2016年11月16日

子供の写真

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子供撮影はプロに頼む必要なし!

この時期は、七五三や遠足など子供を撮影することが多くなります。動き回る子供を撮影する時のカメラの設定はスポーツを撮影するときと同じです。シャッタースピードはできれば1/1000秒ほしいですね。晴天時であれば何の問題も無く撮影できます。実は曇天時でも絞り開放付近で撮影するので何の問題もありません。青空を入れて広く撮るなら順光、表情アップは逆光〜半逆光。これさえ覚えればどの場所でどのレンズでどう撮るかはほとんど決まります。

SNSが普及してから「子供撮影専門」とか「ママさんカメラマン」とか「子供をかわいく写真に残そう」などの言葉をよく聞く様になりました。それだけカメラマンさんがたくさんいるってことですね。それもそのはず。『子供の写真は簡単なので』。

 

まず表情。子供に「はい、笑って」なんて言っても笑いません。楽しければ勝手に笑います。笑顔の写真は誰が見ても良い写真に感じます。カメラマンの声かけなんて勉強する必要ありません。だから簡単なんです。

次に行動の予測。予測なんてできません。カメラマンが演出をする必要はありません。だから簡単なんです。

次にクレーム対応。良い写真が無いとか表情が良くないなどのクレームはカメラマンの責任回避がしやすいです。天候はなんともなりませんし、子供の機嫌もどうしようもありません。人見知りの子供の場合も親さんはそのことをよく知っています。だからクレームになりにくいです。

 

結局「数打ちゃ当たる作戦」をとることになります。フィルムの時代ではこの作戦はコストがかかりすぎるため使えなかったのですが、デジタルならなんの問題もありません。だから簡単なんです。

 

子供写真の撮り方を指南する新手の詐欺集団。

「数打ちゃ当たる作戦」で何枚か良い写真が撮れてしまうと彼(彼女)らは早速写真教室の講師を名のり始めます。自分よりレベルの低い方限定で生徒を集めて1人1000円〜3000円の単価になるようにお弁当つけたり茶菓子を付けたりあの手この手で生徒を集めます。もちろんお金のかからないSNSをフル活用。

簡単なポイントくらいただで教えてあげても良さそうなものですけどね。人に教える暇があるならもっと自分のスキルアップに時間を使うべきだと思うのですが…。