のことならカメラくらぶ

名称カメラくらぶ
住所岐阜県岐阜市柳津町下佐波4-75
TEL090-1414-9733
E-mailiwata@cameraclub2013.com

卒園記念DVD完成!

GW前半で卒園記念DVDの作成が終わりました。

元号関連の番組しかなくいつもよりつまらないインドアGWのおかげで卒園記念DVDを早くも完成させることができました。

園長先生が1年間撮り溜めたイベントや日常の保育の様子を2枚のDVDに収まるように編集してDVDを作成します。好きなところから見られるようにチャプターメニューも作ります。

動画編集に3日、パッケージの作成に1日、30人分のDVDの作成に3日、合計7日間かけての作業となりました。

園児たちはすでに小学校に行っていますが、7月の園の同窓会で卒園アルバムと一緒にこのDVDを受け取ります。

喜んで頂ければ幸いです。

 

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