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ハイスピードシンクロに挑戦!

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純正スピードライトでハイスピードシンクロ!

通常ではカメラのストロボ同調スピードは1/250秒程度です。これより早いと同調しません。そこでニコン純正のスピードライトを使いました。SU-800をカメラに装着してSB-910をメイン光として白背景紙にバウンスさせ逆光を作ります。これだけでもOKですが、アクセントにSB-900をアンブレラバウンスで弱く炊きました。

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このニコンのクリエイティブライティングシステム(CLS)を利用すると機材が非常に小さくなり狭い部屋でもライティングできます。難点はチャージに少し時間がかかることと、今回のようにハイスピードシンクロに設定すると極端にGN(ガイドナンバー)が落ちてしまうことです。

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高速シャッターで瞬間を捉える。

先ずカメラは三脚に固定してピント位置もマニュアルで固定しておきます。GNが落ちるため、ISOをやや高めの400にして絞りをf10にしました。多少位置がずれても成功の確率が上がります。激しく動く水を瞬間で差し止めるには1/4000秒という高速シャッターが必要です。右手にペットボトル、左手にリモートコードMC-36を持ってペットボトルを振りながらシャッターを切っていきます。モニターでピントを確認しながらペットボトルの位置を微調整していきます。

ハイスピードシンクロで撮影された写真は目では見れない未知の世界を覗いているようで楽しいですね。色の付いた液体やミルクのように少し粘度がある液体でも面白そうです。

撮影データ

1/4000s f 10 ISO 400

カメラ NIKON D810

レンズ Micro-Nikkor 105mm F2.8D

焦点距離 105mm

照明機材

スピードライトSB-910 スピードライトSB-900 コマンダーSU-800 アンブレラ リモートコードMC-36

水の造形

カメラを三脚に固定。水を入れたペットボトルを手持ちで振りながら、リモートコードMC-36でシャッターを切っています。