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2-WAY LEVELER

正確な水平が測れる撮影用水準器

マンフロットの三脚に付いている水準器があまりにもいい加減で使い物にならなかったため、カメラのホットシューに付けるタイプの水準器を購入しました。

先日取材撮影中に同行のデザイナーさんが、「これなんですか?」と尋ねてきたので知らない人もいるんだと戸惑いながら丁寧に説明してあげました。気泡が2本線の真ん中に来るように前後左右の角度を調節すると正確に水平出しができるというものです。

そもそも三脚を持っていない人には関係ないモノです。ライカが普及し始めて以来、手持ちの撮影スタイルが一般的になってしまっていますが、本来は三脚にカメラを乗せて構図を決めて水平出しをしてシャッターを押すというのが「撮影」という行為です。スナップ撮影というとほぼ手持ち撮影スタイルになると思いますが、たとえ手持ちだとしてもしっかり水平出しを意識して撮影すると安定感が出て「写真うまいね!」って言われるようになります。レンズが広角になればなるほど顕著に良し悪しが出ます。

スマホで写真を撮るときでも正確に水平出しするだけで、60万円の高級一眼レフの写真と大差ない写真になります。

最近竣工撮影の依頼が増えてきましたので、この2WAY LEVELERが活躍してくれると思います。竣工撮影は8割は広角レンズでの撮影ですので正確な水平出しは必須です。2WAY LEVELERですので2方向はこれで確認できますが、残りの1方向はファインダーを覗きながら自分で調節します。最初からファインダーを覗いて調節すればいいじゃんって思うかもしれませんが、超広角レンズの絵を水準器なしで水平出ししようと思うと意外に時間がかかるのです。3方向のうち2方向が正確に決まればあと1方向を調節するのは簡単です。