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ピンマイクをプッチワイヤレス化

audio-technica AT9901 ステレオマイクロホン

動画の撮影には音声はとても重要です。大抵の現場ではガンマイクを使用しているのですが、商品撮影動画やインタビューなどのように声が非常に重要な場合はピンマイクが一番ですね。ただワイヤレスピンマイクは安くても5万円くらいはするので躊躇してしまいます。そこでワイヤレスではないピンマイクの取り回しを良くできないかといろいろ考えていたわけですが、なんとなく着地しました。

TASCAM リニアPCMレコーダー DR-05

TASCAM リニアPCMレコーダー DR-05にピンマイクの音声を収録するというやり方。全然ワイヤレスではありませんが、このくらいのレコーダーならテーブルの下やポケットの中などに忍ばすことができます。

このマイクINにピンマイクのジャックを差し込みます。映像とはセパレートでの収録になりますので、カチンコか手を叩くなどしてタイミング合わせをしておかないといけません。煩雑な作業はやや増えるのですが、映像の方にも音声はガンマイクで収録しますのでバックアップにもなります。いらない音は編集で削除してしまえばいいだけの話です。

ただ、2人や3人の声が同時に必要になった場合このセットを人数分用意しないといけないので、その時はまた別の方法を考案した方が良さそうです。同じレコーダーを2つも3つも購入したくないですから。

動画は直受け仕事!

フリーランスカメラマンはどうしても下請け仕事をしながら生計を立てることが多くなります。マッチングサイトもたくさんありますし、比較的技術が未熟でも仕事を任されやすいブライダルスナップや写真館さんからの依頼の学校関係のスナップ写真、中華系なんちゃってストロボでこなせる七五三などの仕事がいっぱいありますからね。ただし、こういう仕事は誰でもできる仕事ですのでそれだけカメラマンもゴロゴロいて報酬額は右肩下がり。仕事を出す方もクオリティにそれほど大差ないのなら安く引き受けてくれるカメラマンを探しています。

僕もなかなか下請け仕事から抜け出せません。もちろん報酬と内容を十分に考慮して仕事を選んでいますが…。

一方、動画の仕事は100%直受け仕事です。最近の動画の仕事はホームページの中で流すための短いPVだったり、扱っている商品の紹介動画の仕事が多くなってきました。こういう動画を求めている人は、「某テレビ局で長年培った経験豊富なキャメラマン」とか「ショルダー担ぎのバカでかい業務用カメラを使っております」っていうタイプのキャメラマンには頼まないんですね。その理由はいろいろありますが、例えば、アシスタントを複数人同行で繰り出されると現場がわちゃわちゃして結局はかどらない。とか、自分を職人だと思っているのでウザい。などなどあると思います。

ちゃんと伝わるならGoProでもスマホの動画でもいいんです!

WEBサイト上で流す動画ならGoProでもスマホの動画でもちゃんと伝えたいことが伝わっているならそれでいいんです。っていう方が多くなってきたわけです。さすがにGoProやスマホではお金はいただけませんので僕はやりませんが、撮影、編集、音声、照明全てを1人でこなしますのでとてもお値打ちに引き受けることが出来ます。

僕の使っている動画機材は本職の方々に比べたら1/10程度のレベルではないでしょうか。それでもスチール撮影で経験した構図やライティングの技術を動画用に応用して、スチールカメラマンならではの素敵な動画を提供しています!