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12弦ギターにハマり中。

12弦ギター購入。

動画の仕事も舞い込んできて年末までは、写真撮影の仕事を全部断っても年を越せそうなありがたい悲鳴です。

スナップしかできない「なんちゃってカメラマン」さん達は、この時期は遠足や運動会、七五三、婚礼など稼ぎ時ですからFacebookでの宣伝に必死なようですね。

どれも1日撮影してせいぜい20000円ってとこでしょうか?件数稼がないとメシ食えませんからね。頭が下がります。

さて、同じようなヴィンテージサンバーストのアコースティックギターが2本並んでますがどちらも最近購入したものです。

同じようなギターに見えますが、全く別物です。

手前の6弦ギターは小さめボディーで6本の弦の音がバランスよく響くためアルペジオやスリーフィンガーピッキングに最適なギターです。いわゆる指引き用ギター。

奥のギターはボディサイズも大きめの12弦ギター。

通常の6弦ギターの弦にそれぞれ6本の副弦が張られています。3〜6弦の副弦はオクターブ違いで1弦と2弦は同じ弦でユニゾンとなっています。

大学時代にオアシスのサッドソングを弾き語るノエルがかっこよくて、西武百貨店のギターショップにあったタカミネの12弦ギターを触らせてもらったのですが、ネックがでかすぎてとても弾けないと諦めていました。

日本のアーティストにはなぜか不人気で、使用しているギターが12弦であっても、そこに注目はされません。長渕、ワイルドワンズ、堀内、かぐや姫…。実はたくさんの方が使っているのですが、注目されません。僕の見解ですが、日本の曲はギター以外の音が多すぎる気がします。とくにストリングス。ほとんどの曲に当然のようにストリングスが入っています。ヒット曲は特に入ってます。ストリングスはオーケストラの様な重厚感が得られるため入れないとヒットしないんでしょうか?

洋楽における12弦ギターはいかにも「これが12弦ギターのサウンドだ!」とばかりに圧倒的な存在感で迫ってきます。ビートルズのア ハード デイズ ナイトのイントロのジャーーーンとか、レッドツェッペリンの天国への階段、バーズのミスタータンブリンマン、KISSのハードラック ウーマン、イーグルスのホテルカリフォルニア…。

どれも印象的なフレーズには12弦ギターが使われています。

これら洋楽の名曲をコピーしようと頑張っても結局12弦ギターじゃないとコピーできないんですよね。あんな音は6弦ギターでは出ませんから。

中古見っけ!

撮影用の小物を探しにリサイクルショップへ行ったらこの12弦ギターを見つけました。激安だったのでどうせほとんどジャンク品だろうと思いましたがどうしても気になって見せてもらうと、打痕は一切なく、ペグも良好。もし弾けなくてもこの値段なら諦めが付くと言い聞かせ購入したわけです。

音最高!

付いていた弦もそんなに劣化していなかったのでそのままにしてチューニングしてみると、全身に衝撃が走る様な美しい響きが出ました。天然コーラスが効いている様な立体的な音が気持ちいいんですね。

当分、遊べると確信しました。

魚茂様のホームページ完成!

魚茂様のホームページほぼ完成しました。

いつも何かとお世話になっている魚茂様。かれこれ10年以上のお付き合いとなっております。僕は友達も少なく独り者ですので利用させていただく機会は少ないのですが、「岐阜で美味しいお店知らない?」と聞かれれば真っ先に思い浮かぶお店です。

大将から息子さんの若大将に少しづつ引き継いでいかれるようで、現時点では料理の腕を磨きながら経営面も任されていくとのこと。楽しみです。

その手始めとしてホームページもリニューアルしようということです。写真素材が既に豊富にありましたので形にするところまでは比較的短時間で完了しました。

今後、情報ページを充実させたり、写真を差し替えたりしながら育てていってくださいませ。

カメラマンが作るホームページ

僕はWEBデザイナーではありませんのでホームページを作ることは専門ではないのですが、普段撮影させていただいているお店や会社さんでしたら既に写真素材が揃っていますので、スピーディー且つお値打ちに作成できます。

