日常の撮影

カメラバッグを新調。

ETSUMI カメラバッグ アペックスシューティングプロ4D 23L ブラック E-3470

今年の9月、10月は台風の影響で雨の中での仕事が多かったです。料理撮影や商品撮影は屋内ですのでまだいいのですが、イベントのスナップや日にちが変えられない取材撮影などは多少の雨の場合「何とか撮ってみてください。」となります。

そんな雨天撮影が続いたため、お気に入りのTENBA P-995が経年の劣化もありねちゃねちゃしてきました。加齢臭のきついカメラバッグになってしまいました。

そこで、次のカメラバッグを探したのですが、以前に中判カメラを入れるのに使っていたエツミのカメラバッグがとても良かったのを思い出し、もう一度エツミにしようと決めました。

ネットで調べてみると以前使っていたものはかなり大きいサイズのものでしたが、現在はもう作っていないのか見当たりません。

現行商品で大きいものを探すとこれでした。「ETSUMI カメラバッグ アペックスシューティングプロ4D 23L ブラック E-3470」

23L容量のE-3470というモデルです。

ノートパソコンやタブレットもすっぽり入ります。レンズを入れた後に上から小さなクッションで蓋ができるようになっていますが、レンズ交換に手間取るのは嫌なので外してしまおうと思います。

上蓋にもポケットがあり助かります。僕の場合は撮影中に出たゴミを入れる場所になりそうです。

背面ポケットは必須ですね。事前に頂いた資料を入れておくとすぐに取り出せて便利です。A4サイズのファイルが横向きにすっぽり入ります。

サイドポケットは500mlのペットボトルが左右それぞれ2本入る程の大きさがあります。

いかにもカメラバッグは嫌?

カメラ女子やスナップカメラマンさんにとってはこの大きさのカメラバッグは必要ありません。ボディ1台、レンズが2本、スピードライト1本が入ればOKです。

そのため最近ではカメラバッグに見えないカメラバッグが人気のようですね。リュック型、カート型、ポーチ型、トートバッグ型などありますが一見するとカメラバッグには見えないオシャレなものが多くなりました。

自分のカメラバッグは誰にも持たせないというこだわり。

僕のアシスタント時代の先輩は、非常に横柄で、機嫌が悪いとライトスタンドを蹴っ飛ばして僕にぶつけてくるような人でした。僕はその人の運転手と荷物運びがメインの仕事でしたが、「俺のカメラバッグだけは絶対持つな!」と言っていました。

確かに撮影中のカメラバッグは上蓋を開けたままの状態の場合が多く、持ち上げ方が悪いと中身が飛び出してしまいます。

僕もできるだけ他人のカメラバッグは持ちたくありません。

イベントスナップ撮影の憂鬱

「関ヶ原合戦祭り2019」撮影のお手伝い

晴天に恵まれた20日の日曜日、関ヶ原合戦祭りの撮影のお手伝いに伺いました。鉄砲隊による火縄銃の鉄砲演武、関ヶ原の合戦を再現した合戦絵巻、飲食店や物産店など会場に出店している各ブースのスナップ、部隊ごとの集合写真を撮影しました。

こういうイベントはもう行きたくないですね。

最大の理由はカメラマンが多すぎること。

ブログやインスタなどにアップするために必死なのでしょうね。そんな写真をアップされてもコメントの仕様がないし、社交辞令の「いいね!」を沢山もらっても何が嬉しいのか全く理解できません。だいたいお祭りの写真なんか誰が撮っても同じでしょ。規制線があって撮れる場所は限られていますからね。

そんなカメラマンと区別するために規制線内に入るには甲冑を着ていないとダメだということで、僕を含め数人のカメラマンのみ甲冑に着替えて規制線の中での撮影となりました。面倒臭い!暑い!着替える場所まで遠すぎる!

