商品撮影のアレコレ

機材の購入と処分

やけくその散財

GFXの信者の僕はついにGFX50SをGFX50SⅡにグレードアップする決断をしました。

このGFXへの献金が先祖供養になると思えば心も安らかです。

GFX50SとGマウントのレンズ、ニコンFマウントの機材を売却してニコンZ9を購入することも考えました。

画素数は4500万画素。8K30Pや4K120Pの動画が撮れる化け物カメラです。

プロカメラマンならZ9を迷わず選択するべきかもしれません。

しかしボディだけで1.3kgのカメラに重たいZマウントレンズを付けての動画撮影は現実的ではない。

実際GFX50Sもレンズが重過ぎて動画には使っていませんでした。

オートフォーカスがほとんど使えませんし。

決め手はGF35-70mmF4.5-5.6 WR

GFX50SⅡのキットレンズとされているGF35-70mmですが、F値は暗いしワイド側とテレ側ではF値が変わってしまいます。

このような撒き餌レンズは眼中になく欲しいのはボディだけでした。

GFXシリーズを動画カメラとして運用するカメラマンが少ないようでなかなか情報が出てきませんでした。

いろいろ調べてみるとちょっと興味が出てきました。

このレンズは重さたったの390g。f4通しのZマウントレンズでも500gはあります。

絞りリングを廃止して小型化したレンズ群のおかげでオートフォーカスが速くなっています。

さらにフォーカスブリージング(ピンと位置が変わる度に画角が変わってしまう現象)が強力に抑えられているそうです。

900gのGFX50SⅡにこのレンズを付けても合計1290g。Z6Ⅱに24-70-f4をつけた時の重さとほぼ同じです。

これなら是非GFX50SⅡのフィルムシミュレーションを使って動画を撮ってみたい。

これは仕事じゃなくて趣味の話ですけど。

ということでGFX50SⅡを購入することになりました。

GFX50Sを下取りにしても追い金がまだまだ必要ですので使っていない機材を処分することにしました。

動画用のスライダーや音声のレコーダー、Fマウントレンズなどをかき集めて処分しています。

お金は回るようになっているみたいです。

この雨の数日ずっと仕事が無く、こんな時に機材なんか買ってる場合かと自分に言い聞かせていましたが暇であればあるほど機材のことばかり考えてしまいダメですね。

ついに我慢できず恐ろしい凶行に出てしまいました。

GFX50SⅡをポチり、予備バッテリーをポチり、動画用の定常光までポチりました。

すると不思議なことに次々に仕事の依頼が入ってきて空いていた日がどんどん埋まっていきました。

ありがたいことですが本当に不思議です。

お金は使うことでまた回ってくるようになっているみたいですね。

岐阜で商品撮影・料理撮影・カタログ撮影などの依頼をお考えの方は、ぜひカメラくらぶへお任せください。カメラくらぶでは、メニュー・パンフレットなど様々な用途で使用できる写真撮影を行っております。ご意見・ご感想などありましたらお気軽にお伝えください。

岐阜でのパンフレット撮影依頼ならカメラくらぶ

名称カメラくらぶ
住所岐阜県羽島市足近町市場34番地
TEL090-1414-9733
E-mailiwata@cameraclub2013.com

 

商品撮影に必須のアオリができるカメラ

現役で使用している大判カメラ3機種

フィールドタイプ…ホースマン45FA

ビュータイプ…ジナーf2、トヨビュー45G

フィールドタイプのホースマン45FAは軽量なので出張現場での料理撮影に活躍しています。

大判カメラのレンズはどれも古いのですが、もともと高解像度が得られるように作られていますしGFX50Sのセンサーで撮影するとなるとレンズの中心部しか使わないので高画質な写真が撮れるはずです。

