撮影テクニックアドバイス

写真は構図が命!カメラが上手くなるトレーニング法とは?

写真は構図が命!カメラが上手くなるトレーニング法とは?

カメラ好きの中には、「同じカメラを使っているのにあの人の方が上手」「どこか素人感が出てしまう」そのような悩みを抱えている人も多くいると思います。カメラは誰でも始められる気軽な趣味だからこそ、きちんと勉強してきた人とそうでない人との間には大きな開きがあります。生まれもってのセンスももちろん関係しますが、どれだけ多くの構図を知ってるかで作品の質が変わります。この記事では、構図にはどのような種類と、カメラが上手くなるトレーニング法をご紹介しています。「写真が上手くなりたい!」と思っている人にとっては有益な情報となっているので、ぜひ最後までお読みください。

構図の重要性

パっと見た時に、妙に違和感のある写真がありますが、その理由は明確で、要は構図が下手だから、といえます。これは感性というよりも、知識として身に付けておかなければいけません。カメラ初心者がよくやってしまうのが、毎度決まって被写体をど真ん中に配置することです。そうした構図がベストな場合もありますが、多くの場合、素人感が拭えません。ここでは、知っておくべき構図をご紹介します。

対角構図

どんなものを撮るときでも一番簡単にキマる構図が、対角線上に配置する方法です。まず、撮りたいメインの対象物を決めたら、対角線上にセットする何かを置きましょう。そうすることで全体的なバランスがよくなります。

三分割法

対角線を意識した構図と同じくらい重宝するのが、こちらの三分割法です。三分割法もとてもシンプルで、撮りたい被写体を見出したら、頭の中で縦と横に三分割する線を引きます。なお、この線は、カメラの機能に搭載されている場合がほとんどですので、設定して常に表示させておいてもよいでしょう。

その縦横の線が垂直に交わる箇所に一番写したいものを配置すると、大変バランスのいい写真が撮れます。三分割法を使うのに適した例が、地平線が見える海。空と海の境、砂浜と海の境を線上に置くと、まとまった写真になります。三分割法を使うときは、水平、垂直を意識してください。

額縁構図

額縁構図はその名の通り、メインの被写体を額縁(又はその代わりになるもの)で囲う方法です。実際にそこに窓枠などがあれば分かりやすいのですが、そういったものが無くても影などで作られた部分を活用することもできます。少し高度なテクニックになりますが、コツを掴んだらワンランク上の写真を撮ることができるようになります。

シンメトリー構図

シンメトリーを訳すと「対称性」という意味になります。上下左右に分けた空間に、対称の物を持ってくる構図です。分かりやすい例でいうと、春になると見ることができる桜の並木道は、左右に植えられていることが多いので、簡単にこの構図を試すことができます。また、水面に反射している風景を、実際のものと上下セットで写すのもオシャレです。

写真を見たときに「この写真バランスがいいな」と思ったら、それがどのような配置になっているのか注意して見てみましょう。一度構図について勉強すると、雑誌に載っている写真などでも、どのような構図テクニックを使っているのかが分かってきて、また違った楽しみ方ができます。

カメラが上手くなるトレーニング

自分が惹かれる写真を100枚集める

特に初心者の方に試していただきたいことが、 自分が惹かれる写真を100枚集める、というトレーニングワークです。ネット上にある素材をたくさん見比べて、自分が好きなものを見つけたら1つのフォルダに集めていってください。

そうして集まった100枚の写真を見た時に、共通点を見つけることができると思います、例えばそれが、コントラストのはっきりした写真なのかもしれませんし、彩度の低い写真かもしれません。自分の好みの写真の特徴が何なのか、分析してみてください。その上で、自分が撮った写真と見比べて、どこが出来ているのか、何がどう足りないのか、そうした課題が自然と浮かび上がってきます。

