2020年09月27日

岐阜のカメラマンなのにニコンフルサイズミラーレスZ6に手を出してみた。

ニコンフルサイズミラーレスZ6

岐阜を拠点に商品撮影を行っていますが、この度新しいカメラを購入しました。

目的は商品撮影ではなく、動画のオートフォーカス1点のみ。

一眼レフ動画でオートフォーカスはとても使い物にならなかったので、業務用のビデオカメラにしようかと思ったのですが、ビデオカメラはセンサーサイズが小さいのでつまらない動画しか撮れません。

記録するだけならそれでいいのでしょうけど、映画やPVのように高画質でインパクトのある映像を求めるとフルサイズセンサーがいいです。

D850がメインカメラとなっていますので、XQDカードとバッテリーが共有できます。

XQDカードとXQDカードリーダーは高額ですので敬遠する方も多いようですが、この抜群の速さと安定感はSDカードとは比べ物になりません。

オートフォーカスOKです。

キットレンズの24-70 f4sというZマウントレンズレンズを付けて動画を撮ってみました。

オートフォーカスいい感じです。静かにジワジワ合焦していく感じがたまりません。

 

Z6は2018年11月の発売ですので2年近く経っているのですが、2020年2月にファームウェアのバージョンアップがあり、そのおかげで2020年2月に発売されたボディかのような新しい機能が追加されています。ソニーのように微妙な違いのボディを次から次へと出されると、自分が購入したボディで間違いなかったのか自信が持てなくなりそうで…。

顔認識AFと瞳AF機能が「犬と猫」にも対応しました。

これは動画撮影時は「顔認識のみ」になってしまうそうですので、静止画モードで使ってみました。

確かに認識しますが、絶えずゆらゆら迷ってる感じがどうも心もとありません。

猫や犬がじっとしていてくれれば使えるとは思いますが、動きが素早い時は難しい気がします。

恐らく途中で通常のAFモードに戻そうということも多くなりそうですが、残念なことにファンクションに割り当てられないので、いちいちメニューボタンを押して中へ入っていかないと変更できません。

これではシャッターチャンスをかなり逃してしまいそうです。苦肉の策ですが「マイメニュー」の中に入れて少しでも早くアクセスできるようにしておきます。

 

ボディの操作性はピカイチ。

さすがニコン製品と唸らせてくれる部分はボディの設計です。

ボタンの配置が分かりやすいし、それぞれのボタンの形状が微妙に全部違っています。

数回触っただけで、ファインダーを覗きながらでも操作できるようになります。

実は、ソニーとパナソニックのカメラを借りて触らせてもらったことがあるのですが、どちらのカメラも触っているうちに知らずにボタンを押してしまい画面が切り替わっていて、

どのボタンを押してしまったのかがわからず自分では元に戻せないということがありました。

仕事中にこんな目に遭ったら焦りますよね。

フィルムカメラの時代からそうでしたが、ニコンのカメラは極力操作ミスがないようにとても細かく配慮されている感じがします。

静止画カメラとしては…

自分仕様にカスタマイズも完了して、動画に関しては満足です。

ただ、静止画はやっぱり一眼レフの方がいいですね。

白い背景で撮った画像を確認した時に、背景の白い部分がクリアに撮れているのかノイズが乗っているのか判断しにくいです。

料理や商品写真の時に困りそうです。

電子ビューファインダーも綺麗なんですが、本当に見えている絵がそのまま撮れているのかどうかちょっと不安になります。

逆光でのポートレートや風景撮影なんかは楽しくなるのでしょうが、コマーシャル撮影のような白トビ直前をギリギリに攻めるような時は怖いです。