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GFX50Sが実践投入できない憂鬱。

中判ミラーレスという微妙な位置

料理の撮影やスタジオでの物撮り、スタジオでのポートレートなどにこのGFX50Sを使ってみました。

確かにフルサイズセンサーよりもさらに大きなラージフォーマットセンサーの恩恵はあるにはあります。

集合写真ではその差は歴然となります。

色味に関しては、まだ自分が追い込めていないだけで使っていくうちに納得できる色味が出せるようになると思います。

他のカメラマンさんの外部ストロボを使った作例をいろいろ見てみたいのですが、ネット上にはほとんど上がってきません。

なぜか、風景写真や環境光を利用したポートレートばかりです。

このGFX50Sはスタジオでの使用よりストロボを使わない撮影の方が向いているのでしょうか?

ラージフォーマットが吐き出す高精細な風景写真。

バリエーション豊富なフィルムシミュレーションによるエモいポートレート。

この2つに尽きるわけです。

マウントアダプターのお陰で使えるレンズは多い。

ニコンFマウント変換アダプターでFマウントレンズが使えます。

現在の状況では画素数は2400万程あれば十分なのですが、稀にポスター用の撮影依頼が入ります。

屋内外で施設内でモデルさんを撮影して回るのですが、そんな時にGFX50Sが活躍できると思っていたのですがちょっと誤算でした。

ストロボ同調スピードが1/125秒以下なんです。

晴天時の屋外でストロボを効かそうと思っても絞り込まないといけなくなってしまいます。

センサーが大きいので仕方がないのかもしれませんが結果的にはニコンD850の方が出番が多くなってしまいます。

GX645AF用のHマウントレンズ

情報をググっているとGX645AFという中判カメラはレンズシャッター機だそうで、このカメラ用に発売された9本のレンズがGFX50Sでも使えるそうです。

このレンズを付ければ1/800秒まで同調するとのこと。

鼻息を荒げて早速調べてみると、入手困難な上Gマウント純正レンズよりも高額。マウントアダプターも必要。

もちろんオートフォーカスは使えない。

ハッセルの中判ミラーレスX1DⅡというの手もありますが、こちらも高額。

仕事の報酬とのバランスが悪い。

適材適所で使い分け。

5000万画素の高精細な画像が仕事ではまだ求められることは無いかもしれませんが、撮っててとてもワクワクして楽しいものです。

仕事の現場では使えない場面も多いカメラですが、適材適所で使い分けて楽しもうと思います。

「GFX50S MKII」の発売の噂もありますし、Gマウントレンズももっと出てくるはずですので、もう少しGFX50Sと向き合ってみようと思います。