ベースチルトとセンターチルト

アオリの中でチルトを使うときはレンズ面を上に向けたり(チルトアップ)、下に向けたり(チルトダウン)します。

このときレンズの中心部を軸にするのがセンターチルト。

レンズ枠の底の部分を軸にするのがベースチルト。

センターチルトの方が画像の移動が少ないためアオリ後の構図修正やピント修正も楽になります。

このメリットと引き換えに構造上どうしても重量級のカメラになってしまいます。

トヨビューはセンターチルト方式ですので撮影はとてもやり易いのですが、非常に重たいカメラです。

ジナーはベースチルト方式ですので比較的軽い機種です。

自動ロック機構があるジナーP2などは結構重たいですが、自動ロック機構の無いジナーf2は軽いモデルです。

自動ロック機構は精密な調節が簡単にできて便利なのでしょうが、自動ロック機構が無くても徐々に体に馴染んでくる感じが楽しいものです。

ジナーf2なら出張現場にも持って行けないこともありません。

セッティングの段階からかなりの注目を集めますし、質問攻めに合うことは覚悟しないといけません。

商品撮影にアオリを使う

ビュータイプのジナーf2ならかなり自由度のい高い撮影が可能です。

ピント面を変えたり、奥のすぼみを修正したり、水平垂直を整えたり…。

ですが実際は見てもわからない程度に少しだけ補正する程度です。

あまり大袈裟なアオリはかえって違和感のある写真になってしまいます。

アオリを使えば良い写真が撮れるというわけでもありません。

アオリ以前に被写体との距離や照明の当て方、構図の組み立てなどの方が絶対大切です。

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老兵は死なず、消え去るのみ

岡崎、豊田方面の休憩場所「上郷サービスエリア」

岡崎や豊田方面で仕事の際は必ず上郷サービスエリアに立ち寄ります。

ファミマがあって便利。

仕事をするのに良い季節になってきました。

ゴールデンウイークまで休みがありません。

歯医者さんの動画、焼肉屋さんのメニュー、学校のパンフレット、畜産農家の取材撮影など楽しい仕事が舞い込んできています。

そこでこの度、ギャラは安く、対応は最悪のやりがいのない仕事を1つ断ることにしました。

もともと安い仕事なので無くなっても大丈夫です。

そこそこ中堅の企業さんにはまだ古い体質が残っていて時代の流れに気づけていない管理職の方がおられるようです。

「生娘シャブ漬け戦略」というマーケティング理論を得意げに話してしまうような世代の人たちでしょうか。

人に感謝できない自己中な人とは仕事はもうできませんね。

お断りの連絡をしたらスッキリしました。

おかげで処分できる機材もあるので部屋もスッキリしそうです。

お互いに気遣いしながら謙虚な姿勢で仕事はしたいです。

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岐阜のカメラマンが岐阜へ出張撮影。

岐阜市で会席料理の出張撮影。

季節ごとに会席料理の撮影をしています。

本日は5月、6月の会席料理。

白背景のデコラ板が割れてしまったため急遽購入したフロアマット(送料入れて5,000円)。

デコラは15,000円もするので1/3で済みました。

光の反射具合は問題なし。

大理石模様がどう出るのか心配でしたがとっても良い感じ。

白や黒のデコラの場合、引っ掻き傷や油汚れなどが目立つので撮影後にレタッチ処理が大変ですが、このくらい模様があると汚れは目立ちませんし、コピペもしやすくていいですね。

