2023年11月03日

岐阜のカメラマンがステッチング

岐阜のカメラマンは祝日もブツ撮りの特訓中です。

ビートルズの新曲が発表されました。

ジョンレノンっぽい曲ですが、ビートルズっぽくはないですね。

仕方がないのでブツ撮りの練習をすることにしました。

大判カメラのシフトを使ったステッチング。

大判カメラとデジタルカメラを融合させることで画像を繋ぎ合わせるステッチングが簡単にできるようになりました。

ステッチングは風景をパノラマで高画質で撮りたい時によく使われますが、僕は風景を撮りに行かないタイプですので部屋でステッチングです。

ブツ撮りでもステッチングは使えます。

小さくて長細い被写体はどうしてもカメラを被写体に近づけたくなるので、歪みが目立ってきます。

中望遠で引き目で撮ってトリミングという手段もありますがかなりの画素数を無駄にしてしまいます。

「高画素のまま歪みのない長細い被写体の写真が必要」となった場合は大判カメラの出番です。

レンズは90mmf5.6ホースマンのレンズです。

f16まで絞っています。

大判カメラの90mmレンズは35mm換算で25mmくらいの広角レンズです。

Z9のフルサイズセンサーで使うと標準レンズになります。

フランジバックはかなり短い。

ジナーSの支柱があるとフランジバックを短くできないので、前フレームと後フレームを限界まで接近させられるように支柱は端っこに持っていきます。

これで90mmの広角レンズでも像を結ぶことができます。

アオリに関しては制限が出てしまいますが困るほどではありません。

左右にそれぞれシフトさせて3枚の画像を撮影します。

LIGHTROOMの写真合成でパノラマ合成して完成です。

この完成画像はブログ用にサイズダウンしていますが、実際の画像は80,000,000画素あります。

シフト量を少なめにして4枚5枚と枚数を細かく刻めばさらに高画素の画像ができあがります。

注意点

ステッチングをする場合はなるべく画像のズレを少なくして撮影しないと部分的に失敗することがあります。

シャッターを押す時もカメラは若干動いてしまうのでセルフタイマーを2秒に設定してカメラに触れずにシャッターを押します。

シフトでカメラを動かす時も慎重に動かさないといけません。

この緊張感が楽しい部分です。

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