意外と難しい傘の撮影

この時期恒例となってきた傘の撮影

3日間にわたる傘の撮影がようやく終了しました。

カタログ用の写真です。切り抜き用に白背景紙の傘をのせて撮影します。

下に置いてある2つのクリップは、傘が同じ位置にくるように開いた状態の端っこの部分の目印です。

傘の柄の部分にはバッテンのテープでばみってます。

傘の骨は6本、8本、16本などいろいろ仕様が異なるため反射する面がランダムに変わります。

また、反射の度合いは色合いや生地によっても変わります。サテン生地の傘は特に強敵です。

同じ種類の傘を撮っていても微妙に露出を変えたり、ストロボの位置を変えたりしなくてはならず大変です。

合計8灯ライティング

最初は4灯〜5灯にディフューザーとレフ板で始めるのですが、結局いつも8灯のストロボ総出動となっています。

壁や天井に向けてセッティングしておいて、必要に応じて点けたり消したりしながら撮影しています。

デザイナーさんや傘屋さんの意見も聞きながらみんなで相談しながら進めていきます。

3人とも性格が違いますし、求める度合いもばらばらなので、意見がなかなかまとまりません。

しかし、3人はそれぞれの専門家。

「この部分は長さを揃えるか、ボタンの位置を揃えるかどうします?」となった場合、

 

デザイナーさんは、「フォトショでも修正できる範囲だからできれば長さ重視でいきたい」

傘屋さんは、「製作段階でどうしてもばらつきが出る部分だから、販売価格からしてもそこは気にする必要はない」

僕は、「みなさんのおっしゃる通りにいかようにも対応させていただきます。とりあえず両パターン撮っておきましょうか?」

 

という感じで進んでいくわけです。

ホームページのヘッダーを動画に。

フルスクリーン動画はインパクト抜群!

令和に入った頃から動画の仕事が増えてきました。積極的に営業はしていないのですが「動画も撮れないの?」と聞かれることが増え、「やってますよ。」と答えるとすぐに仕事になる感じです。

動画も写真と同じようにいくつかのジャンルがありますが、現時点でお受けできるのは、イベントの記録、企業PV、商品説明動画、Youtuberのお手伝いなどです。TVコマーシャルや映画などは当たり前ですができません。

ほんの数年前くらいに、ホームページのヘッダーに動画を入れてみたところ、閲覧できるブラウザが限られたり、アップデートしていないPCでは見れなかったり、スマホでは小さくなりすぎて見にくかったりといろいろ難があってあきらめていました。

しかし、今回の美濃塗装工業さんのホームページのように最近ではそういう問題がクリアされてきて少しづつ動画を活用するホームページが増えてきました。スマホで見るとさすがに縦画面にトリミングされてしまいますがイメージはちゃんと伝わります。

では、このようなヘッダーに使う数秒の動画の撮影をどこに依頼するかと考えた時、TVコマーシャルを作っている制作会社に依頼する人はいないでしょうね。映画監督を探して企画を持ち込むようなこともしないでしょうね。予算は写真撮影と同程度で、そこまで時間もかけたくないということなら、写真撮影のついで程度に動画も撮って欲しいとなるわけです。

写真好きは動画嫌い。

僕がここのところ感じているのは写真が好きでカメラマンをやってる人は動画はあまり好きじゃない。スナップカメラマンならその瞬間瞬間の出来事を自分のセンスと最高の機材で切り取りたい。コマーシャルカメラマンなら自分のセンスと最高の機材で演出したい。動画はこれらの欲求を満たすことはできないんですね。

また動画カメラマンとして生きてきた人は、制作会社に所属している限り自分のセンスがそこまで求められることは無いでしょうし、フリーでビデオカメラマンをやっている人はほとんどの仕事がイベントなどの記録撮影しかないので被写界深度にこだわることはほぼ無いと思います。