一つの被写体を色々なアングル、設定で撮る

同じ被写体でも、上から撮ったものと下から撮ったものとでは全く別の印象になります。また、順光や逆光、半逆光でも大きく変わります。一つのものをさまざまな角度から撮ってみることで、光の入り方や構図などを勉強することができます。机上で勉強するのはもちろん大切ですが、実際にカメラを手にとり撮影するのとでは、得られる情報量が違います。

まとめ【カメラ上達には努力が必要】

「カメラはセンスの問題」と言う人がいますが、たしかにその通りなのかもしれませんが、それよりもなによりも、どれだけ撮影のテクニックを知っているかがキーになります。センスがない人でも、構図や色の知識を増やすことで、人の心を惹く写真を撮ることができます。たくさんインプットをした後は、実際に手を動かして色々と試してみてください。

岐阜県にある商品撮影代行をしているカメラくらぶは、”売るため”の写真撮影を行っています。商品をより魅力的に見せ、購入に繋げることが目的です。商品撮影に特化しておりますので、照明の当て方、距離、強さ、色、使用するレンズ、カメラ位置、背景、小物、部屋の温度…様々な要素をベストな状態に組み合わせて完成させることができます。商品撮影に手こずっていた方は、ぜひ一度ご相談ください。

【料理を撮影する7つのコツ】これを知っておくだけで圧倒的に差がつく!

【料理を撮影する7つのコツ】これを知っておくだけで圧倒的に差がつく!

料理がテーブルに運ばれてきたとき、恐らくそのテーブルに座っている半分以上の人は、カメラを取り出して料理の写真をパシャパシャ撮り始めると思います。そんなとき、目の前にある料理はすごく美味しそうなのに、なかなか写真だと伝わらず、残念な気持ちになることはありませんか。料理の写真は上手に撮れるようになれたら嬉しいものです。そこでこの記事では、初心者でも上手に料理の写真が撮れるテクニックを7つご紹介します。これらのテクニックを駆使して、写真のクオリティがアップすること間違いなしです。ぜひ実践してみてください。

自然光を取り入れる

料理を撮影するときに一番大事なのが自然光です。その料理の自然な色合いをそのまま残すことができるので、美味しそうに撮影できます。余裕があるなら窓側に持って行って撮影するとよいでしょう。室内の照明によってもだいぶ違った印象になりますので、光の種類にも気を配ってください。

料理に限らず室内で撮影する際は、フラッシュは控えましょう。フラッシュをたくことで不自然な光が入ったり、色が飛んだりしてしまいます。暗い場所で撮影するときは、どうしても手振れが気になるものですが、ISO感度を上げて撮影すれば、だいぶ解消されます。

料理以外は写さない

料理の撮影でついついしてしまいがちなのは、背景にいらないものが写り込んでしまうケースです。テーブルの上はおしぼりだったり、爪楊枝だったり、さまざまなものが置かれています。良い写真を撮りたいのであれば、めんどうでもそうした邪魔なものは全て避けて撮影しましょう。なお、定食についてくるお漬物やお吸い物は背景として写っても、気にしなくても大丈夫です。

シズル感を意識する

シズル感とは、臨場感溢れる様子を表現した言葉です。食べ物を撮影する上で、このシズル感は非常に大切にされています。例えば鉄板の上に乗せられてきたお肉を撮影するときには、最初の数秒が命です。鉄板から立ち昇る湯気、きらきらと輝きながら流れる肉汁、それに華を添える付け合せ、これらをいかにも美味しそうに撮影することが、臨場感溢れる写真になります。ただし、全てにおいて、料理が出されてすぐに撮ればいいというわけでなく、料理によって撮るべきタイミングは違いますので、感覚を磨いていきましょう。

斜め45度で撮る

料理は高さを出すと美味しそうに見えるため、料理人も盛り付けの高さにはこだわります。斜め45度から撮影する理由は、写真の中で立体感を表現することができますし、実際に料理を頂く時と同じくらいの角度となり、よりリアリティを演出することができます。