途中で氷が溶けてきてマットが水浸しになったのですがサッと一拭きで元通り。

いつものように紙を敷いていたらビチャビチャになっていたところです。

ライティングは大道の4灯で。

400Wのコメットモノブロックを光量1/2で真上と後方から。

サイドとフロントはGodox AD300Proを光量1/2でアクセントと前面の影起こしに。

ISO感度200でf22まで絞れます。

中判ミラーレスGFX50Sのセンサーは大きい。

フルサイズのセンサーならf22まで絞ればほぼパンフォーカスを狙えますが、GFX50Sの中判ミラーレスセンサーは一回り大きいのでf22ではやや深度が浅くなります。

会席料理のように品数が多くて深度を稼ぎたい時はシフトレンズでピント面を調節します。

あまりやりすぎるとお皿の形が変形し出すので限度があります。

このシフトレンズはイメージサークルが大きいのでGFX50Sのセンサーサイズでもそのまま使えます。

若干4スミは光量が落ちますが本当に若干ですので、レタッチでなんとでもなるレベルです。

天トレが便利。

会席料理や定食のように複数のお皿を並べて撮る時は天トレが便利です。

ソフトBOXだとお吸い物や醤油などの液面にソフトBOXが写り込んでしまいますのであとで消すのが大変です。

天トレの欠点は光がフラットになり過ぎてメリハリに欠ける点です。

サイド光を加えて光の方向性が分かるくらいにはしています。

料理の撮影は反逆光でやや影を残して立体感を出した方が美味しそうに撮影できます。

単品の場合はソフトBOXがベストですね。

単品撮影の場合は最近では真俯瞰撮影の依頼も増えてきました。

天トレでは真俯瞰撮影はできません。

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大きな組織からの仕事を請負う際に気をつけること。

体育館の竣工写真をスマホで撮影。

新しく体育館ができたので記念式典の撮影に伺いました。

始まりまでしばらく待ち時間ができたのでスマホで竣工写真に挑戦しました。

完全な補正はできませんが、ノイズを取ったり、角度を調節するだけで良い感じになりました。

WEB上で見る分にはこれで十分ですね。

取引終了のお知らせ。

僕はよく美容室やエステの撮影に行っていますがこれは某大手広告代理店のポータルサイトに掲載される孫請け仕事です。

美容室やエステの撮影は店内撮影、外観撮影、施術風景、オーナープロフィール、商品撮影など被写体が様々ですので効率的に撮影できるように機材を少なくしつつクオリティが下がらないように瞬時に判断したり段取りを工夫しながらの撮影ですので大変ですが面白い撮影でした。

ただ極端と言えるほど安い報酬でしたので、1日に3件はないととても生活できない仕事です。

当初は1日に2件、3件の依頼が来ていましたので良かったのですが、ここ数年は1日1件という状況でした。

1件2時間程で撮影は終わりますが、その1件のおかげで他の仕事を断らなければならない悔しい思いを何度もしていました。

「もうこの仕事からは手を引かないといけない」なんて思いながらズルズルやってきました。

すると突然、某大手広告代理店の業務の大幅な改変のため下請け会社が業務から外されることになり、孫請けの僕も5月で業務終了とのこと。

低いテンションでそのことを伝えてくれた下請け会社の担当者さんには「残念ですね。心機一転頑張りましょう!」と伝えましたが内心は渡りに船。

これで今まで逃していた仕事もバッチリ受けられるようになります。

大きな組織からの仕事を請負う際に気をつけること。

大きな組織は業績が順調な時は定期的に仕事が舞い込んできてとても助かるのですが、あまり依存しすぎると危険ですね。

どんな業務も時代に合わせて改変されていきます。

ポータルサイトも2年、3年と続けていくうちに掲載店舗は固定化されます。

新規顧客を獲得するために様々なキャンペーンを打ち出しますが、掲載の意志が少しも無いお客さんにキャンペーンを突きつけても響きません。

逆に通常料金を支払い続けてきた固定客からは信用を無くします。

安易なキャンペーン一辺倒のやり方では続きませんね。

「組織が大きいため仕事量はあるしそう簡単に潰れないだろう」と思って他の仕事をほとんどやっていない場合はやはり危険です。

大きな組織ほど問答無用であっさり方向転換するわけです。

準備を怠らない。

撮影の仕事は様々なジャンルがありますのでどんな依頼が入るかは想定できません。

持っている機材でできる仕事なら問題ないのですが、触ったことがないレンズや照明機材が必要になることもあります。

来る仕事は拒まない主義のカメラマンさんもいるようですが、依頼者にとっては傍迷惑な話です。

カメラの機能に依存しない。

カメラは日々進歩しますので誰でも撮影ができるようになってきました。

ただ記録するだけなら誰でもできます。

しかし現場ではそう簡単にいかないことの方が多いものです。

例えば窓から光が差し込む部屋でストロボ撮影する時に窓の外の景色が分かるようにするのか、白く飛ばし気味の方が良いのかを先ず決めてその露出値に合わせてストロボの光量を決めます。

