日常の撮影

6畳スタジオを公開

6畳の部屋を撮影スタジオに

商品撮影では自宅の6畳の部屋をスタジオにしています。アクセサリーや小物類なら十分に撮影できます。照明のセッティングや光のコントロールにはそれなりにアイデアが必要です。

ロケ撮影の場合、撮影用の小道具がなくてうまくいかないこともあります。自分の部屋なら、テープ類やクランプなど何でもありますので、いざというときにとても助かります。撮影もはかどります。

動画で公開

撮影の準備から終了までを動画に撮ってみました。今回の商品は瓶に入った人参ジュースで切り抜き用の撮影でしたので、写り込みがあったために、最後には黒い布で覆ってしまうということになってしまい分かりにくい映像になってしまいました。実際の撮影現場はこういうものですけどね。

撮影機材

商品撮影はニコンD810に105㎜f2.8のレンズで撮影しています。照明はコメットのモノブロックストロボ400Wと200Wの2灯。その他ディフューザーとレフ板、黒い布を使っています。

動画はニコンD810に15㎜f2.8の魚眼レンズで撮影しています。先日購入した7インチのBlackmagic Video Assist 4Kという外部モニターを付けています。このモニターはモニタリングだけでなく収録もできます。一眼レフのフルHDの収録時間は20分という制限がありますが、Blackmagic Video Assist 4Kで収録すれば、メディアがいっぱいになるまでフルで収録可能になります。

このBlackmagic Video Assist 4Kのおかげで、一眼レフを定点撮影にも使えるようになりとても重宝しています。音声もちゃんと録音できていました。

とさき接骨院様のホームページ完成!

とさき接骨院

スポーツ障害に手厚い施術のとさき接骨院

岐阜市今嶺ののどかな場所に、とさき接骨院はあります。院長の戸崎先生は日本体育協会公認アスレティックトレーナーや岐阜県教育委員会公認フィジカルトレーナーなど様々な資格を持っています。僕が日頃お世話になっている新日本グローブ空手道峰竜会の館長や練習生の方々も戸崎先生を頼って通われています。毎年6月に行われるグローブ空手の全国大会の大会ドクターを務めていらっしゃったご縁で、とさき接骨院様のホームページを作らせていただくことになりました。

“ホグレル”は筋肉をほぐして根本改善が出来るトレーニングマシーン

院長先生は医療機関などのリハビリの現場でトレーナーとして活躍されていました。最先端の現場で多くのトレーニングマシーンに接する中で選ばれたのが“ホグレル”というトレーニングマシーンだそうです。ケガをしたアスリートが復帰を目指して過酷なリハビリに耐える…こんなシーンで登場するような負荷をかけて身体をいじめるというものではないようです。リラックスした状態で運動を繰り返し、筋肉をゆっくりほぐし、可動域を少しずつ広げていき根本改善を目指すというトレーニングマシーンのようです。そのためアスリートに限らず、子供からご年配の方まで誰でも続けられるマシーンということです。

このホグレルにはトレーニングする身体の部位に合わせて数種類のマシーンがあるのですが、その一つ一つがとても高額。そのせいで導入したくてもできない接骨院さんが多いそうです。高価なものだけに効果があるのでしょうね。

癒しの空間もあります。

スタッフの安江さんはリフレクソロジーJSBユニバーサル協会認定のセラピストです。足のマッサージだけでなくEMSという器具を使った表情筋マッサージをしてくれます。僕は知らなかったのですが、女性の間では表情筋マッサージは今とても人気なのだそうですね。町の電機屋さんにもこれに似た家庭用の器具は購入できるようですが、口コミを見ると「効いているのか効いていないのかよく分からない」「刺激になかなか慣れない」などの声がありました。安江さんはその方の好みに合わせて刺激を調節しながらアドバイスもしてくれるとのことです。キレイな方のアドバイスには説得力がありますね。