そこまでして規制線の中で撮影ができればやはり迫力のあるかっこいい写真が撮れます。納品物ですのでブログに載せるわけにはいきませんが、鉄砲演武の写真なんかは、砲身が火を吹く瞬間の写真は圧巻です。こういうかっこいい写真は、甲冑を着て腕章を付けているからこそ撮ることができるのです。

集合写真の邪魔はしないで。

合戦絵巻に出演した150人ほどの演者さんの各大名ごとの集合写真も僕の仕事でした。島津、井伊、徳川、小早川、大谷、石田などの大名ごとに各10人〜30人の集合写真です。

集合写真はなるべく離れたところから撮らないと端っこの人が歪んでしまいますので、最低限必要な距離があります。広角レンズで撮る人はいないですよね。

役場の記録担当のカメラマンさんと撮影位置を相談して、武将の到着を待ちました。しばらくして武将の行列と一緒におびただしい数のカメラマンも一緒になだれ込んできました。

するとそのカメラマン御一行は僕たちの存在を一切無視して僕たちの前へ前へ群がってきました。「後ろでしょ!普通」

仕方がないので「すみません。通してください。」と言いながら前へ出ようとしたら一瞬チラッとこちらを見たくせに聞こえないフリをして前を空けようとしない40代ほどのオバさん。

「じゃあ、あんたにど真ん中で撮らしたるで、僕の代わりに撮りなさいよ!なんやったらその分のギャラも払ったるで!」って心の中で叫びましたよ。

結局、係りの人が「後ろに下がってくださ〜い。」と必死で呼びかけてくれましたので何とか撮影できました。

フィルム時代はこんなこと絶対無かったんですけどね。

その腕章どこで売ってるの?

合戦絵巻の撮影待ちをしているとミラーレスカメラを持ったおじさんが話しかけてきました。

「その腕章ってどこで買うたらええの?」

はぁ〜?おじさん腕章買って規制線の中に入ろうとしてるわけ?もしかして僕もそう見えてたの?

この日は会場が2つあり担当者と会えないため腕章は自分の物を使ってくださいとのことでしたので、この時はたまたま20000円で特注で作った刺繍の腕章をしてたのですが、

「腕章は買うものじゃないですよ。イベントの主催者さんとか記録業務の委託を受けた企業さんから渡されるものですよ」って教えてあげました。

ついでに「買うこともできますけどこういう刺繍のもので20000円〜30000円ですよ。」って教えてあげたら青ざめた顔をしていました。

その後ニコンのミラーレスの話をしてくるのですが、僕には全く興味がなかったので困りましたね。富士フィルムのGFX100ならちょっと興味ありますけど。

明日はせせらぎ街道

明日はせせらぎ街道沿いのお店や紅葉スポットを巡ります。紅葉にはまだ早いしあいにくの雨ですがとても楽しみです。東海北陸道ができる前は高山へ行くための主要道路でしたので、懐かしくもあります。

12弦ギターのジレンマ

12弦ギターを弾いてみて分かったジレンマ

12弦ギターはとても綺麗な音が出るのでかき鳴らしているだけでも気持ちがいいのですが、いろいろ問題も出てきました。

主弦、副弦の2本を1本の指でしっかり押さえないと綺麗な音は出ません。12弦ギターは開放弦を利用するローコードが一番綺麗なのですが、このローコードが一番押さえにくいというジレンマ。

これに関してはインターネットで調べると、チューニングを半音下げて1フレットにカポを付けることでローコードを弾きやすくするという方法で解消している人が多いようです。

早速半音下げてカポを付けてみるとそこそこ弾きやすくなりました。

しかし、2つ目のジレンマ。

12弦ギターとカポの相性が悪い。

カポを付けると音がパツパツとこもってしまったり、強く付けると低音弦のチューニングが明らかに狂ってしまいます。もともと所有していた3種類のカポでそれぞれ試してみましたがどれも同じ現象です。

カポを付けるとチューニングが崩れるし、付けないとローコードが弾きづらい。12弦ギターが通常の6弦ギターに比べて安価なのは、こういう事情により人気が出ないということでしょうか?

しかし世の中には12弦ギターを使った名曲がたくさんあるわけで、弾ける人が特殊なのでしょうか?

