2017年01月04日

デジイチ動画の30分制限を解決!

ATOMOS NINJA BLADE

ninja-blade画像

動画撮影を行う上で大きな悩みがありました。イベントの撮影にしても商品説明用の撮影にしてもカメラ1台(キャノンxc10)だけでは物足りない動画になってしまったり、音声はICレコーダーで別録しなくてはならなかったりします。カメラ2台で行う場合、1台はキャノンxc10を三脚固定で定点撮影(音声もこちらを使用)、ニコンD810をレンズ交換しながら被写体を追いかけていました。一眼レフ動画は30分以上の連続撮影ができない(フルHDは20分)という制約があるため定点には使えませんでした。一眼レフではピント合わせが非常に難しくどうしてもミス動画を量産してしまいます。

そんな悩みを解決してくれたのがこの「NINJA BLADE」です。外部モニターでありながら収録もできるというものです。カメラ本体の録画機能は使わなくてもいいので30分の制限から解放されるわけです。しかもカメラ本体がメディアに収録する場合は圧縮率の高いコーデックが行われているのですが、この「NINJA BLADE」はHDMIを介して表示された画像を最適な方式でSSDメディアに収録するため画質の向上も期待できます。

これを導入するとニコンD810+NINJA BLADEを定点にして、ピント合わせが楽なキャノンxc10を被写体を追いかけるのに使うことが出来ます。

もう一つの悩み

これで、動画撮影の悩みは解決できたのですが、僕のようなフリーカメラマンは本業である静止画も一緒に求められることが多いです。残るカメラはニコンD4とニコンDfですが、この2台は画像処理エンジンEXPEED 3を搭載していて、性能としては問題ないのですが、イマイチ色が好みじゃなかったのです。ピクチャーコントロールでいろいろ試してはいるのですがなかなか好きな色になりませんでした。やはりニコンD810のポートレイトモードにコントラストと輪郭強調をすこしずつ上げた感じがベストなんですね。

もう一つの決断

好みの写真が撮れないカメラを持っていても出番が無いので、思い切って手放すことにしました。そのお金でニコンD810をもう1台購入しました。これでニコンD810の2台体勢となります。動画も静止画も気持ちよく撮影できます。

さらにNINJA BLADEにはニコンD810で使用しているバッテリーが使えるアダプターが付いています。バッテリーが共用できることは大きな安心感が得られます。考えてみるとニコンD810、ニコンD4、ニコンDf、キャノンxc10これらのカメラはすべてバッテリーが違うのでそれぞれに予備を揃えないといけないというジレンマがありました。部屋の中は違うタイプの急速充電器が転がっていてとても嫌でした。この悩みも一気に解消できました。

NINJA BLADEについてのレビューも近いうちに出来ればと思います。