2019年10月18日

12弦ギターのジレンマ

12弦ギターを弾いてみて分かったジレンマ

12弦ギターはとても綺麗な音が出るのでかき鳴らしているだけでも気持ちがいいのですが、いろいろ問題も出てきました。

主弦、副弦の2本を1本の指でしっかり押さえないと綺麗な音は出ません。12弦ギターは開放弦を利用するローコードが一番綺麗なのですが、このローコードが一番押さえにくいというジレンマ。

これに関してはインターネットで調べると、チューニングを半音下げて1フレットにカポを付けることでローコードを弾きやすくするという方法で解消している人が多いようです。

早速半音下げてカポを付けてみるとそこそこ弾きやすくなりました。

しかし、2つ目のジレンマ。

12弦ギターとカポの相性が悪い。

カポを付けると音がパツパツとこもってしまったり、強く付けると低音弦のチューニングが明らかに狂ってしまいます。もともと所有していた3種類のカポでそれぞれ試してみましたがどれも同じ現象です。

カポを付けるとチューニングが崩れるし、付けないとローコードが弾きづらい。12弦ギターが通常の6弦ギターに比べて安価なのは、こういう事情により人気が出ないということでしょうか?

しかし世の中には12弦ギターを使った名曲がたくさんあるわけで、弾ける人が特殊なのでしょうか?

解決方法やはりありました。

エリッククラプトンが使っていることで有名なイギリスのカポブランドG7th(ジーセブンス)。このG7thから12弦ギター用のカポがありました。

低音弦が狂いやすい原因は、主弦と副弦の太さが違うため通常のカポの様に均一の力で押さえると副弦の音が綺麗に出るころには主弦は既にかなりの力が加わってしまっていて音程が高くなってしまうということです。

これを解消するためにカポのメーカーが考えたのは弦に触れるシリコンかゴムみたいなものの素材を柔らかくして主弦に加わる力を軽減する方法でした。12弦ギター専用のカポはこういう仕様になっているわけです。

さらに特殊な加工をされたモデル

G7thの商品の中にさらに加工を施したものもありました。弦に触れる部分をギザギザにすることでさらに音程の狂いを軽減するというものです。

この溝にあわせて取り付けるのでやや面倒ではありますが、綺麗な音を出すためには必須アイテムです。値段も少々割高ですが迷いもなく購入できるレベル。

台風の影響で到着は少々遅れましたが、早速装着してみると…。

パーフェクト!

1フレットのカポを付けるとポジションマークに惑わされて弾きにくいので、全音下げチューニングにして2フレットにカポを付けてみました。こうすれば奇数フレットにポジションマークがくるので惑わされにくくなりますし、フレット幅も若干短くなりますので僕の小さな手でもコードを押さえやすくなります。

ギザギザのおかげで全ての音が綺麗に出てくれます。

楽器はチューニングから始まりますからね。これでまた当分遊べます。