解決方法やはりありました。

エリッククラプトンが使っていることで有名なイギリスのカポブランドG7th(ジーセブンス)。このG7thから12弦ギター用のカポがありました。

低音弦が狂いやすい原因は、主弦と副弦の太さが違うため通常のカポの様に均一の力で押さえると副弦の音が綺麗に出るころには主弦は既にかなりの力が加わってしまっていて音程が高くなってしまうということです。

これを解消するためにカポのメーカーが考えたのは弦に触れるシリコンかゴムみたいなものの素材を柔らかくして主弦に加わる力を軽減する方法でした。12弦ギター専用のカポはこういう仕様になっているわけです。

さらに特殊な加工をされたモデル

G7thの商品の中にさらに加工を施したものもありました。弦に触れる部分をギザギザにすることでさらに音程の狂いを軽減するというものです。

この溝にあわせて取り付けるのでやや面倒ではありますが、綺麗な音を出すためには必須アイテムです。値段も少々割高ですが迷いもなく購入できるレベル。

台風の影響で到着は少々遅れましたが、早速装着してみると…。

パーフェクト!

1フレットのカポを付けるとポジションマークに惑わされて弾きにくいので、全音下げチューニングにして2フレットにカポを付けてみました。こうすれば奇数フレットにポジションマークがくるので惑わされにくくなりますし、フレット幅も若干短くなりますので僕の小さな手でもコードを押さえやすくなります。

ギザギザのおかげで全ての音が綺麗に出てくれます。

楽器はチューニングから始まりますからね。これでまた当分遊べます。

12弦ギターにハマり中。

12弦ギター購入。

動画の仕事も舞い込んできて年末までは、写真撮影の仕事を全部断っても年を越せそうなありがたい悲鳴です。

スナップしかできない「なんちゃってカメラマン」さん達は、この時期は遠足や運動会、七五三、婚礼など稼ぎ時ですからFacebookでの宣伝に必死なようですね。

どれも1日撮影してせいぜい20000円ってとこでしょうか?件数稼がないとメシ食えませんからね。頭が下がります。

さて、同じようなヴィンテージサンバーストのアコースティックギターが2本並んでますがどちらも最近購入したものです。

同じようなギターに見えますが、全く別物です。

手前の6弦ギターは小さめボディーで6本の弦の音がバランスよく響くためアルペジオやスリーフィンガーピッキングに最適なギターです。いわゆる指引き用ギター。

奥のギターはボディサイズも大きめの12弦ギター。

通常の6弦ギターの弦にそれぞれ6本の副弦が張られています。3〜6弦の副弦はオクターブ違いで1弦と2弦は同じ弦でユニゾンとなっています。

大学時代にオアシスのサッドソングを弾き語るノエルがかっこよくて、西武百貨店のギターショップにあったタカミネの12弦ギターを触らせてもらったのですが、ネックがでかすぎてとても弾けないと諦めていました。

日本のアーティストにはなぜか不人気で、使用しているギターが12弦であっても、そこに注目はされません。長渕、ワイルドワンズ、堀内、かぐや姫…。実はたくさんの方が使っているのですが、注目されません。僕の見解ですが、日本の曲はギター以外の音が多すぎる気がします。とくにストリングス。ほとんどの曲に当然のようにストリングスが入っています。ヒット曲は特に入ってます。ストリングスはオーケストラの様な重厚感が得られるため入れないとヒットしないんでしょうか?

洋楽における12弦ギターはいかにも「これが12弦ギターのサウンドだ!」とばかりに圧倒的な存在感で迫ってきます。ビートルズのア ハード デイズ ナイトのイントロのジャーーーンとか、レッドツェッペリンの天国への階段、バーズのミスタータンブリンマン、KISSのハードラック ウーマン、イーグルスのホテルカリフォルニア…。

どれも印象的なフレーズには12弦ギターが使われています。

これら洋楽の名曲をコピーしようと頑張っても結局12弦ギターじゃないとコピーできないんですよね。あんな音は6弦ギターでは出ませんから。

中古見っけ!

撮影用の小物を探しにリサイクルショップへ行ったらこの12弦ギターを見つけました。激安だったのでどうせほとんどジャンク品だろうと思いましたがどうしても気になって見せてもらうと、打痕は一切なく、ペグも良好。もし弾けなくてもこの値段なら諦めが付くと言い聞かせ購入したわけです。

音最高!