メインを決める

定食などでは特に一枚のおぼんに乗せて運ばれてくることが多いものですが、そういった状況ではついおぼん全体を入れて撮影しがちです。その定食の記録をするのであれば問題ありませんが、美味しそうに撮れるとは限りません。そこで実践していただきたいことが、自分が一番惹かれるメインの料理に思いっきり寄って撮影する方法です。お皿が少し切れるくらい、極端に撮ってあげると、インパクトのある写真に仕上がります。

縦にして撮る

多くの人はカメラを横向きにして撮影していると思いますが、いつもと違った雰囲気の写真を撮りたいときは、ぜひカメラを縦にして撮影してみてください。奥にも料理が並べられている状態で、手前の料理にピントを合わせると奥行きが生まれ、一枚の写真にメリハリがつきます。横で撮ってしっくりこないとき、ぜひ縦でも試してみてください。

写る料理の数で配置を考える

カメラ撮影で大事なのは構図です。構図には美しく見えるルールがあります。例えば写したい料理が二つある場合、それらを対角線上に並べ、手前にピントを合わせると、バランスの良い写真になります。対象物が三つある場合は交互に並べて配置します。これは料理を撮影するときによく使われる構図で、 三角構図と言います。料理の配置に困ったときは、この三角構図になるよう並べましょう。

まとめ【食べ物の撮影はテクニックが必要】

スマホ片手に気軽に撮ることが多い料理ですが、テクニックを知っていれば何倍も良い写真を撮影することができます。それも、何か特別な機材が必要なわけではなく、角度を変えたり構図を工夫したりするだけです。今回ご紹介したのは今日から試せるテクニックばかりですので、ぜひ実践してみてください。

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【ポートレート撮影のコツ】テクニックよりも大事なのはコミュニケーション

【ポートレート撮影のコツ】テクニックよりも大事なのはコミュニケーション

人が写っている写真のことをポートレートと言いますが、人を撮影するのは簡単そうですごく難しいんです。モデルでもない限り、撮られることに慣れていない人が多いので、いざ撮影します、となったときに自然な笑顔を出せません。そこでこの記事では、上手にポートレートを撮影するコツをご紹介します。人物撮りが難しいと感じていた人はぜひ参考にしてください。

ポートレート撮影のコツ

背景をぼかす

一眼レフの写真と聞いたら、人物にピントが合っていて背景がぼやけているものをイメージする人が多いのではないでしょうか?ありきたりなテクニックですが、背景をぼかすだけで一気に素人感が抜けます。これは一眼レフにしか出せない味。初心者はオートで撮ることが多いと思いますが、難しい設定をしなくても自然に背景をぼかしてくれるカメラもたくさんあります。

手前の目にピントを合わせる

被写体がレンズに向かって斜めに立っているときは、手前の目にピントを合わせるようにしましょう。奥の目にピントが合うと、写真を見た時にどこか違和感が残ってしまいます。ちなみに、正面を向いている場合は、特に神経質になる必要はありません。

半逆光で撮る

「逆光=失敗の写真」と思うかもしれませんが、半逆光もしくは逆光で上手く撮影できるようになると、腕がグッと上がります。初心者にはまずは半逆光から挑戦してもらいたいのですが、半逆光とは順光(正面から光が当たっている状態)と逆光の中間のこと。最近のカメラは、半逆光でも顔認識システムにより自動的に顔の周りが暗くならないように調整してくれます。順光で撮影するのも悪くはないのですが、まぶしそうな表情になり、 明暗がはっきりとするので、どこかきつい印象の仕上がりになってしまいます。半逆光の方がより人物が柔らかい雰囲気、そして立体的に写るのでおすすめです。