Blackmagic Design Video Assist 4K

Blackmagic Design Video Assist 4Kの方が良いかも。

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Blackmagic Designはコンパクトなシネマカメラを安価で提供してくれる大変嬉しいメーカーさんです。ATOMOSのNINJA BLADEと同じ様に外部モニターでありながら収録までできてしまうというものです。ATOMOSのNINJA BLADEは2.5インチのHDDかSSDに記録するのですが、Blackmagic Design Video Assist 4KはSDカードに記録できるみたいです。しかもバッテリーはキャノンxc10でも使用できるLP-E6互換リチウムイオン充電式バッテリー(充電には制約あり)。

 

design@2x

音声録音にも対応

ファンタム電源対応のミニXLR入力を2系統搭載しているので、マイクを取り付ければ音声も録音できます。口コミでは性能の低いSDカードではドロップが発生するとかタッチパネルに慣れが必要とかいろいろありますが、僕が受ける仕事に関してはあまり気にすることも無い感じです。こういう商品は次々にバージョンアップの商品が出てきて常に買い替えが必要なものが多いですが、Blackmagic Designはアップデートでバージョンアップをしていってくれるようでそれも嬉しいですね。互換性の問題など最初は不具合もあるのでしょうが、その都度修復していただければOKです。

デジイチ動画の30分制限を解決!

ATOMOS NINJA BLADE

ninja-blade画像

動画撮影を行う上で大きな悩みがありました。イベントの撮影にしても商品説明用の撮影にしてもカメラ1台(キャノンxc10)だけでは物足りない動画になってしまったり、音声はICレコーダーで別録しなくてはならなかったりします。カメラ2台で行う場合、1台はキャノンxc10を三脚固定で定点撮影(音声もこちらを使用)、ニコンD810をレンズ交換しながら被写体を追いかけていました。一眼レフ動画は30分以上の連続撮影ができない(フルHDは20分)という制約があるため定点には使えませんでした。一眼レフではピント合わせが非常に難しくどうしてもミス動画を量産してしまいます。

そんな悩みを解決してくれたのがこの「NINJA BLADE」です。外部モニターでありながら収録もできるというものです。カメラ本体の録画機能は使わなくてもいいので30分の制限から解放されるわけです。しかもカメラ本体がメディアに収録する場合は圧縮率の高いコーデックが行われているのですが、この「NINJA BLADE」はHDMIを介して表示された画像を最適な方式でSSDメディアに収録するため画質の向上も期待できます。

これを導入するとニコンD810+NINJA BLADEを定点にして、ピント合わせが楽なキャノンxc10を被写体を追いかけるのに使うことが出来ます。

もう一つの悩み

これで、動画撮影の悩みは解決できたのですが、僕のようなフリーカメラマンは本業である静止画も一緒に求められることが多いです。残るカメラはニコンD4とニコンDfですが、この2台は画像処理エンジンEXPEED 3を搭載していて、性能としては問題ないのですが、イマイチ色が好みじゃなかったのです。ピクチャーコントロールでいろいろ試してはいるのですがなかなか好きな色になりませんでした。やはりニコンD810のポートレイトモードにコントラストと輪郭強調をすこしずつ上げた感じがベストなんですね。

もう一つの決断

好みの写真が撮れないカメラを持っていても出番が無いので、思い切って手放すことにしました。そのお金でニコンD810をもう1台購入しました。これでニコンD810の2台体勢となります。動画も静止画も気持ちよく撮影できます。

さらにNINJA BLADEにはニコンD810で使用しているバッテリーが使えるアダプターが付いています。バッテリーが共用できることは大きな安心感が得られます。考えてみるとニコンD810、ニコンD4、ニコンDf、キャノンxc10これらのカメラはすべてバッテリーが違うのでそれぞれに予備を揃えないといけないというジレンマがありました。部屋の中は違うタイプの急速充電器が転がっていてとても嫌でした。この悩みも一気に解消できました。

NINJA BLADEについてのレビューも近いうちに出来ればと思います。

動画のお仕事。

動画の仕事について。

動画機材

僕はスチール撮影が本業なのですが、近頃急速に動画撮影の仕事が増えてきました。ホームページに貼付けるための動画や記録販売用の動画などがほとんどですが、業種は実に多様です。接骨院、保育園、美容室、葬儀関係、飲食店、自動車関係、エクステリア関係、イベントの記録…。