付いていた弦もそんなに劣化していなかったのでそのままにしてチューニングしてみると、全身に衝撃が走る様な美しい響きが出ました。天然コーラスが効いている様な立体的な音が気持ちいいんですね。

当分、遊べると確信しました。

魚茂様のホームページ完成!

魚茂様のホームページほぼ完成しました。

いつも何かとお世話になっている魚茂様。かれこれ10年以上のお付き合いとなっております。僕は友達も少なく独り者ですので利用させていただく機会は少ないのですが、「岐阜で美味しいお店知らない?」と聞かれれば真っ先に思い浮かぶお店です。

大将から息子さんの若大将に少しづつ引き継いでいかれるようで、現時点では料理の腕を磨きながら経営面も任されていくとのこと。楽しみです。

その手始めとしてホームページもリニューアルしようということです。写真素材が既に豊富にありましたので形にするところまでは比較的短時間で完了しました。

今後、情報ページを充実させたり、写真を差し替えたりしながら育てていってくださいませ。

カメラマンが作るホームページ

僕はWEBデザイナーではありませんのでホームページを作ることは専門ではないのですが、普段撮影させていただいているお店や会社さんでしたら既に写真素材が揃っていますので、スピーディー且つお値打ちに作成できます。

意外と難しい傘の撮影

この時期恒例となってきた傘の撮影

3日間にわたる傘の撮影がようやく終了しました。

カタログ用の写真です。切り抜き用に白背景紙の傘をのせて撮影します。

下に置いてある2つのクリップは、傘が同じ位置にくるように開いた状態の端っこの部分の目印です。

傘の柄の部分にはバッテンのテープでばみってます。

傘の骨は6本、8本、16本などいろいろ仕様が異なるため反射する面がランダムに変わります。

また、反射の度合いは色合いや生地によっても変わります。サテン生地の傘は特に強敵です。

同じ種類の傘を撮っていても微妙に露出を変えたり、ストロボの位置を変えたりしなくてはならず大変です。

合計8灯ライティング

最初は4灯〜5灯にディフューザーとレフ板で始めるのですが、結局いつも8灯のストロボ総出動となっています。

壁や天井に向けてセッティングしておいて、必要に応じて点けたり消したりしながら撮影しています。

デザイナーさんや傘屋さんの意見も聞きながらみんなで相談しながら進めていきます。

3人とも性格が違いますし、求める度合いもばらばらなので、意見がなかなかまとまりません。

しかし、3人はそれぞれの専門家。

「この部分は長さを揃えるか、ボタンの位置を揃えるかどうします?」となった場合、

 

デザイナーさんは、「フォトショでも修正できる範囲だからできれば長さ重視でいきたい」

傘屋さんは、「製作段階でどうしてもばらつきが出る部分だから、販売価格からしてもそこは気にする必要はない」

僕は、「みなさんのおっしゃる通りにいかようにも対応させていただきます。とりあえず両パターン撮っておきましょうか?」

 

という感じで進んでいくわけです。

ホームページのヘッダーを動画に。

フルスクリーン動画はインパクト抜群!

令和に入った頃から動画の仕事が増えてきました。積極的に営業はしていないのですが「動画も撮れないの?」と聞かれることが増え、「やってますよ。」と答えるとすぐに仕事になる感じです。

動画も写真と同じようにいくつかのジャンルがありますが、現時点でお受けできるのは、イベントの記録、企業PV、商品説明動画、Youtuberのお手伝いなどです。TVコマーシャルや映画などは当たり前ですができません。

ほんの数年前くらいに、ホームページのヘッダーに動画を入れてみたところ、閲覧できるブラウザが限られたり、アップデートしていないPCでは見れなかったり、スマホでは小さくなりすぎて見にくかったりといろいろ難があってあきらめていました。

しかし、今回の美濃塗装工業さんのホームページのように最近ではそういう問題がクリアされてきて少しづつ動画を活用するホームページが増えてきました。スマホで見るとさすがに縦画面にトリミングされてしまいますがイメージはちゃんと伝わります。