この美濃塗装工業さんのヘッダーに使われている動画は一眼レフで撮影しています。被写界深度を浅くすることは主題を強調させる効果がありますので、ホームページには最適な動画です。ビデオカメラでここまで被写界深度を浅くするには非常に高額なシネマレンズが必要になります。

ということで「ホームページに掲載する動画の撮影に最適な機材は一眼レフである」という結論となるわけです。

で、動画をやりたがるスチールカメラマンは本当に少ないのです。確かに一眼レフで動画を撮るにはムービー三脚やスタビライザーや可変NDフィルターなどそれなりに必要な機材もありますが、それくらいの投資をしても余りあるくらいの映像を手に入れられるのですから安いものです。

さらに、ホームページのヘッダーにはテキストが入ることが多いです。ですので動画はテキストの背景という扱いとなりますのでアンダーめに加工したり、テキストを読みやすくするために敢えて解像度を下げたりしてくれますので撮影時の「粗」が目立ちにくいというありがたみもあります。

 

動画撮影のご依頼もお待ちしております。

名称カメラくらぶ
住所岐阜県岐阜市柳津町下佐波4-75
TEL090-1414-9733
E-maiiwata@cameraclub2013.com

そろそろ仕事モードに。

仕事しないとね。

お盆が終わって猛暑も終わってそろそろ仕事が重なってくる時期です。

いい歳して気ままなフリーランスのカメラマンをしているわけですが、周りからは「そろそろ法人にして老後に備えたら」とか「スタッフを雇ってもしもの時に備えるべき」などの忠告が聞こえてくるわけです。

法人組織にすることが目的であれば、ブライダル、学校関係、家族写真のような誰でも撮影できて簡単でミスがそこそこ許されるジャンルを攻める方法があります。技術の未熟なカメラマンでもいいので手配はしやすくなりますからね。

コマーシャル関係なら、「ブツ撮り」ですね。ライティングさえ決めてあげれば後は流れ作業。早朝だろうが夜中だろうが仕事ができますので効率がいいです。

こう考えるとどれもあまり魅力的な仕事ではないんですよね。もう少しやり甲斐があって、達成感が得られて、多くの人の役に立って、自分の撮影技術も向上させていける。そんな仕事はフリーカメラマンとしてしか無いんですね。残念ながら。それがあるから今だにフリーランスのカメラマンをやってるわけです。

あれこれ考えても結論が出ませんので新しいギターを購入しました。

エピフォンel-00

「ギターを上達させるにはブルースがいい」という話がありますので、いつかはやってみたいと思いながら何度も挫折し、結局ダサい青春フォークやビートルズの好きなフレーズだけやるなんちゃってな状態を続けてきてしまいました。

ブルースといっても淡谷さんとか青江さんがやってるブルースとはちょっと違います。

クラプトン、ジミページ、ジミヘン、レイボーンなど僕が好きなギタリストの原点となっている方のブルースです。とくにデルタブルースがいいですね。

白人のカントリーミュージックとは違ってデルタブルースは黒人労働者の方達が生み出したものなので、ややダークで薄汚れていて悪魔的な不気味さもあって最初は取っつきにくいのですが、その飾らないリアルな感じが凄くカッコいいわけです。

ステージ上でスポットライトを浴びながら多くの観客を沸かせるようなものではなく、小さな酒場の片隅で数人の仕事仲間に向けて自慢の歌とギターテクニックを見せつけるというさりげない楽しみ方がいいですね。

さっきまで飲んでいたウィスキーボトルの先っぽやジッポーライターを使って乾いたスライドギターの音を奏でたりっていいですね。ピックはサムピックをつけるかもしくは無しか。このスタイルです。

なのにギターは安くない。

こうくると普通はギターも安物がいいとなると非常に助かるのですが、彼らブルースマンが好んで使用したギターが「ギブソンl-00」。このギブソンl-00は小柄なギターですが復刻版で軽く40万円を超えてきます。ビンテージなら桁を数えるのに時間がかかるくらいします。

