2021年11月20日

ジナーf2でブツ撮り

ジナーf2でお菓子の箱を撮ってみました。

通常の撮影では箱はやや斜め上から撮ると上部が大きく、底部が小さく写ります。

中望遠レンズや望遠レンズを使うと圧縮効果が効いて大小の差を小さくすることができます。

しかし望遠レンズでも若干の差が気になることがあります。

こんな時はPHOTSHOPで直すことになりますが、暇でしたのでジナーf2のアオリを使って形の修正をやってみました。

被写体の形の修正はバックチルト。

被写体の形の修正にはバックチルトを使います。

この場合はチルトアップです。

見下ろした角度からバックをチルトアップします。

ジナーf2はベースチルト式ですのでピント面や構図が大きくズレてしまいます。

ライズ・フォールで画角の中に被写体を入れて再度ピントを調節。

ピントを調節するとまた画角がズレてくるのでライズ・フォールで構図を調節。

再再度ピントを合わせます。

これを繰り返しますが、2〜3回でだいたい合ってきます。

撮影をしてみると予想以上にピントの深度が浅くなっていたりするので、今度はフロントチルトでピント面の調節もしなければいけません。

箱を寝かせた場合

箱を寝かせると立たせた時とは逆で、上部が小さくなり底部が大きくなります。

この場合の形の修正はバックチルトダウンになります。

絞りはf5.6ですのでかなり深度が浅いためフロントチルトダウンを使ってもパンフォーカスにはなりません。

もっと絞らないといけません。

バックチルトダウン後もピント面や構図が大きくズレてしまいます。

同じようにライズ・フォールを使って構図を調節してピントを合わせます。

この作業はなかなか時間がかかって大変なんですが楽しいんですよね。

仕事での撮影では制限時間の中で少しでも多くのカットを求められることが多いためこんな悠長な作業は敬遠されてしまいます。

軽いカメラにズームレンズを付けていろいろなカットを撮る。

それはそれで大変なんですが大変なだけで楽しくはない。

被写体をよく観察して、ライティングを試行錯誤して、ピント面と構図、被写体の形を微調節しながら渾身の1枚のためにシャッターを切る。

やっぱりこれが撮影の醍醐味ではないかと思います。

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