白い手袋をはめて撮影する

人物写真で表情を美しくイキイキとした印象にするために、目の中に光が写りこむように撮影することが非常に大切になってきます。そこでテクニックとして、白い手袋をはめて撮影に挑んでみてください。手袋の白が瞳の中に写り込み、潤いのある印象を作り出すことができます。これがいわゆるレフ版効果といわれるものです。ドラマの撮影などで必ず近くにレフ板があるのは、こうした理由によるものです。このように、趣味でカメラを触るだけなら、レフ板のような大掛かりなものを準備せずとも、白い手袋で簡易的に代用できます。

頭を少し切る

被写体を枠いっぱいで撮りたいときにやりがちなのが首切り。首の下で切ってしまうと、どうしても違和感の残る写真になってしまいます。そんなときに試していただきたいのが頭を少し切るテクニック。小顔効果もありますし、親近感の生じる写真になります。

緑を背景に入れる

「人物×緑」の相性は抜群。背景に緑を入るだけで、美しく爽やかに感じます。ポートレート撮影用のスタジオの背景に、よく観葉植物が置かれているのは、こういった理由からです。外で撮影するときは、草木が生えている場所を選ぶといいでしょう。

全身写真の撮影は全てを入れる

全身のポートレート写真の場合、体の一部が少しだけ切れるような構図は避けましょう。例えば、足首の下が切れていたり、帽子が切れていたりすると、どうしても違和感が残ります。全身を撮影するときはどこも切れないように収めるのがポイントです。

モデルをリラックスさせるテクニック

カメラを使うテクニックも大事ですが、それ以上に大切なのは、いかにモデルにリラックスしてもらえるか、がカメラマンの腕の見せ所。 モデルでもない限り、「笑って」と言われて自然に笑える人はそうそういないでしょう。撮影が苦手な人もたくさんいるので、会話でモデルをリラックスさせてあげましょう。

無言撮影はNG

撮影に真剣になりすぎて無言になることだけは避けましょう。無言で撮影を続けられると、どうしたらいいのかモデルも分からなくなります。普通の会話をしながら、ふっと出た笑顔をカメラに収めるのがカメラマンの仕事です。コミュニケーションをしっかりと取って、お互い気負わずに撮影できたら成功です。

人の少ない場所を選ぶ

撮られることに慣れていない人は、人混みの中での撮影に少なからず抵抗があります。そういった場合は、人通りの少ない落ち着いた場所を撮影場所に選びましょう。モデルが人の目を気にせず、撮影に集中できる環境を整えましょう。

まとめ:ポートレート撮影にはコツがいる

人物の撮影は物体を撮影するよりも難易度は高いです。カメラを使いこなすテクニックはもちろん大事ですが、それ以上に、モデルとコミュニケーションをしっかりと取り、自然な笑顔を引き出す力が必要になってきます。楽しく撮影することを心掛けていれば、必ずいい作品ができます。

岐阜県にある商品撮影代行をしているカメラくらぶは、”売るため”の写真撮影を行っています。商品をより魅力的に見せ、購入に繋げることが目的です。商品撮影に特化しておりますので、照明の当て方、距離、強さ、色、使用するレンズ、カメラ位置、背景、小物、部屋の温度…様々な要素をベストな状態に組み合わせて完成させることができます。商品撮影に手こずっていた方は、ぜひ一度ご相談ください。

スピードライトでイメージ広告!

スピードライト2灯でイメージ広告を作ってみた。

年明けから暇な日が続いていたので、スピードライトのハイスピードシンクロを使ってイメージっぽい写真に挑戦してみました。どことなく強引で荒削りな感じの仕上がりですが、スピードライト2灯のみでそこそこ良い感じです。合成をもっと丁寧にやらないといけませんね。

背景の水しぶきはお風呂場で。

水しぶきはシャワーの水を撮影しました。フィルム時代ならジェネレーターの光量を小さくして閃光速度を極端に早くするとか、全速同調のレンズシャッターのカメラを使うとかの方法があると思いますが、どうしても大掛かりになる上にビニールシートを敷いたり発光面に色付きのセロハンをかぶせたりと何かと大変でした。