では、このようなヘッダーに使う数秒の動画の撮影をどこに依頼するかと考えた時、TVコマーシャルを作っている制作会社に依頼する人はいないでしょうね。映画監督を探して企画を持ち込むようなこともしないでしょうね。予算は写真撮影と同程度で、そこまで時間もかけたくないということなら、写真撮影のついで程度に動画も撮って欲しいとなるわけです。

写真好きは動画嫌い。

僕がここのところ感じているのは写真が好きでカメラマンをやってる人は動画はあまり好きじゃない。スナップカメラマンならその瞬間瞬間の出来事を自分のセンスと最高の機材で切り取りたい。コマーシャルカメラマンなら自分のセンスと最高の機材で演出したい。動画はこれらの欲求を満たすことはできないんですね。

また動画カメラマンとして生きてきた人は、制作会社に所属している限り自分のセンスがそこまで求められることは無いでしょうし、フリーでビデオカメラマンをやっている人はほとんどの仕事がイベントなどの記録撮影しかないので被写界深度にこだわることはほぼ無いと思います。

この美濃塗装工業さんのヘッダーに使われている動画は一眼レフで撮影しています。被写界深度を浅くすることは主題を強調させる効果がありますので、ホームページには最適な動画です。ビデオカメラでここまで被写界深度を浅くするには非常に高額なシネマレンズが必要になります。

ということで「ホームページに掲載する動画の撮影に最適な機材は一眼レフである」という結論となるわけです。

で、動画をやりたがるスチールカメラマンは本当に少ないのです。確かに一眼レフで動画を撮るにはムービー三脚やスタビライザーや可変NDフィルターなどそれなりに必要な機材もありますが、それくらいの投資をしても余りあるくらいの映像を手に入れられるのですから安いものです。

さらに、ホームページのヘッダーにはテキストが入ることが多いです。ですので動画はテキストの背景という扱いとなりますのでアンダーめに加工したり、テキストを読みやすくするために敢えて解像度を下げたりしてくれますので撮影時の「粗」が目立ちにくいというありがたみもあります。

 

動画撮影のご依頼もお待ちしております。

名称カメラくらぶ
住所岐阜県岐阜市柳津町下佐波4-75
TEL090-1414-9733
E-maiiwata@cameraclub2013.com

そろそろ仕事モードに。

仕事しないとね。

お盆が終わって猛暑も終わってそろそろ仕事が重なってくる時期です。

いい歳して気ままなフリーランスのカメラマンをしているわけですが、周りからは「そろそろ法人にして老後に備えたら」とか「スタッフを雇ってもしもの時に備えるべき」などの忠告が聞こえてくるわけです。

法人組織にすることが目的であれば、ブライダル、学校関係、家族写真のような誰でも撮影できて簡単でミスがそこそこ許されるジャンルを攻める方法があります。技術の未熟なカメラマンでもいいので手配はしやすくなりますからね。

コマーシャル関係なら、「ブツ撮り」ですね。ライティングさえ決めてあげれば後は流れ作業。早朝だろうが夜中だろうが仕事ができますので効率がいいです。

こう考えるとどれもあまり魅力的な仕事ではないんですよね。もう少しやり甲斐があって、達成感が得られて、多くの人の役に立って、自分の撮影技術も向上させていける。そんな仕事はフリーカメラマンとしてしか無いんですね。残念ながら。それがあるから今だにフリーランスのカメラマンをやってるわけです。

あれこれ考えても結論が出ませんので新しいギターを購入しました。

エピフォンel-00

「ギターを上達させるにはブルースがいい」という話がありますので、いつかはやってみたいと思いながら何度も挫折し、結局ダサい青春フォークやビートルズの好きなフレーズだけやるなんちゃってな状態を続けてきてしまいました。

ブルースといっても淡谷さんとか青江さんがやってるブルースとはちょっと違います。

クラプトン、ジミページ、ジミヘン、レイボーンなど僕が好きなギタリストの原点となっている方のブルースです。とくにデルタブルースがいいですね。

白人のカントリーミュージックとは違ってデルタブルースは黒人労働者の方達が生み出したものなので、ややダークで薄汚れていて悪魔的な不気味さもあって最初は取っつきにくいのですが、その飾らないリアルな感じが凄くカッコいいわけです。