動画撮影に関しては本業ではないため積極的に営業はしていませんが、問い合わせがあった場合は内容次第でお受けしています。最近は4K、8Kなどと次世代の話も出始めましたが、現時点では1920pixのフルHDまでの納品しかありません。

動画の仕事を受けるときの悩み

「動画もお願いできる?」とクライアント様は気軽にたずねてくる訳ですが、しっかり内容を確認しないと大変なことになります。

レベル1「Facebookに載せるだけだから、写真撮影のついでにスマホかなんかで動画も撮っといて」→この場合は恐らくギャラは見込めませんのでなるべく別の方に頼んでもらうようにしています。

レベル2「ホームページのバックグラウンドにイメージとして流す動画を撮って欲しい」→この場合は音声は無視するかBGMで代用できそうですし、ループ再生ですので数十秒〜数分の短い動画です。一眼レフの被写界深度の浅い表現を利用したりレンズ交換をしながら一眼レフならではの表現力が発揮できる仕事です。動画撮影用のスライダー(レール)も使います。撮影代と編集代を提示してお受けしております。

レベル3「ホームページ内に製品の紹介動画を貼付けたい」→この場合は映像の表現力というよりは分かりやすさや伝わりやすさが重視されますので、音声と照明にこだわらないといけません。ガヤガヤした雑音の多い場所でない限り特別なマイクを用意しなくても声はキレイに入りますので音声は大丈夫だとして問題は照明です。蛍光灯ではフリッカーが心配ですし、あまりキレイには撮れません。僕は昼光色のLED電球を傘バウンスしてある程度光をコントロールできるようにしました。少しでも製品を魅力的に見せる技術は、写真撮影におけるライティングの知識がかなり役に立っています。カメラ1台でできますし、編集も簡単ですので、比較的安価に引き受けられます。

レベル4「イベントの記録動画を販売用に作って欲しい」→この場合は数時間の記録撮影ということですので、一眼レフ動画では難しいですね。僕はキャノンのxc10というビデオカメラを使っています。4Kも撮影できるカメラです。長回しもできますし、軽いのでスタビライザーを使ったなめらかな撮影にも使えます。イベント撮影で大変なのは編集作業です。撮影すること以上に時間がかかります。オーサリング(文字や画像、音声、動画などの要素を組み合わせて一つのソフトウェアやコンテンツ作品を組み立てること)までできないといけません。記録時間も長いので、レンダリング(画面の内容が記述されたデータをコンピュータ上で処理を行い、データにかかれている記述通りに実際の画面や画像のイメージを表示させること)やオーサリングにいちいち時間がかかります。このかかる時間に対して妥当な報酬がいただける場合はお受けしております。

レベル5「アーティストのPVを作って欲しい」→この辺までくると表現力が大変重視されますのでとても僕の機材レベルでは不可能です。AKB48のPVがキャノンの一眼レフで撮られていましたが、それは一眼レフのレンズの表現力を利用したものであることはその通りですが、それ以外にも音声録音もシビアでしょうし、照明も重要ですし編集も時間をかけてやっていることでしょう。何人ものクリエイターさんがチームを作って行われている仕事です。フリーのカメラマンの副業レベルの僕に頼むのは危険です。

レベル6「映画ってつくれる?」絶対無理です。

編集作業というもう1つの仕事

プレミアプロ-画面

僕は編集作業はAdobe Premiere Pro CC2015を使っています。WindowsのムービーメーカーやMacのiMovieなどの無料ソフトも以前は使っていましたが、やはり無料なだけあってかゆいところには手が届きませんでした。Adobe Premiere Pro CC2015は本職のクリエイターさんも使っていますので、出来る機能が豊富ですし細かい作業もできます。それだけに使いこなすのは大変です。僕も作業する度に壁にぶち当たっています。その都度ネットで解決策を探したり、HowTo本のお世話になったりと悪戦苦闘の日々を送っています。