スピードライトのハイスピードシンクロを使えばそこそこ高速シャッターが切れますので、水の動きを止めることができます。色も後から変えられます。ですので、シャワーから出る水を手持ちのカメラで数枚撮っておきます。

金麦はガンガンに冷やしたものを常温に置いておくという手もありますが、時間短縮のために鍋でお湯を沸騰させてその蒸気を20秒ほど当てると簡単に水滴がつきます。切り抜き前提ですので、影の出方は無視してなるべく切り抜きしやすいように輪郭が出るように撮影します。

あとはPhotoshopで合成するだけです。シャワーの水滴を部分的に金麦にかぶせるところがミソなのですが、右の金麦を縮小して遠くにあるように見せたのに、シャワーの水滴のかぶせ方を間違えてしまい少し違和感が残ってしまいました。

あまり使う機会は無いと思いますが、完成イメージにどこまで近づけられるかを確認しながらトレーニングをすることは大切ですね。

 

お菓子のライティング

お菓子のライティングを確認してみました。

年明け早々にティラミスの撮影をしてきたのですが少々疑問に思う部分があったので部屋でライティングの確認をしてみました。

現場ではいつも通りディフューザー越しのサイド光1発で影の処理をレフ板で調節するというシンプルな撮影でした。

気になっていたのは被写体の奥にもう1灯ライトがあった方が良いのか否か。石鹸に見えますが僕の大好物の「白いダース」です。6面体なので光の当たり具合が分かりやすいです。

こんな感じのセッティングです。メインはサイドです。奥のソフトボックスはメインの1割ほどの光量です。

奥のライトはレフ板よりは若干強い程度の光しか出ていませんので露出は変わりません。画面全体が柔らかくなる効果があるようです。これ以上少しでも光量を上げると不自然な影が出てきてしまいとても厄介です。角度や距離を微調整しなければなりません。

お皿に乗せた場合は特に奥のライトは効果的だと思います。またスプーンやフォークなんかが食材の右に置かれると1灯では影に入ってしまいますが、奥のライトがあるだけで助かるかもしれません。

透過光としても最適。

空ビンでは効果が分かりにくいですが、液体が入っていた場合は良い感じに透過光となってくれそうです。

ねらった写真に少しでも近づけるようにライティングは妥協せずにやりたいものですね。このライティングもきっと仕事に活かせる時もあるはずです。

反射の激しいボトルの商品撮影

アデノバイタル-0001

難しい条件の撮影

この時期は入学式の撮影で忙しいのですが、企業さんも新商品の発表が多いようでお化粧品の商品撮影依頼が増えてきます。この写真のスプレーボトルは知り合いの美容師さんにいただいた頭髪ケアスプレーですので仕事とは関係ありません。ライティングのセッティング時に仮で撮影したものです。

お化粧品は商品撮影の中では定番の商品ですが、素材が様々でなかなか難しい撮影です。透明やアルミのボトル、光沢のある化粧箱、シルバーやゴールドもよく使われています。

この写真のように縦に細長い場合は光源の写り込みを利用しています。ソフトボックスを被写体の左斜め少し前に平行に立てて写り込みが真っすぐなラインになるように位置を決めます。右側の写り込みは壁バウンスかレフ板で写り込みを確認しながら決めていきます。素材によって位置が変わります。

アクリル板への写り込みも作る

化粧品の場合は商品が底面に写り込むと良いイメージになります。フォトショップで後付けすることもできますが、撮影時にやっておいた方が楽だと思います。僕は白い紙しか持っていませんので、紙の上に透明のアクリル板を乗せて写り込ませています。

