日常の撮影

ジナーf2でブツ撮り

ジナーf2でお菓子の箱を撮ってみました。

通常の撮影では箱はやや斜め上から撮ると上部が大きく、底部が小さく写ります。

中望遠レンズや望遠レンズを使うと圧縮効果が効いて大小の差を小さくすることができます。

しかし望遠レンズでも若干の差が気になることがあります。

こんな時はPHOTSHOPで直すことになりますが、暇でしたのでジナーf2のアオリを使って形の修正をやってみました。

被写体の形の修正はバックチルト。

被写体の形の修正にはバックチルトを使います。

この場合はチルトアップです。

見下ろした角度からバックをチルトアップします。

ジナーf2はベースチルト式ですのでピント面や構図が大きくズレてしまいます。

ライズ・フォールで画角の中に被写体を入れて再度ピントを調節。

ピントを調節するとまた画角がズレてくるのでライズ・フォールで構図を調節。

再再度ピントを合わせます。

これを繰り返しますが、2〜3回でだいたい合ってきます。

撮影をしてみると予想以上にピントの深度が浅くなっていたりするので、今度はフロントチルトでピント面の調節もしなければいけません。

箱を寝かせた場合

箱を寝かせると立たせた時とは逆で、上部が小さくなり底部が大きくなります。

この場合の形の修正はバックチルトダウンになります。

絞りはf5.6ですのでかなり深度が浅いためフロントチルトダウンを使ってもパンフォーカスにはなりません。

もっと絞らないといけません。

バックチルトダウン後もピント面や構図が大きくズレてしまいます。

同じようにライズ・フォールを使って構図を調節してピントを合わせます。

この作業はなかなか時間がかかって大変なんですが楽しいんですよね。

仕事での撮影では制限時間の中で少しでも多くのカットを求められることが多いためこんな悠長な作業は敬遠されてしまいます。

軽いカメラにズームレンズを付けていろいろなカットを撮る。

それはそれで大変なんですが大変なだけで楽しくはない。

被写体をよく観察して、ライティングを試行錯誤して、ピント面と構図、被写体の形を微調節しながら渾身の1枚のためにシャッターを切る。

やっぱりこれが撮影の醍醐味ではないかと思います。

岐阜で商品撮影・料理撮影・カタログ撮影などの依頼をお考えの方は、ぜひカメラくらぶへお任せください。カメラくらぶでは、メニュー・パンフレットなど様々な用途で使用できる写真撮影を行っております。ご意見・ご感想などありましたらお気軽にお伝えください。

岐阜でのパンフレット撮影依頼ならカメラくらぶ

名称 カメラくらぶ
住所 岐阜県羽島市足近町市場34番地
TEL 090-1414-9733
E-mail iwata@cameraclub2013.com

ニコンD850を修理に出す。

D850のピントが合わないという不具合。

いつも通り仕事から戻って撮影したデータをPCで確認するとピントが怪しい写真がいっぱい。

「下手くそになったな」と思って落ち込みました。

良くみるとピントはどれも50㎝程後ピン気味のようでした。

最初はレンズの故障を疑いましたがレンズ交換した後も同じ症状が出ていたのでボディの問題だと判断しました。

横浜のニコンの修理センター行きです。

40000円程の出費となりそうです。

未だに慣れないミラーレス

ミラーレスカメラに慣れるためになるべく現場に持ち出すことにしているのですが、なかなか苦労しています。

拡大表示したいのにピクチャースタイルセレクトモードになったり、EVFがブラックアウト状態が続いたり、オートホワイトバランスでストロボ撮影すると予想外の色になったり…。

とにかく操作に慣れません。

ジナーf2でアオリの練習

購入してからなかなかゆっくり触れていなかったジナーf2ですが、少し時間ができたので大判レンズを被写体にアオリの練習をしてみました。

ジナーf2はセンターチルトではなくベースチルトのためフロントでチルトをするとピントも構図もズレてしまいます。

この煩わしさはありますが、意外と問題なさそうです。

「なんとなくこのくらいかな」で合わせてみてあとは微調節。

この繰り返しで何とかなるものです。

自動ロック機構などは便利かもしれませんが、ざっくり動かしてギュッとロックする方が体に馴染みそうでやっていて楽しいです。

ジナーf2は軽量ですので三脚ごと持ち上げて若干位置を変えるのも楽です。

このくらい軽ければ現場でも使えそうです。

どうして今更大判カメラなのか。

「大判カメラでアオリをやりたい」って言うと「アオリなんてPhotoshopでやっちゃえばいいじゃん」って言う方もいますが、それは高い建物の先細りを修正するとか商品撮影時の形の修正の場合のことだと思います。