ただ以前出来なかったことが簡単に出来る様になっていたり、新しい機能を発見したりととても楽しいのです。

スチールカメラマンのギャラが低下して行く理由

写真撮影の仕事のギャラがどんどん下がっていますね。例えば婚礼スナップ(アルバム作成は別として)。フィルムの時代は6万円〜8万円ほどでした。そこからフィルム代と現像代を引いて5万円〜6万円の報酬でした。現在の婚礼スナップのギャラは2万円程度ではないでしょうか?中には1万5000円で受けているカメラマンもいると聞きます。ここ10年で半額以下まできました。

理由を考えるとデジタル一眼レフカメラの普及によりカメラが購入しやすくなったこと、カメラのオートモードが高性能になりそこそこの写真は誰でも撮れるようになったことなどが挙げられると思います。さらにスマホのカメラが高性能になったことで、プロカメラマンが汗水垂らして身に付けた技術に価値がなくなってきたことも挙げられると思います。

動画撮影はありがたいことにまだ敷居が高い

写真撮影に比べると動画撮影には勉強しなければならない部分がたくさんあります。動画機能付き一眼レフを持っていても動画はうまく撮れないというカメラマンは多いです。それもそのはず。ビデオカメラで動画を撮影するよりも一眼レフで動画を撮影する方がはるかに難しいからです。

●一眼レフカメラマン→フレームレートやハイディフィニション、インターレースやプログレッシブ、レンダリングやオーサリング…聞き慣れない用語にギブアップしやすい。

●記録ビデオカメラマン→被写界深度や絵としての構図に無頓着なため仕上がった作品のクォリティが低くなりがち。周辺機材がとても高価なため安いギャラの仕事は受けづらい。

このような現状があるような気がします。そこで僕のような副業で動画の仕事を受けているカメラマンにとっては、大きなチャンスがあるのかもしれません。確かに機材に投資すればそれだけ受けられる仕事の幅も広がるのですが、所詮1人でやれることには限界があるので、なるべく出費を控え今ある機材を最大限に活用しながら仕事をこなすことが重要です。機材はそう簡単に購入できませんが、勉強はいつでも無料で出来ます。

クリスマスお楽しみ会の撮影

クリスマスお楽しみ会の撮影

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今日は足近保育園で行われたクリスマスお楽しみ会の撮影でした。毎年の恒例行事でいつも楽しみにしています。各クラスの園児が歌や演奏を披露してくれるのですが、年長さんになるとなかなか難しい曲に挑戦しています。今年は銀河鉄道999のテーマ曲でした。楽器も多く、木琴、ピアニカ、太鼓、鈴、タンバリンなどを一生懸命練習してみんな上手に演奏してくれました。

年に1度の出番、クロスフィルター!

各クラスの発表が終わるとキャンドルセレモニーです。真っ暗な遊戯室にキャンドルの暖かい火が園児たちの顔を揺らします。園児たちはじっとキャンドルに見入っています。

このような状況での撮影では、手持ちでの撮影は難しいですね。シャッタースピードは1/30秒くらいかできれば1/15秒くらいで撮影したいです。園児たちはじっとしていてくれるので、被写体ブレは少ないですが、手ブレがどうしても発生します。ですので三脚を使って撮影しています。絞りはf5.6は欲しいところですが、この状況ではすこし無理してf5くらいにしています。中望遠の焦点距離ですので横1列がなんとかピントが来る程度ですが、脚立に乗って撮影していますので若干見下ろす角度になります。そのおかげで少し被写界深度がかせげます。シャッタースピードと絞りが決まりましたので、最後にISO感度を適正露出になるように決めます。今回はISO1600でしたので、高感度ノイズも許容範囲ではないかと思います。

クロスフィルターは最近は出番が無くこの日のために引っ張り出してきました。画角の中に点光源が2〜3個くらいがちょうどいいと僕は思っているのですが、やはりこれだけの数の点光源があるとちょっとうるさいですね。でも一般の方はあまり持っていないフィルターですので、たまにはこういう写真もいいのではないでしょうか。勿論photoshopなどのソフトで加工することも出来ますが、面倒くさいですからね。今はカメラにクロスフィルターの効果を内蔵しているものもあるようですが、それはそれで羨ましいです。

クリスマスお楽しみ会の後は西松亭で忘年会!