撮影データ

1/125s f 16 ISO 200

カメラ NIKON D810

レンズ AF Micro-Nikkor 105mm F2.8D

焦点距離 105mm

照明機材 ジェネレーター ヘッド2灯 モノブロック400W レフ板 透明アクリル板 ディフューザー

アデノバイタル

アパレルのブツ撮り

アパレルの商品撮影です。

アパレル企業さんからの依頼で商品撮影をしています。アパレルの撮影はジュエリーや腕時計とは違い、写り込みやハレーションの心配はほとんど無いのですが、このようなブラックフォーマルの場合や真っ白なブラウスなどの場合は素材感が出しづらいため非常に難しい撮影です。柔らかい光を作るのですが、光を回し過ぎても素材感が出ません。ある程度の影を作りながら立体感も出したいところです。

向かって左サイドから被写体に向けて(若干芯はずらしています)上下に配置した傘トレをメインにして、右サイドは大きめのレフ板のみにしました。このレフ板の距離とメイン光の角度の調節で素材感が分かりやすくなるバランスを微調整していきます。

今回は白背景の角版という指示でした。背景にも照明が無いとグレー背景になってしまいますので、左右1等ずつ均等に当てています。ここでの注意点はこの背景を照らす光が被写体に当たらないように黒ケント紙やレフ板などを利用してカットします。被写体の露出と背景の露出を完全に分けて計測します。

Amazonや楽天等のネットショッピング用の撮影ではよく白背景の角版という要望が多いです。キレイに白背景を作るには背景を均等に照明を当てるために背景用に光源が2灯必要です。メイン光だけでは被写体と背景に少なからず距離はありますのでどうしても背景はグレーになります。メイン光しか機材が無い場合は被写体を切り抜き白背景に合成するという手間がかかるということです。

天井が白い場合は天井バウンスを利用して背景と被写体の露出を合わせることもできるのですが、アパレルの場合は生地の素材感は出にくくなってしまいます。

アパレル

光沢のある球体の撮影

光沢のある球体の撮影方法

けん玉1

岐阜県地域しごと支援センターさんのポスター用に鉄のけん玉の撮影をさせていただきました。各務原の企業さんの出展用に特別に作られた鉄のけん玉だそうです。まずはその作りの精巧さに圧倒されます。ひもを通す穴も開けられていますのでけん玉として遊ぶ事は出来そうですが、重た過ぎて現実には無理っぽいですね。ここまで精巧に鉄を加工する技術ってすごいですね。

ただこれを撮影するのもなかなかの技術とアイデアが必要になります。通常は上の写真のように球体部分が鏡面反射しますので、撮影者は勿論、現場にあるものほとんどが写り込んでしまいます。

で、撮影したものが次の写真です。

けん玉

なんとか鉄の質感は出せたのではないかと思います。細かい傷が目立ってしまいますのでPhotoshopでのゴミ取りが必要ですが、この方法しかないのではないかと思うのですが…。

撮影方法

ではどのように撮影しているのかと言いますと、LEDの懐中電灯にディフューザーを付けて棒状のライトセーバーを自作しました。先ず全面を黒い布で覆います。三脚のシルバーの部分にも黒い布を巻き付けて反射しないようにします。自分も黒い服に着替えます。左手に黒い手袋を付けます。シャッタースピードを25秒に設定してシャッターを押してからシャッターが閉まるまでの25秒の間、ライトセーバーを被写体の横で上下させます。ハイライト部分の面積はライトセーバーを振る位置をずらしながらちょうど良い位置を探します。

普通にアンブレラやバンクボックスを使うとどうしても発光面の境目がくっきり出てしまいますし、光が強すぎると黒布も照らされて写り込みますし、光が弱すぎると球体の右側が黒くつぶれて周辺と同化して球体がしっかり出てくれません。

ライトセーバーなら、ハイライトにしたい部分を重点的に照らしながら少し上部を照らすだけで球体の輪郭が少し出てくれます。何度か微調整しながら撮影していきます。スローシャッターの場合バックモニターに映像が出るまでシャッタースピードと同じくらいの時間がかかりますので、ワクワクしながら映像を待ちます。