これはカメラマンが決めることなのでカメラではやってくれません。

マイコロスコープを着けて歯科診療中の歯医者さんを深度浅めで撮影するとき、目が隠れてしまっているのでどこにピントを合わせるのが正解なのか迷う場面です。

オートフォーカスに任せればマイクロスコープに合わせるでしょうが、歯医者さんはボケボケです。

これもカメラマンがどこにピントを持っていくかを決めないといけません。

カメラの機能に頼れるのはごく限られた場面だけなのかもしれません。

機材を減らすことができたりバッテリーが大容量化してくれるのはありがたいのですが、写真を撮るのはカメラマンなんですよね。

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料理撮影の背景にクッションフロアを使ってみる

会席料理を撮影する時の背景

飲食店のメニュー用の写真の中で会席料理の集合写真が一番お皿数が多く大変です。

通常はデコラと呼ばれるメラミンボードを使うのが定石です。

このメラミンボードで最大のものは1200㎜×2400㎜です。

この大きさなら大抵の現場では間に合うのですが2人前の会席料理の集合が限界かなと思います。

このメラミンボード1枚15000円以上するので何種類も所有するのはちょっときついです。

僕は黒と白の2枚所有しているのですがこの大きさですので保管するにも非常に場所を取るので厄介です。

そしてついに白の方がパキパキと割れていき使えなくなってしまいました。

出番が少ない機材に15000円の出費は痛い。

クッションフロアという商品

印刷屋さんにクッションフロアを料理撮影の背景に使っているカメラマンさんがいたと聞き早速ネットで調べてみました。

クッション性があって水をはじく素材なので洗面所や脱衣所なんかに使われる床マットですね。

裁断も自在にできるので間取りに合わせて敷くことができます。

金額をみるととても安い。

1800㎜幅なら長さ100㎜辺り110円。

僕は2400㎜は欲しいので1800㎜×2400㎜で2640円。

送料を入れても5000円以下で購入できます。

種類も豊富にあります。

試しに石目模様を購入してみました。

なかなか使えそうです。

キツキツに巻いてあっても広げると平らになって安定してくれます。

液体をこぼしても拭き取ればOK。

持ち運びや保管も場所を取らず助かります。

これなら他にも数種類購入しておいてもいいですね。

撮影用周辺機材は何かと高額

レフ板、背景紙、フェイク氷、ディフューザーなど撮影用に様々なアイテムがありますがなぜか撮影用となると高額ですね。

モノを見るとホームセンターにもありそうだったり、自分で作れそうだったりします。

撮影の報酬が上がらない以上、こちらのコストを下げる必要が出てきます。

ワンオペでこなすためには機材を少なくして運びやすくする工夫も必要です。

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包丁の撮影は天トレが無難。

天トレが無難。

包丁のブツ撮り依頼があったためいろいろなライティングを試しています。

グリッドを付けたり、サイドからトレペ越しに光を当ててグラデーションを作ったり、銀レフを刃の部分に写り込ませてみたり、試行錯誤です。

どんな方法でもそれなりにかっこいい写真になるのですが、ECサイト用のブツ撮りですので数も多い上にそれぞれに数パターンのサブカットも必要です。

こうなるとなるべくオールマイティに撮影できて、多少の角度調節のみで撮影できるように工夫しないといけません。

そのためにGodox AD300Proをもう1灯購入して3灯ライティングにしました。

メイン光は天トレ越しの1灯です。これで包丁が1本でも複数本並べても同じように刃の部分に光が入ります。

反射の強さは距離で調節します。

残りの2灯で暗く落ち込み過ぎているところをグリッドを付けてピンポイントで照らします。

サブの2灯はメイン光に比べて1/4程度の出力で良さそうです。

サブの2灯の出力が強いと複数の影が出てしまいますので要注意。

3灯あると微調整が楽。

コメットのモノブロックで3灯使うとなるとケーブルやコードが増えて非常に足場の悪い撮影環境になってしまいますがGodox AD300Proはバッテリー式ですので足元もスッキリ。

ちょっと位置をずらすのも簡単になります。

荷物もカバン1つ分くらいは少なくなりました。

Godox AD300Proにはグリッドやバーンドアやカラーフィルターがセットになったアクセサリーキットがありますのでいろいろ遊べます。

 

お菓子のパッケージ写真

豊橋まで出張です。

6時44分。

岐阜羽島ICから高速に乗るとちょうど正面から日が昇り始めました。

外気温3°のようですね。

目的地は豊橋ですが浜名湖のすぐ近くまで行きます。

早朝ドライブ。

仕事が終わってトイレを借りようとスーパーに入ると見つけました。

ローヤル製菓さんの麩菓子。

僕の写真がパッケージになって商品棚に並んでいました。

嬉しくなって2つ購入しました。

もう少し濃い目で撮ってあったのですがデザイン的に黒で重たくなりすぎないように明るめに加工されていました。

他にも鈴カステラ、アニマルカステラ、バームクーヘンなども撮ったので、日本のどこかで売られているはずです。

見つけて集めたいのですが岐阜県内ではまだ見つけられません。

仕事のやりがい。

自分の写真が、本屋さんに並んでいる本に載っていたり、駅に貼られているポスターに使われていたり、飲食店のメニューに使われていたりするのはカメラマンを志した時の目標でした。