ステージ上でスポットライトを浴びながら多くの観客を沸かせるようなものではなく、小さな酒場の片隅で数人の仕事仲間に向けて自慢の歌とギターテクニックを見せつけるというさりげない楽しみ方がいいですね。

さっきまで飲んでいたウィスキーボトルの先っぽやジッポーライターを使って乾いたスライドギターの音を奏でたりっていいですね。ピックはサムピックをつけるかもしくは無しか。このスタイルです。

なのにギターは安くない。

こうくると普通はギターも安物がいいとなると非常に助かるのですが、彼らブルースマンが好んで使用したギターが「ギブソンl-00」。このギブソンl-00は小柄なギターですが復刻版で軽く40万円を超えてきます。ビンテージなら桁を数えるのに時間がかかるくらいします。

こんな時はエピフォンに頼むしかありません。

するとありました。「エピフォンel-00」。「e」が付いているのはエピフォンの「e」なのか、エレアコの「e」なのかは知りませんがこのギターはエレアコです。

先ずは神様ロバートジョンソンのクロスロードブルースを練習してみます。

クリーム時代のクラプトンのクロスロードもカッコいいですが、先ずはロバートジョンソンからやってみます。

ピンマイク追加。

ピンマイクでインタビューも対談も万全に。

今までインタビュー撮影時はaudio-technicaの小型ステレオマイクロホン「AT9901」を使っていました。とても高音質な音声が録音できるのですが、欠点もありました。

 

ステレオなので、マイクの向きが変わると声質も若干変わってしまいます。インタビュー対象者は話すことに集中してますので胸元にマイクがあることは直ぐに忘れてしまいます。

体のあちこちを掻きだしたり、暑いからと胸元をバサバサして空気を入れようとしたり…。その度にマイクが外れたりウインドスクリーン(風防)が飛んで行ったりしますのでマイクの位置がズレることはよくあります。その度に声質が変わるのはちょっと違和感が出てしまいます。

 

ステレオなので、ピンマイクのわりには大きい。ウインドスクリーン(風防)を付けるとさらに存在感が増します。

黒いシャツなどでごまかせる時は気にならないのですが、白系の衣装に付けた時には目立ちすぎます。

 

そこで今回はさらに小型のaudio-technicaの超小型軽量マイクロホン「AT9904」にしました。

1人インタビューの時は1個でいいのですが、対談となるとガンマイクで2人の声を拾うという状況でしたが、この超小型軽量マイクロホン「AT9904」を2個購入して対談でも高音質な音声が録れるようになりました。

超小型なので胸元に付けてもそんなに気になりませんし、モノラルなので多少向きが変わってもほとんど声質に影響はありません。

 

ただ、録音機器が増えると編集作業が面倒くさくなるのでそれは困ります。2つのマイクを別々の収録機器で録ると後で位置合わせをしないといけないので、2つのマイクのミニプラグを1つにまとめてカメラに取り込めるようにしました。

音質が悪くなったりノイズが出るかなとも思いましたが問題なく録音できています。

ギフマチック 次のステージへ!

最新記事公開!

昨日久しぶりにギフマチック の最新記事が公開されました。店内が暗くて大変な撮影現場でしたので、どんな記事に仕上がるのか楽しみに待っていました。

春のバスケットボールの記事以降ご無沙汰でしたが取材態勢も整い今後も新しい情報を提供してくれるそうです。

さてこの「岐阜横丁」さんの撮影ですが、現場は予想通り猥雑で暗い。というかなり難易度の高い撮影となりました。取材オファーした5店舗を時間内にサクサクとこなしていかなければなりません。ということで、取り回しに時間がかかるモノブロックはやめてニコンのCLS(クリエイティブライティングシステム)の出番となりました。

ネーミングはかっこいいですが要はスピードライトを使ったオフカメラライティングです。軽いので持ち運びも楽です。お店の特徴でもあるアンバー系の色もある程度残すためには感度をやや上げておきたいため、スピードライトの光量は抑えめです。そのおかげでチャージの遅さはそれほど気にしずに撮影できました。