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お菓子のライティング

お菓子のライティングを確認してみました。

年明け早々にティラミスの撮影をしてきたのですが少々疑問に思う部分があったので部屋でライティングの確認をしてみました。

現場ではいつも通りディフューザー越しのサイド光1発で影の処理をレフ板で調節するというシンプルな撮影でした。

気になっていたのは被写体の奥にもう1灯ライトがあった方が良いのか否か。石鹸に見えますが僕の大好物の「白いダース」です。6面体なので光の当たり具合が分かりやすいです。

こんな感じのセッティングです。メインはサイドです。奥のソフトボックスはメインの1割ほどの光量です。

奥のライトはレフ板よりは若干強い程度の光しか出ていませんので露出は変わりません。画面全体が柔らかくなる効果があるようです。これ以上少しでも光量を上げると不自然な影が出てきてしまいとても厄介です。角度や距離を微調整しなければなりません。

お皿に乗せた場合は特に奥のライトは効果的だと思います。またスプーンやフォークなんかが食材の右に置かれると1灯では影に入ってしまいますが、奥のライトがあるだけで助かるかもしれません。

透過光としても最適。

空ビンでは効果が分かりにくいですが、液体が入っていた場合は良い感じに透過光となってくれそうです。

ねらった写真に少しでも近づけるようにライティングは妥協せずにやりたいものですね。このライティングもきっと仕事に活かせる時もあるはずです。