浅い深度を使った大判ならではの表現はPhotoshopで行うのは大変です。

この写真は開放f5.6で撮っていますので被写界深度は浅いのですが、フロントチルトダウンするとピントは点ではなく面であることがよく分かりますね。

手前のレンズの「Tokyo」という文字にも奥のレンズのシャッタースピードの指標にもピントが合っている不思議な写真になっています。

このような表現をPhotoshopで行うにはまず絞り込んだ画像を用意して、意図するところのピントはシャープのまま残してその部分以外をぼかすのですが、違和感なくぼかすのはかなりのテクニックが要求されると思います。

フロントチルトやフロントスイングを使うと簡単にピント面を動かせます。ぼけ方も違和感なく自然なぼけが得られます。

浅い深度を利用した表現はポートレートにも使えそうです。

まだまだできることはたくさんありそうです。

大判カメラコレクター

大判カメラが揃いました。

アオリ撮影の訓練をしようと集め始めた大判カメラですが、本日ようやく揃いました。

フィールド(テクニカル)カメラ…ホースマン45FA

ビューカメラ…トヨビュー45G、ジナーF2×2台(1台はジャンク)

 

ホースマン45FAはフィールドカメラなのでとても軽いです。

現場に持ち込むときはホースマン45FAの出番が多くなります。

フジフィルムGFX50Sとのバランスも良くとても良い仕事をしてくれています。

ただ難点はアオリの量が少ないこと。

もう少しフロントとバックのチルトを効かせたいと思うことがよくあります。

 

トヨビューはアオリの自由度もあって操作もし易く部屋でのブツ撮りには最適でした。

センターチルト方式なのでチルト後のピントや構図のズレがほとんどなく素晴らしいカメラだと思います。

難点はクソ重たいこと。

もう少し軽ければ現場に持って行きたいのですがとても無理です。

 

現場で十分にアオリが使えて持ち運びも楽なカメラを物色していたところ「トヨビューVX125」がかなり軽量なビューカメラでした。

新品はかなり高額。中古はなかなか出てきません。

リンホフのテクニカルダンやカンボも軽い機種があるそうですが日本ではあまり使われていないようで程度のいい中古はほとんどありません。

 

どうせ高値(高嶺)の花だろうと見ないようにしていたジナーでしたが、軽いタイプもあるらしい。

ビュータイプのカメラは微動機構や自動ロック機構、センターチルトなど多くを望めばどんどん重量が増して行きます。

精密で滑らかなアオリを求めるならジナーPシリーズですがかなり重量級でマンフロットの三脚を破壊する恐れがあります。

精密で滑らかなアオリをなんとか自分の鍛錬でカバーできれば軽量のジナーFシリーズでOKだということがわかりました。

ヤフオクですったもんだ。

ジナーは各シリーズ互換性に優れていてスタジオでは定番のカメラでしたので中古もたくさん出てきます。

その中で「目立った傷や汚れなし」のジナーF2がいくつか出ていましたので即決で購入できるものを選びました。

ところが届いてみると隠れたところに割れがあったり、ピントグラスが別メーカーの物に交換されていたり、バック部分のライズ・フォールロックがバカになっていて使えなかったりといろいろ不具合がありました。

出品者が大判カメラの知識がほとんどなく、各部の点検が疎かだったとのことでした。

結局部品取り用に半額程度の返金でそのジナーF2はいただいておくことにしました。

仕方がないので別のジナーF2を落札しました。

こちらの出品者は大判に詳しい方で詳細に程度を説明してくれていました。

ところがこちらはフロント部分のライズ・フォールロックがバカになりかけていました。

部品取り用にいただいておいたジナーF2のフロント部分は正常でしたのでフロント部分を取り替えたら完璧なジナーF2が完成しました。

前期型と後期型でライズ量が若干違うので良くみると別のものが組み合わさっていることがわかるのですが操作上は問題ありません。

大判カメラがわかる人

料理撮影の現場でホースマン45FAを使っていたら、そのお店のコンサルの先生が非常に興味を示してくれて大判カメラの話で盛り上がりました。

今までは大判カメラの話ができる人とはほとんど現場で一緒にならなかったので僕も嬉しくなりました。

その先生はフジフィルムGFX50Sと大判を繋げるためのアダプターをスマホで撮影していました。

「中判ミラーレスセンサーで大判カメラが使えるなら大判カメラが復活するかもしれませんね。」

「当時50万円とか100万円とか言われていたものがヤフオクで数万円で落とせますからね。」

買うなら今でしょ!