ハイライト部分は後で合成して調節することもできますので、カメラ位置がずれないように三脚に重りをぶら下げるなどしてしっかり固定しておいた方がいいです。

結局、合成するまでもなく多少のゴミ取りでOKをいただきましたので、思ったより早く終了いたしました。

僕の部屋までお持ち頂いた担当者お二人は、岐阜県からの働き手の流出を少しでも食い止めながら、他県の方へ向けて岐阜県で働く事に魅力を感じていただけるよう日々奮闘されているようでした。岐阜県には残すべき伝統文化もまだまだありますし、国内シェア100%を誇る工業製品を作る企業もあるのだそうです。僕の技術はまだまだ未熟ですが、鉄のけん玉のようにもっともっと磨きをかけていかなければと思います。

撮影データ

25s f 25 ISO 250

カメラ NIKON D810

レンズ Micro-Nikkor 105mm F2.8D

焦点距離 105mm

照明機材 LED懐中電灯

ハイスピードシンクロに挑戦!

水の造形-0001

純正スピードライトでハイスピードシンクロ!

通常ではカメラのストロボ同調スピードは1/250秒程度です。これより早いと同調しません。そこでニコン純正のスピードライトを使いました。SU-800をカメラに装着してSB-910をメイン光として白背景紙にバウンスさせ逆光を作ります。これだけでもOKですが、アクセントにSB-900をアンブレラバウンスで弱く炊きました。

水の造形-0003

このニコンのクリエイティブライティングシステム(CLS)を利用すると機材が非常に小さくなり狭い部屋でもライティングできます。難点はチャージに少し時間がかかることと、今回のようにハイスピードシンクロに設定すると極端にGN(ガイドナンバー)が落ちてしまうことです。

水の造形-0002

高速シャッターで瞬間を捉える。

先ずカメラは三脚に固定してピント位置もマニュアルで固定しておきます。GNが落ちるため、ISOをやや高めの400にして絞りをf10にしました。多少位置がずれても成功の確率が上がります。激しく動く水を瞬間で差し止めるには1/4000秒という高速シャッターが必要です。右手にペットボトル、左手にリモートコードMC-36を持ってペットボトルを振りながらシャッターを切っていきます。モニターでピントを確認しながらペットボトルの位置を微調整していきます。

ハイスピードシンクロで撮影された写真は目では見れない未知の世界を覗いているようで楽しいですね。色の付いた液体やミルクのように少し粘度がある液体でも面白そうです。

撮影データ

1/4000s f 10 ISO 400

カメラ NIKON D810

レンズ Micro-Nikkor 105mm F2.8D

焦点距離 105mm

照明機材

スピードライトSB-910 スピードライトSB-900 コマンダーSU-800 アンブレラ リモートコードMC-36

水の造形

カメラを三脚に固定。水を入れたペットボトルを手持ちで振りながら、リモートコードMC-36でシャッターを切っています。

グラスの曲線をシルエットで表現する。

グラスシルエット-0001

黒ケント紙で不要な光をカット

グラスは透明でしかも丸みがあるため通常のライティングでは照明機材が反射したり、すれ傷や指紋が目立ってしまったりしてうまく撮れません。そこで、この写真のようにグラスの輪郭が出るライティングをするとグラスの曲線が強調され特徴がよく伝わります。グラスの奥にソフトボックスをカメラに向けて配置して、ソフトボックスの中心部分だけを黒ケント紙で隠します。両サイドからわずかに漏れる光でグラスの輪郭だけを照らします。

グラスシルエット-0003

上の写真のように黒レフで左半分の光をカットすると左右対称に面白い表現ができます。グラスの柄の部分はガラスがレンズの役割をするので左右が反転して写ります。

撮影データ

1/125s f 7.1 ISO 50

カメラ NIKON D810

レンズ PC Micro-Nikkor 85mm F2.8D

焦点距離 85mm

照明機材 モノブロック400W 黒レフ

グラスの曲線

光沢のある黒アクリルに透明のグラスを乗せて鏡面反射も利用しています。