京懐石西松亭

クリスマスお楽しみ会の後は、羽島市竹鼻町にある西松亭さんで足近保育園の忘年会がありました。僕も毎年参加させていただいています。松井市長さんも挨拶に駆けつけていただきました。

西松亭の大将は同級生ということもあり、ホームページの写真を撮影させていただいています。来年には建物を改築予定とのことでホームページのリニューアルも考えているそうです。また仕事でお役に立てると嬉しいです。

変わった文字盤の腕時計を撮影してみる。

分針が無い腕時計。

普段使っていた腕時計が大量の汗の侵入のため壊れてしまいました。修理に持って行ってもスイスウォッチの修理は取り扱えないそうであきらめました。実家の部屋を探すと昔の時計が出てきました。どうやって入手したのかさえ覚えていない安っぽい腕時計です。たしか大阪にいた頃に誰かにもらったような気がしているのですが…。

腕時計をしない僕は使いもせず、箱の中に入れたままになっていました。電池切れで止まっていましたが、よく見ると時針と秒針しか無い変な時計です。文字板の時字と時字の間の部分が15分刻みにメモリが付いていて時針の位置を見るだけで何時何分かが分かる様になっています。見やすいのか見にくいのかよく分からないのですが、使えそうですので電池を購入して使う事にしました。Amazonから電池が届いたので早速入れてみたところ、快調に動き出してくれました。

これで新たに購入する必要が無くなったので一安心です。当分は様子を見てみます。

撮影について

この写真は窓際の自然光のみで撮影していますが、風防が光を反射してハレーションを起こしますので、簡単には撮れません。そこで登場するのがおなじみのPLフィルターです。風景写真で青空をくっきりさせるためのものという認識の方も多いと思いますが、ある方向から入る光を除去できますので、ガラス面や水面などのように反射する光が邪魔なときにとっても重宝します。

商品撮影では、ビニールのまま撮らなくてはいけなときや形状が複雑で嫌な反射が気になるときなどに使います。フィルターを回して強弱を確認しながらベストな位置を探します。デメリットは露出が落ちる点と色味が多少変わってしまう点です。

撮影データ

1/60s f 7.1 ISO 800

カメラ NIKON Df

レンズ Micro-Nikkor 105mm F2.8D

焦点距離 105mm

照明機材 自然光

愛用のギターを撮影!

愛用のギターを撮影してみました。

エピフォンDot-0001

クリーム時代のエリッククラプトンに憧れてギブソンES-335がずっと欲しかったのですが、とても高価で手が出ませんのでエピフォンのコピーモデルEpiphone Dotというギターです。未だ素人レベルの僕にはこれでも贅沢なギターです。弦高を調節すればそこそこ弾きやすくなります。エリッククラプトン好きなら色はやっぱりチェリーですね。エピフォンカジノはフォローボディー(中が空洞)なのでとても軽くて弾きやすいギターでしたが、これは中心部にセンターブロックが入ったセミフォローボディなので意外と重たくて細いストラップだと左肩が痛くなってきます。そこで幅広のストラップを探していました。

エピフォンDot-0002

ERNIEBALL ( アーニーボール )

安くてカッコいいものがありました。ERNIEBALL ( アーニーボール ) のナイロン製ストラップです。エリッククラプトンは黒色を使っているらしいのですが、僕はギターに合わせてバーガンディというえんじ色っぽいものにしました。5㎝の幅があるので肩が大分楽になりました。長さ調節も非常に簡単です。