こんな時はエピフォンに頼むしかありません。

するとありました。「エピフォンel-00」。「e」が付いているのはエピフォンの「e」なのか、エレアコの「e」なのかは知りませんがこのギターはエレアコです。

先ずは神様ロバートジョンソンのクロスロードブルースを練習してみます。

クリーム時代のクラプトンのクロスロードもカッコいいですが、先ずはロバートジョンソンからやってみます。

ピンマイク追加。

ピンマイクでインタビューも対談も万全に。

今までインタビュー撮影時はaudio-technicaの小型ステレオマイクロホン「AT9901」を使っていました。とても高音質な音声が録音できるのですが、欠点もありました。

 

ステレオなので、マイクの向きが変わると声質も若干変わってしまいます。インタビュー対象者は話すことに集中してますので胸元にマイクがあることは直ぐに忘れてしまいます。

体のあちこちを掻きだしたり、暑いからと胸元をバサバサして空気を入れようとしたり…。その度にマイクが外れたりウインドスクリーン(風防)が飛んで行ったりしますのでマイクの位置がズレることはよくあります。その度に声質が変わるのはちょっと違和感が出てしまいます。

 

ステレオなので、ピンマイクのわりには大きい。ウインドスクリーン(風防)を付けるとさらに存在感が増します。

黒いシャツなどでごまかせる時は気にならないのですが、白系の衣装に付けた時には目立ちすぎます。

 

そこで今回はさらに小型のaudio-technicaの超小型軽量マイクロホン「AT9904」にしました。

1人インタビューの時は1個でいいのですが、対談となるとガンマイクで2人の声を拾うという状況でしたが、この超小型軽量マイクロホン「AT9904」を2個購入して対談でも高音質な音声が録れるようになりました。

超小型なので胸元に付けてもそんなに気になりませんし、モノラルなので多少向きが変わってもほとんど声質に影響はありません。

 

ただ、録音機器が増えると編集作業が面倒くさくなるのでそれは困ります。2つのマイクを別々の収録機器で録ると後で位置合わせをしないといけないので、2つのマイクのミニプラグを1つにまとめてカメラに取り込めるようにしました。

音質が悪くなったりノイズが出るかなとも思いましたが問題なく録音できています。

ギフマチック 次のステージへ!

最新記事公開!

昨日久しぶりにギフマチック の最新記事が公開されました。店内が暗くて大変な撮影現場でしたので、どんな記事に仕上がるのか楽しみに待っていました。

春のバスケットボールの記事以降ご無沙汰でしたが取材態勢も整い今後も新しい情報を提供してくれるそうです。

さてこの「岐阜横丁」さんの撮影ですが、現場は予想通り猥雑で暗い。というかなり難易度の高い撮影となりました。取材オファーした5店舗を時間内にサクサクとこなしていかなければなりません。ということで、取り回しに時間がかかるモノブロックはやめてニコンのCLS(クリエイティブライティングシステム)の出番となりました。

ネーミングはかっこいいですが要はスピードライトを使ったオフカメラライティングです。軽いので持ち運びも楽です。お店の特徴でもあるアンバー系の色もある程度残すためには感度をやや上げておきたいため、スピードライトの光量は抑えめです。そのおかげでチャージの遅さはそれほど気にしずに撮影できました。

カメラマン廃業の危機

仕事が無い!

7月1日の時点で7月の予定は真っ白でした。毎日じめじめしていて気持ち悪い日が続いて営業する気も起こらず、お風呂のカビを掃除していました。「さすがにもうカメラマンで食っていくのは限界かな」「機材を売っぱらえば100万円〜150万円くらいにはなるかな」…

なんて考えていましたが、本日5日時点で来週と再来週の予定が埋まり始めました。どれも自分好みのやりたい仕事ばかりです。ありがたいことです。

動画の依頼も少しづつ入ってきます。動画の撮影や会席料理の撮影などは機材も大掛かりになるため1人でこなすのはとても大変です。動画の場合は重たい三脚に音声収録の機材や定常光の準備も必要ですし、会席料理の場合は少なくても4灯のモノブロックや大型のデコラ板にディフューザーなど機材を運ぶだけでヘトヘトになります。

いよいよカメアシ募集か?