印刷原稿としての写真にはなんとなく価値があるような気がします。

WEB上で見つける自分の写真にはそこまで感動はありません。

もしデジタルカメラ全盛の時代からカメラを始めていたらこんなに長く続けていなかったかもしれませんね。

WEB上で公開するだけの写真でしたらセンサーが大きい中判ミラーレスカメラもアオリができる大判カメラも必要としなかったはずです。

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ジナーf2で刃物の撮影

刃物のライティング

岐阜県関市は刃物の町です。

そちらから包丁の撮影依頼がありましたので事前にライティングを確認してみました。

刃物はブツ撮りの中でもなかなか難しいジャンルですね。

肝は刃の部分のハイライト具合とグラデーションの調節です。

ハイライトを極端に強くして「キラリンッ!」という輝きを入れる方法もありますが、名前や製品名が彫られていたりすると文字が読めなくなってしまう可能性が出てきます。

今回はフラットな優しいグラデーションにして強いハイライトは無し。

刃の部分にトレペを写り込ませます。

ストロボの位置や強さを調節してグラデーションの度合いを調節します。

グリッドを付けるとグラデーションの幅をもっと狭くすることができますが、今回はグリッドは付けずに滑らかなグラデーションにしました。

包丁1本だけの撮影であればもっとインパクトのあるライティングでもいいのですが、今回は30本ほどの商品があるそうですのでなるべくオールマイティに撮影できるライティングにしています。

刃の長さや幅もそれぞれ変わってくると予想できますので、微調節はストロボの位置や角度だけでできるように工夫します。

包丁はスーパークランプに挟んで地面から浮かせて撮ります。

なるべく位置がズレないように強力なクリップで固定しています。

釣り糸で吊るす方法もやってみましたが、刃の部分は釣り糸では切れるかもしれませんし、刃はなるべく触りたくないので強力なクランプにしました。

柄の部分なら強めに挟んでも大丈夫です。

そしてジナーf2の登場です。

包丁の角度に合わせてフロントをスイングさせればf11でもピント面の調節で深度を稼ぐことができそうです。

包丁は長細いので手前と奥ではパースがかかってしまい奥が実際より細く見えてしまいがちです。

これはバックのスイングやチルトで修正します。

撮影段階でここまで完成させておくことで、PHOTOSHOPでの後処理も楽になります。

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ニコンD850を修理に出す。

D850のピントが合わないという不具合。

いつも通り仕事から戻って撮影したデータをPCで確認するとピントが怪しい写真がいっぱい。

「下手くそになったな」と思って落ち込みました。

良くみるとピントはどれも50㎝程後ピン気味のようでした。

最初はレンズの故障を疑いましたがレンズ交換した後も同じ症状が出ていたのでボディの問題だと判断しました。

横浜のニコンの修理センター行きです。

40000円程の出費となりそうです。

未だに慣れないミラーレス

ミラーレスカメラに慣れるためになるべく現場に持ち出すことにしているのですが、なかなか苦労しています。

拡大表示したいのにピクチャースタイルセレクトモードになったり、EVFがブラックアウト状態が続いたり、オートホワイトバランスでストロボ撮影すると予想外の色になったり…。

とにかく操作に慣れません。

ジナーf2でアオリの練習

購入してからなかなかゆっくり触れていなかったジナーf2ですが、少し時間ができたので大判レンズを被写体にアオリの練習をしてみました。

ジナーf2はセンターチルトではなくベースチルトのためフロントでチルトをするとピントも構図もズレてしまいます。

この煩わしさはありますが、意外と問題なさそうです。

「なんとなくこのくらいかな」で合わせてみてあとは微調節。

この繰り返しで何とかなるものです。

自動ロック機構などは便利かもしれませんが、ざっくり動かしてギュッとロックする方が体に馴染みそうでやっていて楽しいです。

ジナーf2は軽量ですので三脚ごと持ち上げて若干位置を変えるのも楽です。

このくらい軽ければ現場でも使えそうです。

どうして今更大判カメラなのか。

「大判カメラでアオリをやりたい」って言うと「アオリなんてPhotoshopでやっちゃえばいいじゃん」って言う方もいますが、それは高い建物の先細りを修正するとか商品撮影時の形の修正の場合のことだと思います。

浅い深度を使った大判ならではの表現はPhotoshopで行うのは大変です。

この写真は開放f5.6で撮っていますので被写界深度は浅いのですが、フロントチルトダウンするとピントは点ではなく面であることがよく分かりますね。

手前のレンズの「Tokyo」という文字にも奥のレンズのシャッタースピードの指標にもピントが合っている不思議な写真になっています。

このような表現をPhotoshopで行うにはまず絞り込んだ画像を用意して、意図するところのピントはシャープのまま残してその部分以外をぼかすのですが、違和感なくぼかすのはかなりのテクニックが要求されると思います。

フロントチルトやフロントスイングを使うと簡単にピント面を動かせます。ぼけ方も違和感なく自然なぼけが得られます。

浅い深度を利用した表現はポートレートにも使えそうです。

まだまだできることはたくさんありそうです。