2020年09月03日

出張ペット撮影のためのライティング

出張撮影を可能にするために。

動物の写真は基本的に屋外です。ペットになると屋内もあると思いますが、綺麗な写真は屋外です。きれいな太陽光が使えますからね。

でも太陽光はいつでも使えるわけではありません。

曇っていたり、雨だったり、夕方を過ぎると隠れてしまいます。

趣味で撮影するものであれば太陽が出ている時を狙えばいいのですが、仕事で受注するとなるといつでも撮影できる撮影スタジオが必要です。

「ペットを連れてスタジオに行く」というのは意外とハードルが高いのでは?

屋内で飼っているペットを外に連れ出すと、ペットにとっては不安でしかないのでかなりストレスを与えてしまうことになります。

スタジオの高価な機材をペットが壊してしまったら。よだれやおしっこで汚してしまったら。飼い主さんにとってもストレスですよね。

ペットがいるところへ出張しよう!

ということで出張撮影にしようと決めました。

「スタジオ持ってないからでしょ」って思う方もいるかもしれませんので念のためですが、スタジオ撮影希望の方には喜んでスタジオ撮影に対応させていただきます。

出張ペット撮影用に試行錯誤

現場を6畳の部屋と想定して、セッティングをしてみました。

背景にどのくらい光が回るのか、キャッチライトの形状はどうかなど調査してみました。

黄色い背景紙でもソフトBOXの向きを調節することで背景を黒色にすることができます。

左右ほぼ光量が同じですので、毛並みの質感がしっかり出るサンドイッチライティングです。

これなら2灯だけですのでセッティングも早いです。

試しに1灯とレフ板でも試してみたのですが、1匹だけの場合はかなり良いですが、2匹、3匹を一緒にとなることもあるはずですので却下。

左右に少し明暗さを付けて完成。

広さにもよりますがこのライティングなら大型犬でもいけそうです。

 

キャッチライトが気に食わない。

ソフトBOXのキャッチライトはカクカクしていてちょっと不自然のような気がしてきました。

そこで丸いキャッチライトが入るオパライトを試してみました。

やはり丸いキャッチライトの方が自然な感じでいいですね。

しかし3灯もセッティングするのはちょっと大変ですので、とりあえずソフトBOX2灯で落ち着きそうです。

背景紙も四六判の紙がたくさんありますので毛色に合わせてその場で決めようと思います。簡易的な背景ですので付け替えも簡単。いろいろな色の背景で撮ることができます。

早速再来週に撮影が入りましたのでいろいろチャレンジしてみます。