最近は「カメラマンになりたいのでアシスタントにしてください」って人を見かけなくなりましたね。電気屋さんに駆け込んでカメラとレンズを購入すればカメラマンになれる時代ですからね。

でも僕はアシスタントから始めました。それも先輩カメラマンさんが車の免許の取り消しを喰らっていたため運転手からのスタートでした。名古屋の街を毎日車で走り回る日々でした。

その先輩からは撮影技術以外にもいろいろなことを学ぶことができました。出発前の準備、機材の片付け方、現像のテクニック、色について、カメラの歴史、カメラマンが登場する映画や小説…いろいろ教えてくれました。そのおかげで今とても現場で役に立っていますし、僕の言動にも強い影響が出ていると感じています。感謝しています。

20万円もあればカメラとレンズは手に入りますが、一番“重要な部分”は電気屋さんにもカメラ屋さんにも売ってはいません。

僕が今でも撮影の仕事をいただけるのは多分その“重要な部分”を多少教わったことが活かせているのかなと、今更思います。この先はどうなるかわかりませんが…。

 

 

スタジオ経験は必須

ブライダルカメラマンや家族写真や学校関係などのスナップを専門にしているカメラマンが増えていますね。もともとはどれも街の写真館さんがやっていた分野です。

デジタルの時代になって廃業する写真館が増え、結婚式場や学校関係の撮影を請け負う業者さんが安価でも仕事をしてくれるスナップカメラマンを使うようになりました。

僕の周りにも何人かスナップを専門にやってるカメラマンさんがいますが、彼らはスタジオ経験が無いことに多少負い目を感じてしまうそうです。写真の撮り方やどんな機材を使うかなんてYoutubeにたくさん答えがありますからわざわざスタジオに入ってクソ面倒くさいブツ撮りなんてやりたくないんでしょうね。

しかしブツ撮りは全ての撮影の基本だと思います。光の当て方、絞り値、カメラ位置、レタッチなど全てが学べます。人物のスタジオ撮影も外ロケにそのまま応用できます。

安価で仕事が取りやすいスナップから始めるのではなく、スタジオの撮影経験を積んでおいた方が後々どんな撮影にも対応していけると思います。

やりたい方いませんか?

現在ちょうどスタジオ撮影の仕事が増えてきそうです。撮影の基本から学ぶつもりでどなたかアシスタントとして仕事をしてみませんか?面倒くさい作業ばかりと思うかもしれませんが、絶対に後々役に立ちます。モデルさんの撮影はコミュニケーションもとれて楽しいですよ。

希望の方はいつでもご連絡ください。

名称カメラくらぶ
住所岐阜県岐阜市柳津町下佐波4-75
TEL090-1414-9733
E-maiiwata@cameraclub2013.com

適正な絞り値

 

難しい撮影

撮影というのは、絞りとシャッタースピードと感度を自分の好みに設定して露出を決めます。ストロボなどの照明を使う場合は光量の設定や光源の距離の調節が加わります。撮りたい構図に適したレンズを選びます。

決めることがたくさん有りますので、簡単に撮影できるようにはなりません。

正直言えば今でも「あの場面ではもっと絞らなといけなかったかな」とか「この写真はブレてしまって納品できないな」とかいうことはよくありますが…。

どんな場面でも瞬時に適正な設定に修正できるようになるには、やはり10年以上はかかるのではないかと感じます。

 

家族写真やイベントのスナップしか撮らない方はそんなことで悩むことは無いでしょう。背景がボケててややハイキー(明るく飛ばしめ)に仕上げればOKですからね。

開放辺りの絞りしか使いませんので、三脚さえいらなくなることも多いです。実に簡単な撮影です。

 

