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一眼動画でも音声は大切!

TASCAM DR-60DMKIIが届きました。

一眼動画の弱点は、撮影時間の制限とピント合わせの難しさと音声の脆弱さの3点です。

撮影時間の制限については、Blackmagic Video Assist 4Kを利用することで解消できました。電源が続く限り、メディアの容量が無くならない限り撮影し続けることが可能になりました。ただ先日、気温39度の炎天下ではバッテリーの状態が不安定で使い物になりませんでした。

ピント合わせはターゲット追尾などいろいろ試しましたが、結論としては無理。映画製作の世界でもピントマンという専門職があるくらいですから無理に決まっていますね。インタビューのように被写体の動きが一定の範囲で収まる場合は若干絞り気味にしてごまかすくらいはできそうです。f値でいうと50㎜レンズでf4〜f5.6あたりで大丈夫かと思います。スローモーションも必要が無いので、フレームレートは24fpsで十分ですので、シャッタースピードも若干遅くでき、結果的に少し絞っても明るさは確保できるかと思います。

そして音声の問題。

ニコンD810には外部マイク入力もできますし、ヘッドフォンでモニタリングもできるのですが、もともと怪しいレベルのものですので、音声収録は専門のタスカムに任せた方が良いと思い、TASCAM DR-60DMKIIを購入しました。

より高音質な動画撮影を可能にするミキサー統合型の4トラック リニアPCMレコーダーです。より小さい音の録音に対応するため、HI+PLUSゲイン設定を新たに追加してマークⅡとしてバージョンアップしました。

XLR/TRS入力を2系統、ステレオミニジャック入力も装備し、合計4CHの同時入力が可能です。実際はステレオミニジャック入力は1つなので3つのマイクが同時に使えるということです。それぞれのマイクのゲイン調節が手元で簡単にできます。XLR/TRS入力の2つはファンタム電源の供給ができるので、高級なコンデンサマイクも使用可能です。今の所そこまでのマイクは持っていませんが、ピンマイクがコンデンサでしたので今まではファンタム電源を途中にカマさないと使えなかったのですが、これも使えるようになりました。

使用感

インタビューの撮影が控えていますので、ガンマイク1本でこのTASCAM DR-60DMKIIを使ってみようと思います。インタビューですのでモノラル入力です。

ネットの中にはこのTASCAM DR-60DMKIIがわかりづらくて使えないって言ってる方がみえましたが、付属の取説だけではわかりづらいかもしれません。こういう多機能な製品は、届いた製品をいじっているうちにわかってくるというものではありません。しっかり使い方を噛み砕いて身につける努力が必要です。その努力をしないでネットで中傷するのは全くお門違い。自分には使いこなせずヤフオクで安く売る羽目になったウサを晴らすためだけの愚鈍な行為です。タスカムのWEBサイトにリファレンスマニュアルがダウンロードできるようになっています。これをしっかり読んで自分に必要な設定を確認しないと現場で泡を喰う羽目になります。