需要が出れば高く売ることもできます。

ジャンク品を集めてそれぞれの部品を組み合わせると実用品に蘇らせることもできます。

ジナーSなんかはほとんど実用的ではありませんが飾っておくだけでも価値がある大変美しいカメラです。

エボニーやウッドマンのような木製カメラは美術品ですね。

七五三の撮影はプロカメラマンに頼まなくていいと思う。

七五三のシーズンですね。

この時期どこの神社でも七五三を盛んにやってます。

僕は商品撮影がメインの仕事になっていますので七五三や婚礼など以前は写真館さんが担っていた分野の撮影はお断りしています。

それでも年に数件仕事でお付き合いしている方から依頼を受けて断りづらくて引き受けることがあります。

今年も神社に行ってきたわけですが、年々撮影しづらくなっていますね。

神社のホームページにはカメラマンを連れて来る方への注意事項が細かく記載されています。

神社の駐車場は使ってはいけない。

受付で氏名を記入する。

一般参列者優先。

社殿への入場は厳禁。

一定の場所を長時間占拠してはいけない。

一般参列者を撮影しない。

などなど禁止事項が盛りだくさん。

カメラマンはマナーの悪い鼻つまみの存在なんですね。

 

 

カメラマンは屋外撮影の場合、太陽の位置や太陽光の質(晴れか曇りかなど)を読んで最適な撮影場所を瞬時に判断します。

しかし、神社は北側に神棚を置くことが多いため社殿を背景に撮ろうとすると順光になってしまいます。

晴天時の順光は眩しすぎて良い写真は撮れません。

背景を考えながら向きを変えたり、場所を変えたりします。

そんなことを知らない方は「ここで家族で撮ってください。」とか「あっ今お婆ちゃんといい感じなので撮っておいてください!」とかなるわけです。

「こんなところで撮っても絵になりません」とは言えませんので仕方なく残念写真を量産するはめになります。

 

そして子供のご機嫌。

これもかなり厄介です。

僕は子供は好きですので一緒に遊んだり話をしたりするのは楽しいのですが、朝から既に嫌々状態に陥ってしまっている子もいます。

僕は初対面なので「今日はよろしくね!名前教えて。」って感じで話しかけても完全無視!!

こんな状況でいい写真を残す技術を僕は持っていません。

 

七五三の写真は親族が撮ってください。

最近のカメラは高感度特性に優れているため、暗い社殿の中でも綺麗に写真が撮れます。

カメラマンは社殿には入れないところがほとんどですので、祝詞奏上や玉串奉納のシーンは出席している親族が撮ってあげてください。

家族の記念写真なんかは参拝に来ている人に頼めば喜んで撮ってくれるはずです。

 

七五三の写真に大口径単玉レンズが本当に必要でしょうか?

中判ミラーレスセンサーの画質が必要でしょうか?

 

 

というわけでプロカメラマンに頼まない方がいいのではないかと思うのです。

自分に最適なカメラとは?

ホースマン45FAが現場で活躍しています。

季節柄、おせち料理やクリスマスケーキの撮影が多くなっています。

先日購入したホースマン45FAにフジフィルムGFX50Sを付けて現場に投入しています。

大判レンズの中心部のみを使う贅沢な使い方で綺麗な写真に仕上がっています。

フロントチルトでピント面を調節したり、バックチルトダウンで奥の方の料理が小さくなってしまうのを補正したりと便利に使えています。

105ミリのレンズでもGFX50Sに付けると中望遠のままですのでもともとあまり歪みがないのですが、奥の方のチョコレートがだんだん小さくなっていくのを若干ですが補正してくれているのが分かります。

