2017年10月

天空の城「郡上八幡城」撮影成功

朝露の中に佇む郡上八幡城

風景写真にはそれほど興味がありませんので滅多に撮影には行かないのですが、お客さんから頼まれたため郡上八幡城を撮りに行きました。風景写真の得意な先輩カメラマンさんに同行していただき早朝の霧を狙いました。国道256号線を登っていくと撮影ポイントは2箇所あるとのことですが、最初のポイントは車が停められなかったので頂上付近まで登って2箇所目で撮影しました。
運よく到着と同時に霧が少しずつ晴れてきてお城が姿を見せてくれました。70-200ミリに2倍テレコンを装着して400ミリにするともう少しアップで撮れましたが、周辺の山にも霧がかかっていて綺麗でしたので200ミリくらいがちょうどいいかなと思いました。

日の丸構図バンザイ!

カメラ雑誌のウンチクを真に受けて凝り固まってる方からすると「こんなのは日の丸構図と言ってダメ写真だよ」って言われるでしょうね。フィルム時代の構図で勝負するならその通りかもしれませんが、この写真はコンテストに出すわけではありません。トリミング前提で撮ってますのでお許しください。日の丸構図で撮っておけば、好きなようにトリミングできますし、どこにでも文字を入れることができます。日の丸構図=オールマイティ。日の丸構図バンザイなのです。

キャッチライトもなんか古臭い。

ポートレイト撮影においても「目にライトを入れないとダメ写真だ」って言って強烈な太陽光をレフ板で反射させてモデルさんをギラギラ照らさないと気が済まないような方も見えますが、僕にはどうも不自然に見えてしっくりこないんですよね。眩しいのを必死で我慢するモデルさんがちょっとかわいそうになってきますし。

特注の腕章が完成!

腕章にこだわる。

運動会や文化祭などの学校行事やコンサートや発表会などのイベントには腕章の着用を義務付けられることがあります。これもデジタル時代の悪しき傾向ですね。この腕章を付けることで、一般人が入れないところへ入ることができたり、自由に動くことができたりしますのでとても重要です。これを付けていないと一般の方がズケズケと入ってきたり、撮影禁止の会場でバシャバシャやりだしてしまったりするわけです。

腕時計やアクセサリーを付けるのが苦手な僕にとっては腕章なんか本当は付けたくないんです。汗が溜まりますし、カメラのストラップが引っかかったり、服に穴が開いたりします。

この腕章、特注サイズで作ると意外と高額になります。数千円〜1万円以上にもなります。ホームセンターで購入すれば1,000円くらいで手に入るのですが、僕は特注で2つ作りました。

自分のためではないんです。

こういう腕章を付けることで自分の撮影のモチベーションを上げたいことはもちろんですが、もう1つは撮影を引き受けてくれたカメラマンさんへの配慮もあってなのです。

僕が今まで渡されてきた腕章は使い回しの汚いものでしかもビニール製の安いものばかりでした。渡される度に「早く終わらせて帰りたい」という感情になります。これでは良い写真は撮れないですね。

今週末、コンサートの撮影があり腕章着用が義務付けられている現場です。僕は動画を回しますので、スチールを先輩カメラマンさんに依頼しました。先輩のためにホームセンターで腕章を購入しようかと思っていたのですが、自分が安い腕章を渡された時のあの感情を思い出し、今後も長く使えるものだし、また依頼を受けてもらえると助かりますので特注することにしました。

このカッコいい腕章を付けていただいて最高のパフォーマンスを見せて欲しいです。

ついにグレッチを入手しました。

グレッチ購入!

長年の物欲の中でもこれは手が出ないと諦めていたギター、グレッチ6120愛称ナッシュビルをついに入手。グレッチと言えば、ジョージ・ハリスン、エディ・コクラン、チェット・アトキンスなどが使用するギターとして有名ですが、僕はやっぱりブライアン・セッツァーです。グレッチのギターと言えば、ホワイトファルコンやカントリージェントルマンなど数十万円〜100万円を超える高級ギターのイメージですが、ギブソンやフェンダーの台頭でかなり落ち目になってしまったそうです。現在はフェンダーに吸収されてしまっているようです。

ギタリストには不人気

このグレッチのギターはボディが空洞のフルアコというジャンルのギターです。ギブソンのES-335は真ん中にブロックが入っているセミアコです。センターブロックがあるおかげでハウリングが軽減されるため膨よかな響きを綺麗にピックアップが拾ってくれるのですが、フルアコはハウリングには悩まされるそうです。さらに弦の交換が面倒です。ブリッジが固定されていないのでとても厄介。ビグスビーのトレモロの6つの突起に弦のボールエンドを引っ掛けるのですが、何回も簡単に外れてしまいイライラします。ビグスビーのトレモロはカッコいいのですが、ガンガンにアームを多用するとチューニングが狂います。

ただこれらのマイナス面をカバーしてあまりあるほどの見た目のカッコ良さがあります。特に6120は他のグレッチギターに比べるとゴージャス感も抑えられていてサイズも小ぶりですので、主張しすぎないルックスが最高です。

音もいいんです。

アコースティックギターのような膨よかな響きがとても気持ち良いです。アンプに繋がなくてもそこそこ音が出ますのでシャコシャコとエレアコを弾いている感じがします。それなのにチョーキングなどもちゃんとできて良いですね。アンプに繋げばトーンの切り替えができるので、低音をカット気味にしたり、逆に高音カット気味にしたりと幅広い音の変化が楽しめます。

フィンガーボードにインレイが無い!

ポジションマークはネックの上の方にありますので、困ることは無いのですがインレイがありません。グレッチというメーカーは結構適当なところがあって、出荷に間に合わなかったためインレイを取り付ける前に出荷してしまったものが「案外無くても良いかも」ということでこのモデルは無くなったみたいです。ウエスタンモデルなど特別なものにはカウボーイをイメージさせるインレイが入っています。エディ・コクランが使っていたモデルですね。

ヘッドには馬の蹄

ヘッドには馬の蹄を模したホースシューのインレイが入っています。グレッチがカントリーミュージシャンをターゲットにしていた証ですね。

ピックアップにはU.S.PAT.2892371と刻印されていますがこれはアメリカの商標登録番号だそうです。グレッチオリジナルのピックアップです。ブライアン・セッツァーはTVジョーンズピックアップに交換していたそうですので、いつか交換してみようかと思います。

撮影について

1番最初の全体写真は白背景紙に両サイドから強めの光を当てるいわゆるバック飛ばしです。ギター本体には右斜め前から弱めに1灯当てています。左から当てるとかなりキツイ反射が出ると思いますので。少しでもヴィンテージ感が出ればとコントラストを強めに付けています。たまたま白背景紙での仕事が入ったためついでに撮影してみました。