難しい撮影は、ディレクターさんからの指示のもと的確に撮影しなければならない撮影ではないでしょうか。

「モデルさんの撮影が終わったら料理を撮っておいてください」、「料理を撮り終わったら外観、内観を撮っておいてください」、「これは切り抜きで使用しますので切り抜きやすい背景で撮っておいてください」…。こちらの段取りは完全に無視され目まぐるしく指示が飛んできます。

部屋の電気を点けたり消したり、機材を片付けたり出したり、三脚を使ったり使わなかったり、その都度少しでも良い写真になるように瞬時に判断していきます。

体力も精神力もかなり消耗するのですが、僕はこういう撮影の仕事が一番好きですね。達成感が得られますし、帰宅後の発泡酒がいつもより美味しく感じられます。

まず絞り

露出を決める要素の中でも優先されやすいのが「絞り値」ですね。どのくらいボカすのか、あるいはくっきりさせるのか。

カメラのモニターでは細かくチェックができないため身体に染み込ませてしまわないと失敗してしまいます。

カウンターに並べたウィスキーボトルの銘柄はくっきり読めるようにしたいけど背景はガチャガチャしているのでボカしたいという状況はよくあります。

ボトルが複数の場合、真横1列に並べれば開放気味でもピントはきますが、少しでも前後させると若干絞らないといけません。

こういう繊細な微調節を現場で瞬時に行なっているわけです。

絞りが変われば当然露出も変わってしまいますのでまた設定し直しです。

ディレクターさんにキレてしまうカメラマンさんの話しをよく聞きますが、同業としてはわからなくもないわけですね。

でもそこはグッとこらえないと次の仕事はきません。

スタジオライティング

人物撮影のスタジオライティング

久しぶりに衣裳屋さんで撮影の依頼がありましたので、覚えも兼ねてライティングについてです。

バック照らしを両サイドから2灯、人物から見て右斜めから上下2灯(メイン光)、左サイドから1灯、合計5灯ライティングです。

人物が1人の場合はサイドをレフ板にすることもできますが今回は婚礼の前撮りですので2人です。

ですので、左サイドからも1灯当てて影になる部分を若干明るく照らします。

ブームスタンドを使ってトップライトを入れるとほぼ完璧になりますが、機材が増えればそれだけ転倒の危険性が増しますので今回はやめました。

その代わりメイン光上段のソフトボックスをやや下向きにしてカバーできればという感じです。

光のカットも重要

このバック紙は最初から光が当たっている感じがそのまま描かれているので、バック照らしの2灯は実は無くてもそれなりに背景が暗めのカッコいい写真は撮れます。

しかしそこは手を抜かずしっかり照明を当ててあげるとシャキッとした写真になります。さらにメイン光とサイド光が作る被写体の足元の影も和らげてくれます。

気をつけないといけないのは背景照らしの照明は被写体のすぐ横から背景に向けて当てますので、その光が被写体に直で当たってしまうことがあります。

狭い場所では特に当たりやすいです。

そんなときは黒ケント紙などで被写体に向かってくる光をカットしておきます。写真ではリフレクターに黒ケント紙をテープで貼ってあるのが見えます。

セッティングの順番

昔は1灯1灯露出計を使って光量や角度などを調節していましたが、デジタルカメラならシャッターを押せばモニターで確認できますので露出計は使わなくなりました。シンクロコードがいらないので現場もスッキリしています。

まずシャッタースピードを1/120秒に設定、感度をISO100に設定、絞りをf8〜f11辺りに設定。

背景照らしの2灯を炊いて背景の露出を決めます。明るめでも暗めでも好みで決めます。

次にメイン光の上下2灯の光量と角度と距離を決めます。400Wのモノブロックで1/4程度の光量だったと思います。

次にサイド光をメイン光の半分以下くらいに設定して角度と距離を決めます。

複数ポーズに対応可能

確実に撮らないといけないポーズは2〜3カットくらいですが、その場のノリで見つめ合ってもらったり背中合わせになってもらったり向かい合ったりいろいろなポーズを撮ってあげたいので、このライティングなら顔がどちらに向いていても光は補えているので、照明をいちいち気にしずにポージングの指示に集中できます。