品数、皿数が多いほど効果は分かりやすいです。

ホースマン45FAの不満

フィールドタイプは軽くて操作も早いので出張撮影にはとても向いているのですが、不満も出てきました。

バックチルトが前後10度程度しか動きません。

風景写真を撮るのであればそこまでのあおりは必要ないのかもしれませんが、料理や商品写真には足りない気がします。

かといってトヨビュー45Gは5.5kgもあるのでとても外には持ち出せません。

自分に最適なカメラを考えてみる。

まずあおりができる大判蛇腹カメラは必須です。

35㎜カメラでもPCレンズやTS-Eレンズなどありますが1本あたりの値段が高額すぎますし、ニコンのPCレンズはフロントとリアがなぜか直交型。

複合あおりは絶対必要になってくると思うのですが。

大判カメラにはフィールドタイプとビュータイプがあります。

豊富なあおり量が必要ならビュータイプになります。

フィールドタイプは2〜3kg程度。ホースマン45FAは2kg。

ビュータイプは3〜7kgになってしまいます。トヨビュー45Gは5.5kg。

ということで3kg未満のビュータイプがあれば最適ではないかと調べてみました。

ありました。

トヨビューVX125B。2.7kg。

航空機用ジュラルミンの使用によりこの軽量化に成功しているそうです。

名前の最後の「B」はBLACKの「B」。

「B」じゃない方はモスグリーンでちょっと好きになれません。

少々値が張りますが商売道具と考えれば相応な値段だと思います。

さてどうやって手に入れるか。

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ワンオペインタビュー撮影

1人で行うインタビュー撮影の機材

動画は映像も音声もバックアップが大切です。

映像はD850、Z6Ⅱ、Blackmagic Design Video Assist 4Kの3台。

Blackmagic Design Video Assist 4Kは時間制限無く録画できるので最初から最後まで止めずに録画しておきます。

音声はピンマイクとガンマイクとZ6Ⅱに付けた外付けマイク。

音質はピンマイクが一番綺麗です。環境音も拾いません。

ガンマイクは音質はいいのですがやや環境音を拾います。

Z6Ⅱの外付けマイクは声もワウワウしますし環境音を盛大に拾います。

照明は200WのLEDライト2灯を天井バウンス。1灯を傘トレで被写体に。

ここまで準備できれば安心です。

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新潟出張の思い出

出雲崎で出張撮影

片道5時間の新潟出雲崎まで行ってきました。

僕の中の新潟のイメージは上杉謙信、河井継之助、田中角栄の3人から出来上がっています。

雪国であっても活気があり、人情味に溢れた県なのではないかと勝手に想像していました。

出雲崎は子供達と遊ぶ姿で有名な良寛さんの故郷でもあります。

ですが道中子供は1人も見かけませんでした。

曇天の日本海を見ながら運転していると堪らなく気分が落ち込んできます。

人気の無い漁師小屋が並んでいます。

佐渡の金銀を運ぶための港でもあった出雲崎は幕府直轄領なので代官所があり、処刑所の跡も残されています。

気分はどんどん落ち込みます。

波の音も不気味。

仕事が終わって長岡のホテルに向かうと駅周辺は急に大都会のように開発されています。

岐阜羽島駅と比べるとお金の掛け方が違いすぎます。

気分が沈んだまま仕事を終えて5時間かけて帰ってきました。

用意して行ったホースマン45FAを使うこともなく新潟の旅は終わってしまいました。

 

 

表現主義か新即物主義か?

表現主義か新即物主義か?

表現主義:感情を作品中に反映させて表現する。

新即物主義:社会の中の無名性や匿名性として存在している人間に対し冷徹な視線を注ぎ、即物的に表現する。(ウィキペディア)

僕はアーティストではありませんが、立場をどちらかに入れるとすれば表現主義に入るのかもしれません。

楽しそうな人物はより楽しそうなことが伝わるように撮影したり、

美味しそうな料理はより美味しそうに見えるように撮影するのが仕事です。

照明機材で影の出方を調節したり、食材の表面に油を塗ってでシズル感を強調したりと様々な演出がされています。

このような「演出」という行為はカメラマンとしては腕の見せ所でも有りますし、依頼者に満足していただくためには欠かせない行為です。

人物写真や料理写真では問題になることはほとんど無いのですが、これが政府の広報とか出版物などになると危険性をはらむことになります。

「大切な人を守るために戦争に行って戦うことは美しい」

「独裁者を成敗してその国を民主化させてあげないといけない」

「温暖化を食い止めるため、海洋汚染を食い止めるため、レジ袋は有料化しなければならない」

などなどエゴたっぷりな傲慢な考えを助長することにも利用されてしまいます。

第一次世界大戦で大量に人が死んでいくのを見たり、故郷が無くなってしまったり、生きていくために家の前で倒れている兵隊さんの肉をそぎ取って子供達に与えたり…

「自分たちが信じていた正義がまやかしだったのでは無いか?」という疑問から発生したのが新即物主義という芸術運動です。

 