ギターの撮影

撮影に関してですが、ギターのボディーは全面光沢でしかも緩やかに膨らみがありますので、いろいろなものが写り込みます。実際の商品撮影やカタログ用の撮影なら写り込みを避ける為にディフューザーで覆うなどして工夫することになるのですが、あまり気にしすぎると実際の見た目の色が奇麗に出ません。しかも平面的な照明になるので、ギターの柔らかい膨らみもわかりにくくなります。ですのでカタログの写真だけを見て購入すると届いた時に思っていたのとちょっとイメージが違うなってことがよくあります。

仕事ではなく趣味で撮影する場合は自分の好きなイメージで撮れるので楽しいですね。いろいろ試してみながらカッコいい表情になる様ライティングやカメラ位置を調節していきます。ギターを弾いている時も楽しいですが、ライティングをいろいろ試している時間も僕にとっては至福の時間です。

自宅を撮影スタジオに!

6畳間でも撮影スタジオにすることができます。

6畳スタジオ-0001

僕は撮影スタジオを持っていませんが、空いている6畳の部屋を撮影スタジオにして使っています。ここで商品撮影をしています。商品撮影は絞り込むことが多いためそこそこの光量が必要です。上のアパレルのライティングでも4灯使っています。最近のジェネレーターやモノブロックにはちゃんと安全装置が付いているらしく、自宅のアンペアを超えない限り途中でブレーカーが上がるってこともまず無いと思います。

今日は1日中、女性用のフォーマルウェアを撮影しているのですが、半分終了した時点で心が折れてしまいましたので、休憩することにしました。こんな感じで自分のペースで仕事ができるのも商品撮影の仕事の嬉しいところです。

カメラマンじゃなくても自宅の空いている部屋や会社の空きスペースを撮影スタジオにしたいと考えている方は結構いるんじゃないかと思います。僕に依頼してくれるクライアントさんの話を聞いていると、「プロに頼むと高いから会社内で撮影担当者を決めてやらせていた」と言われる方が何人かいました。しかし現実は「クォリティが低い」「毎回色がちがう」「ピントが合わない」「担当者がすぐ会社を辞める」…などの理由から僕の方に相談してきてくれています。

6畳洋間を撮影スタジオとして使うには…

上の写真にも写っていますが、洋服1着撮影するのにも4灯もの照明機材やレフ板、ディフューザー、エアーダスター、手袋、クリップ類、テープ類、小物などいろいろなモノが必要だと言う事が分かると思います。勿論故障した時のための予備の機材も無いと不安です。これらの機材が揃えられる潤沢な資金があるのでしたら、自宅や自社で撮影スタジオを持つ事をオススメしますが、使い方を知らない状態で購入に踏み切るのも難しいと思います。機材の使い方もそうですが、やはり撮影のノウハウ(知識)が無い方はそもそも宝の持ち腐れになりかねません。上の写真の天上には照明器具を取り付けるソケットが見えていると思いますが邪魔なので取り外しています。窓からの自然光も邪魔なのでふさいであります。フローリングの木目も黄色かぶりの原因になりますので、必要に応じて白い布で覆ったりしています。

こうして撮影した写真が

6畳スタジオ-0004

このコートは商品ではなく着古した中古ですが、試しに撮ってみました。アパレルの撮影は柔らかい光が良いのですが、ある程度の強弱を付けて素材の感じを出さなくてはいけません。その調節が難しいです。6畳の部屋では機材を離したくても限界がありますので、角度を変えたりディフューズしたりしながらライティングを決めていきます。カメラは勿論マニュアルモードです。オートモードを使っている方はその時点でアウトですので、あきらめてカメラマンに頼みましょう!

撮影データ

1/125s f 18 ISO 50

カメラ NIKON D810

レンズ Micro-Nikkor 60mm F2.8D

焦点距離 60mm

照明機材

ジェネレータ(ヘッド2灯)、モノブロック2灯

 

コマ送り動画

コマ送り動画を作ってみました。

アンパンマンは子供に大人気ですね。1コマずつきちんとライティングして数百枚撮影しています。あれだけの労力をかけたわりには動画は数分で終わってしまうので根性と根気が必要な作業です。趣味にはいいですが、仕事にはできませんね。