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ワイヤレススピードライトコマンダーSU-800

ニコンクリエイティブライティングシステム(CLS)はどうか?

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クリエイティブライティングシステム対応カメラに装着して、SB-910、SB-900、SB-800、SB-700、SB-600、SB-R200の発光量をワイヤレスで制御可能。

ワイヤレススピードライトコマンダーSU-800をボディに取り付けると離れた所にあるスピードライトを遠隔操作で発光させることができます。光量の調節も手元でできます。こんな魔法のようなアイテムが世の中には存在しているのですね。もうモノブロックやジェネレーターなんかはいらなくなってしまい ますね…

…確かにできなくはないのですが、僕の場合あまり出番はなさそうです。勿論、人によって撮り方は違いますので便利だと言う方も当然みえると思いますが。

今の所出番が少なそうな感じ。

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1番の理由は撮影のリズムが狂うことです。人物撮影も多い僕にとってはこのリズムは非常に大切です。僕は未だにマニュアルフォーカスでピントを合わせることが多く低照度の屋内での撮影ではオートフォーカスは信用できません。そこでフォーカスのブラケットを多用しています。ピントの合っていないところからシャッターを切りはじめピントを合わせながらシャッターを切っていき、ピントが合わなくなったのを確認してシャッターを切るのを止めます。こうすればどれか1枚はピントは合っているでしょう。こんなときスピードライトのチャージの遅さがネックになってしまいます。

2番目の理由はロケに使えそうで使えないところです。ワイヤレスで発光できるということは電源が確保できないロケ撮影での使用に期待をかけてしまいます。軽装備でのロケ撮影を目的にスピードライトを使うわけですので、あまりごっつい三脚をスタンドとして使ったり、ウエイトをわざわざスタンドに吊るすというのは本末転倒な気がして当然軽量のスタンドにスピードライトを乗っけることになります。すると足場の悪いロケでは簡単に転倒してしまいます。やはりロケ用照明は安定感が命!太目のスタンドにウエイトをしっかりぶら下げパナソニックのPE60SGを傘バウンス。これをラジオスレーブでワイヤレスにします。これが今のところ最適なロケ用のシステムとなっています。スピードライトのようにハイスピードシンクロ機能なんかはできませんが、感度を下げてスピードシンクロに対応させます。実際スピードライトのハイスピードシンクロ機能ではシャッタースピードが速くなればなるほどガイドナンバーがみるみる落ちていき直当てでかなり近付けるか、スピードライトの数を増やすかしないといけません。

3番目の理由はスピードライトの値段です。ニコンSB-910はだいたい40,000円ほどです。コメットCT-200jrはだいたい49,000円ほどです。価格差10,000円程度なら迷わずコメットです!