現実を客観的・即物的に表現しようとする姿勢です。

シュルレアリスム(超現実)もこの流れです。

戦争体験のない平和な時代が何十年も続いてしまうとへんてこりんで意味不明な作品が溢れ出すみたいです。

現代アートなどという人もいますが…。

ただ単に気持ち悪いモノ、嫌悪感を抱くだけのモノ、あからさまにタブーを連想させるモノ。

こんなものには主義も主張もありません。

自己顕示欲の塊なんですよね。

謙虚に誠実に生きていきたいモノです。

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オイルライターのディテール

オイルライターのディテール

モノクロで撮影することでディテールに意識を集中させることができます。

正面からの撮影でも問題は無いのですが、商品撮影の場合は側面や上部も見せたくなります。

特に上部は見せたいことが多いです。

被写体の真正面にカメラを置けば歪みなく撮影できますが、上部を見せるためにカメラ位置を上げるとどうしても下部がすぼんでしまいます。

このすぼみを蛇腹のアオリを使って補正します。

真正面から撮影

カメラ位置を上げて撮影

バックチルトアップでセンサー面を被写体に対して平行(地面に対して垂直)にします。

フロントチルトアップで同じように被写体に対して平行(地面に対して垂直)にします。

モニターを見ながら被写体が画面中央辺りにくるようにフロントフォールで調節します。

ピントを合わせてシャッターを切る。

この手順で被写体のディテールは綺麗に補正されるわけですがよく見ると下部のピントの甘さと画面上部のケラれ(光量落ち)が気になります。

見下ろす角度や使うレンズによってもどのくらい制限されるかは変わってきますので、この制限度合いを体に覚え込ませておく必要がありそうです。

あまり極端なアオリは必ずどこかが破綻するのでさりげなくアオることが重要なのだと思います。

GFX50Sは5000万画素もありますので、やや引き目で撮影しておいて後でトリミングをする方がいいみたいです。

深度も稼げますし、歪みも抑えられますし、ケラレの影響も受けにくくなります。

修理後のトヨビューは快適

フロントフレームのロックノブが壊れたのでバック用のフレームをフロントフレームにして使っていますが何の問題もなく使えています。

部品が壊れても直して使えるモノというのは愛着も湧いていいですね。

ロックする時の力の入れすぎにも自然と注意するようになります。

こうして使ううちにだんだん手に馴染んで来る感じがたまりません。

トヨビューの修理

トヨビューのフォーカシングノブロックレバーの修理

ロックレバーが割れてしまいましたのでピントが合わせられません。

割れた部分だけ交換するためにオークションで探したのですが、フロント部分のボディフレームが無かったので仕方がなくバック部分のボディフレームを購入しました。

付いているレバーは同じものなので、交換するだけなので問題ないかと思っていました。

六角レンチとスパナでノブを外してみたところ中の芯棒がバカになっているようでしっかり止まりません。

仕方なく購入したバック用のボディフレームをフロントフレームとして使うことにしました。

前も後ろもバック用のフレームを付けているオリジナルのカメラになりました。

フロントスイングとフロントシフトの時に指標が裏にあるのでちょっと不便ですがそれ以外は何も変わらないので大丈夫です。

いろいろいじくっていると愛着も湧いてきます。

PHOTOSHOPのニューラルフィルターで20歳若返り

モノクロのセルフポートレートを撮ってみました。

疲れ切った休日のおじさんですが、PHOTOSHOPのニューラルフィルターで若返らせることができます。

20代に戻ることができました。

簡単にこんなことができてしまうのは驚きですがやっぱり虚しさも伴います。

ポートレートは「その人物の奥底に潜む感情を引きずり出し、潜在的な魅力や存在感、躍動感を最大限まで写し出す」ものであるとしたらPHOTOSHOで加工したりアプリで盛られたポートレートは手元に置いておく価値も後世に残す価値も無いのかもしれません。

大判カメラでポートレートを撮ってみようかな。

仕事で人物撮影をするときは時間の制限があるためいかに迅速にセッティングしてOK写真を撮るかに専念します。

大判カメラならセッティングにも時間がかかりますしピントもマニュアルです。

ライティングや背景やカメラの準備をする時間にコミュニケーションを取ることができます。

大きいカメラを向けられる方も緊張感が生まれます。

撮る方も撮られる方も真剣勝負。

モノクロで背景は無地、照明は1灯、絞りはf11、シャッタースピードは1/125秒、感度はISO100。

ボケ具合はアオリで操作する。

ここまで縛りを作っておくことでシャッターチャンスに集中できると思います。

こうして撮られた写真はお互いにとってとても価値があるもになると思います。

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